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リードギターって何弾いてるのが正解なの?問題。

まいどですー

Crying Old Menのコッシーです。

新年始まってしばらくたちますが、未だに諸々の書類で「2019年」って書きそうになってる病がなおりません。

そんなわけで(?)今日は音楽理論の話をします。主にギター弾く人向けの内容なので、分かる人にはわかればいいなーという感じで見てもらえるとありがたいです。

ちなみに写真は以前バンドメンバーで食べた痛風鍋です。美味しかったけど、今回の内容とは関係ないです。長いので2回に分けますが、最終的に何が出来るようになるかと言うと、表題のあれですね、『リードギターって何弾いてるのが正解なの?問題』の1つの答えです。



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ギタリストにしか伝わらないコード理論講座(前編)


まえがき

3度とか5度とかなんなの美味しいの?コード弾きしてればいいんじゃないの?みたいなギタリストに送る「ギタリストが弾いてるコードってこういうこと」っていうのをザックリ説明します。
ぶっちゃけ「私はこう覚えてる」ってだけで、最適解は他にもあるけど、白鍵黒鍵もなければ、管楽器みたいなキーもない、半音階に全てを捧げてるギターなんて楽器を弾いてると、あんまり考えないでも弾けちゃうもんなので、そこをあえて他の楽器に(しゃあなしで)合わせてやるみたいなスタンスの考え方です。
ただし、「他の楽器」にはチューニングが取りづらいでお馴染みの「Vocal」って楽器も含まれているので、どっちみち知ってたほうがいいよねみたいな、え、まえがき長くない?

一章,Cメジャーキーのコードをとりあえず覚える。

いきなり解説とかじゃなくて「覚える」から入るあたりもうなんか理論講座とか言っていいのかわからないのですが。Cメジャーキーのコード、所謂ダイアトニックコードは覚えたら楽です。ダイアトニックコードって単語は覚えなくていいです。

C Dm Em F G Am Bm-5

お手元にギターあれば弾いてみたらわかると思うんですが、順番に弾くといい感じのドレミファソラシド感があります。これを順番変えて弾くだけで曲になります。そんなかっこよくないけどもさ。
あとBm-5ってなんやねんって話ですけど、私もそんなに仲良くなれてません。気難しい子(ード?)です。
ちなみにCメジャーキーを覚えてると、例えばDメジャーキーだったら、Cより2フレットぶん高くなるので、それぞれ

D Em F#m G A Bm C#m-5

になります。全部のキーはこれでなんとなく把握できるので、やっぱりCメジャーキーだけでも覚えましょう。


二章,じゃあそのコードってなんぞや

やっとコード理論っぽい話が出ました。答えから言うと「1度と3度と5度が一緒に鳴ってるやつ」です。
だいたいの理論書は「度数とはなんぞや、3度はこれぞ」みたいな話から入るのでギタリストはあえなくここでそっと本を閉じます(私も概ねその傾向がありました)。でも実際にギタリストはそんなん知らんでもコード弾いてるので、ぶっちゃけいいです。ジャズがやりたくなったら頑張って下さい。ともかく「コードとは1度と3度と5度が一緒に鳴ってるやつ」で覚えればパー出来(パーフェクトな出来)(上出来より上の概念)です。


三章,実際にコードで鳴ってる音を覚える

性懲りもなくまた覚える系です。実際これを書き始めようと思ったのは、ここを理解したらめっちゃ早いから、なので頑張りましょう。
先ほど「コードとは1度と3度と5度が一緒に鳴ってるやつ」と書いて察しの良い方及びなんとなく知ってる方はご承知の通りCというコードはC以外の音も鳴ってます。それが以下の通り。

1度 3度 5度
C =C E G
Dm =D F A
Em =E G B
F =F A C
G =G B D
Am =A C E
Bm-5 =B D F

試しにギターで何も考えずに1弦ずつ押さえるイメージで、C(5弦3フレ)E(4弦2フレ)G(3弦解放)を押さえて見てください、なんか見たことある押さえかたになるはずです。強いて言うなら高いC(2弦1フレ)、高いE(1弦解放)を加えればみんな大好きCのコードになるはずです。
ちなみにエルレとアジカンでお馴染みのパワーコードは1度と5度だけ鳴らすコードです。CだとCとGだけで、3つ押さえる場合だと1度5度8度(オクターブ高い1度)ですね。たまにピアノ出身でコード書いてる人が「C5」なんてコードを書いてギタリストがファッ!?ってなりますが、そういう話です。(私はファッ!?ってなりました。ドなのに。)

四章,マイナーってやつに向き合う

何気なく「Dm」って書いて「ディーマイナー」って読めるのはギタリストの証拠だと思います。でも、「D」と「Dm」って何が違うねんって考えたことはあんまりないんじゃないでしょうか。これがこの話のミソなわけなんですが(レの話なのに)。これが度数の話を知ってると話が早い。

1度 3度 5度
Dm =D F A
D =D F# A

マイナーの正体はメジャーのコードより3度が半音低いコードのことです。これだけで、切なく聞こえるのだからコードって不思議ね。ついでに、先程から先延ばしにしてたBm-5も同じイメージで

1度 3度 5度
Bm-5 =B D F
Bm =B D F#

-5は実は名前の通りなんですが。5度が半音低いコードなんですね。なんとなくパワーコード弾いてて違和感が出たらその人は-5の世界の住人かもしれないですね。いつ使うねんって言われたらあんまり使いません。嘘です、たまに使います。


五章,7thの話しちゃう...?


オシャレマン大好き7thのコード、CM7とかG7とかのあれです。ひとまずみんな覚えているであろうCメジャーキーに7thをつけてみます。

1度 3度 5度 7度
CM7 =C E G B
Dm7 =D F A C
Em7 =E G B D
FM7 =F A C E
G7 =G B D F
Am7 =A C E G
Bm7-5 =B D F A

適当につけた訳ではなくCメジャーキーの場合はこういう7thの付け方しかしません。なので、これも覚える系のやつですね。
くどいようですが、これがDメジャーになった時は2フレットぶん高くなるので同じ要領でどこに何7thが付くかがわかります。

五章半, M7とm7の違いについて。

先程の項で「マイナーコードは3度が半音低い」みたいな話がありましたが、同じ要領でM7よりm7のほうが半音低いっていうのが違いです。

1度 3度 5度 7度
Dm7 =D F A C
DmM7 =D F A C#

ちなみにその理屈で言うとG7はGメジャーのm7です(ややこしい)
ややこしいついでに言うとCM7の区切りかたは「C」とその「M7」に対して、Dm7は「Dm」とその「7」で区切ります。なので「なんちゃら7」と言ったら「m7」のことです。

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いかがでしたか?個人的には最高に分かりやすく書いたつもりですが、私の文章力のなさが露呈しただけな気がしてなりません。

まーともかく、ギターを弾く人は『このコードの時に今自分が何度の音を弾いているのか』を考えて弾くとだいぶ違うはずです。

次回の後編では、この理論を使ってフレーズを作る考え方みたいなのを載せると思います。

ここまで、読んで頂きありがとうございました。Crying Old Menコッシーでした。

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