溺れる勇魚

神楽火が風にそよぐ季節
深海で溺れる勇魚
誰にも気付かれる事無く
少しだけ季節は廻り
僕は貴方を忘れる
もっと生きやすいよに
その声だけが
安い體に染み付いて
未だに剥がせやしない
それは深い傷口のまま
僕を蝕み続けるだろう
呪詛の様に重く暗く



読んで頂き感謝致します サポートして頂いても書く事しか出来ませんが 宜しくお願いします