フェイクジャズタイム

偽りから生まれる
音もあるだろうと
言いながら笑う
孤高のジャズマスター
大金を積もうが
自分が気に入った時しか
彼は演奏をしない
それでも彼のステージを
一目見ようと客は殺到する
まるでジャンキーの様に
彼を求め続けては
次のステージを待ち続け
高額なチケットに手を伸ばす
まるで夢の中から抜け出せない
フェイクジャズタイムだ
生きている事以外は
全て幻なのだからと彼は囁く
高級な車の中で
冷たい紅茶を飲みながら



読んで頂き感謝致します サポートして頂いても書く事しか出来ませんが 宜しくお願いします