リキュール

メロンミルクを
口から零して
貴方は笑う
窓を眺めながら
私は誰の物でもないのよ
呪文の様に
何度も呟いて
メロンミルクを口にする
さよならなんだと
僕は思って
バーのマスターに
支払いを済ませ
独り店を出た
外は吹雪きで
何もかもが凍り付き
時間すら
止まっていたんだ

読んで頂き感謝致します サポートして頂いても書く事しか出来ませんが 宜しくお願いします