折れた右腕

夜の繁華街で
雪駄を履いた修羅に
喧嘩を売る弱い者
自分は臆病ではないと
嘯きながら生きた
付けが回り出す
一瞬で地面へ転がされ
鋭い痛みと共に叫ぶ
他人の不幸が大好きな
通行人の餌食にされても
何が起きたかすら分からず
折れた右腕を押さえ
病院へ運ばれる
言い訳すら出来ずに

読んで頂き感謝致します サポートして頂いても書く事しか出来ませんが 宜しくお願いします