見出し画像

ビットコインの通貨としてのポジションを考えてみた。

 前に、ビットコインの相場変動を他の通貨と比べてみるのをやってみましたが、そのときに、ビットコイン経済圏を一つの国と見立てて、今後どうなるかというのを見てみるのも面白いかもしれないと思い、この記事を書いています。

 あまり難しいことは分かってないので、私の理解の範囲というか単純な比較を使って考えてみます。以下の記事にビットコイン世界通貨ランキングという話がありましたのでこれをベースに考えてみたいと思います。

 この時点での順位は以下でした。

世界通貨ランキング(ビットコインベース)

 2021年2月の時点でのビットコインの順位は14位でした。ロシアルーブルを追い越した、というような規模ですね。しかし、2022年にダダ下がりしたので、2022年12月時点ではどうなっているのか見てみました。

世界通貨ランキング(ビットコインベース)
出展:https://fiatmarketcap.com/

 この記事を書いている時点では28位です。大分落ちましたね。少し他の国の順位も見てみましょう。上位の順位はほとんど変わっていませんが、ブラジルレアルと台湾ドルが入れ替わっています。
 これを見るとビットコイン経済圏はずいぶん縮小しています。1位は中国元です。この表はビットコインベースなので、ビットコインベースで比較すると中国元は約3倍に時価総額を増やしています。では2位の米国はどうでしょうか。約3.3倍に時価総額が増えています。順位は変わりませんが中国より時価総額の伸び率が良かったようです。
 3位ユーロは約2.7倍、4位日本円は約2.3倍です。

 ということは、想像通り、時価総額の伸びはビットコインベースだと
  米国>中国>欧州>日本>>>ビットコイン国
 という感じです。2022年はビットコイン経済圏はずいぶん縮小しました。一方、米国はのびがよく、中国は1位を保ったが米国の勢いには負けたということになります。

 これは単に通貨の時価総額ランキングを比較しているだけなので、ある指標の一つに過ぎないのですが、傾向をつかむには面白そうです。2022年はバブルの逆回転という雰囲気が漂いましたが、中国より米国が元気、欧州と日本はあまり元気が無いということのようです。皆さんの印象と近い物があるのでは無いでしょうか。この順位をみて、やっぱりそうだよなと感じる人はそれなりにいそうです。コロナ後に近づいていますが、コロナ後半よりコロナ禍の方が株式市場は好成績であり、ビットコイン経済圏も元気でした。この先、コロナがこのまま収束していくか予断を許しませんが、コロナ後、この順位がどう変動しているのか気になります。
 
 今のところ、国の経済規模についてはいろいろな指標や雰囲気がつかみやすく、情報があふれているので、なんとなくこの先どうなりそうかというのが考えやすいですが、ビットコイン経済圏についてはその点がとても難しいところです。
 これを説明出来るとすごいのですが。残念ながら私の知識ではほとんど分からないのが現状です。ビットコイン経済圏に興味ありありなので、この部分をどう考えるかは少し悩んでみたいと思います。2023年はビットコイン経済圏が再び浮上して欲しいという希望をこめて。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?