山辺高校サッカー部に日本スポーツ界の腐敗と怠慢を見た

選手権出場を可能とすれば、大人達の責任の所在を曖昧に出来るのと思ったのでしょう。


パワハラ問題も解決していないのに処分が大甘だ。それ以上に山辺高校サッカー部は部活動と言えるのか、そして公立学校とは何のために存在しているのかが率直な感想だ。

そもそも部活動とは共通の興味あるものを持つ人間が集まって自主的に活動するものが主旨では?
それを役人が音頭を取って民間に外部委託するとは理解に苦しむ。もし、サッカー部を強化することで学校の知名度を上げるのが目的なら本末転倒だ。
利益目的や知名度UPを目的とせず、広く教育の機会を提供することこそが公立学校の目的だ。

公的機関に民間企業が入り込みスポーツを利用して利益を上げる。この構図が日本のスポーツを間違った方向へと導かれないかと私は危惧している。

その最たる例は東京五輪に入り込む電通だ。そして、電通はJRAやボートレースにも踏み込んでいる。昔に比べてJRA(中央競馬)と競艇が華やかなイメージをお持ちの方も少なくないのでは?
これは公営競技に入り込んだ電通の広告戦略によるものだ。

話題は山辺高校の酒盛りに戻り、学校の部活動から民間企業が利益を上げる仕組みをスポーツ庁は即座に禁止するべきである。

少子化で生徒数が減り現状の部活動が維持出来なければ、身の丈運営で出来ることだけをすれば良いのだ。

しかし、これでは困るの筆頭が新聞社ですよね。全国大会を後援して巨大な広告収入を獲られませんから。

事実、私の知る限り山辺高校サッカー部の不祥事について、『全国高等学校サッカー選手権大会』の後援である読売新聞社は私の知る限り報じていませんから。

以上、日本のスポーツ界が間違った方向に進んでいると思うのは私だけではないはずだ。

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