俺を座長にしろ!『運動部活動の地域移行に関する検討会議』

どこかの知事さんは東京五輪のときに「アスリートファースト」と言っていたが、そんなものは嘘っぱちで結局は電通を筆頭に「五輪利権に群がる連中ファースト」だった。
昨日「運動部活動の地域移行に関する検討会議」が行われニュースになっていたが、恐らく「生徒ファースト」ではなく「役人の点数稼ぎファースト」の糞な内容になってしまうと思えて仕方ない。
そこで私が一人で勝手に検討会議をして、その提言を下記に記していきたい。

①スポーツはスポーツであり、芸術は芸術であることを徹底させる

部活動は「教育の一環」がそもそもトンチンカンな考えだと私は思うが、昨日の検討会議で地域に移行後の部活は「社会教育の一環」と捉えるとトンチンカンな考えが継続されるようで残念だ。
私はスポーツを体育と訳してしまったことが、日本スポーツ界最大級のミスだとかねてから言っている。スポーツを教育の一環にしてしまうことが、指導者のハラスメントが許される環境を助長させていると思う。
これを機にスポーツの本来の意味である、『気晴らしをする、楽しむ、遊ぶ』を念頭においた部活動の運営がされるように改革されるべきではないだろうか。
(有識者会議では運動部となっているが、改革は文化系の部活動でもされるべきである。)

②地域移行により格差差別が生じてはならない

地域に移行してその財源はどうするのか。仮に保護者の負担になるとして、それにより支払えない家庭が出て部活動を断念する家庭が出てはならない。
日本は今後数年のうちに格差社会へと進み貧困層が増えるだろう。検討会議の有識者様は今どきの言葉的に恐らく”勝ち組”であり、貧困家庭における部活動は頭にないだろう。
有識者様は部活動の地域移行を「社会教育の一環」と捉えるとのこと。もし部活動における平等なチャンスを貧富の差によって失うことになれば、それは「社会教育の一環」という理念から逸脱するだろう。

③大会運営を抜本的に改革するべき

そもそも部活動は「生徒の自主的、自発的な参加により行われる」ものである。それなのに教員の負担になってしまう。その根本的な要因を有識者会議は検証するべきではないのだろうか。
ぶっちゃけ、全国大会を廃止すれば部活動の過熱化は沈静化して問題の多くは解決すると私は思っている。マスコミ等の部活動で金を儲ける連中がいる限り、部活動は間違った方向に進むことは止まらないだろう。新聞社にテレビ局、学校法人…。全国大会を利用して金を設けているのだから。
つまり、全国大会へと続いてしまう日本の部活動のあり方を変えない限り、どれだけ検討会議を重ねても改革は中途半端になってしまうだろう。

他にも言いたいことはあるが今回はこのあたりで終わりにします。

室伏広治スポーツ庁長官、私で良ければいつでも文科省に足を運びますので、お気軽に声を掛けていただければ幸甚です。


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