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#32 ツッコミ

ツッコミというタイトルにすると名もない芸人がお笑い論を語るのかと思われそうですが、今回は普通に最近の僕のお話をしたいと思います。


3月の中旬になりネタ見せの授業も全て終了しました。そして漫才をする機会も減りNSC生として臨むライブもあと1回となりました。
12月頃から弥生フラッグは入学当初からしていた漫才のテイストと違った事をしています。特に2月は変わったネタをしたので大ライブに負けて迷走しているのではないのかと思われるかもしれませんがそうではありません。相方にブラジャーを付けたり、オタクの格好をしましたが、どれも真面目に取り組んでいます。

ここのところ弥生フラッグはボケとツッコミが明確ではない漫才をしています。
よくよく考えると僕が最後にちゃんとツッコんだのは大ライブです。
あの日から僕はまともなツッコミをしていません。だから普通にツッコミをするのが少し恥ずかしくなってきてます。
これはあまりよろしくない状況かもしれないです。しかし大ライブに負けて投げやりになっているわけではございません。
僕自身元々ボケをやっていたので最近楽しいです。ツッコミの時よりボケの時の方が断然緊張はします。しかしやってる時はボケのが楽しいと思います。
この世界には生粋のツッコミみたいな人がいますが僕は違います。いわば作りものの養殖ツッコミです。やはり猛者たちに勝てないです。

あと前から思っている事があります。
それはそもそもツッコミというもの自体がボケだということです。
漫才においての話ですが、ツッコミはまともなフリをしてますが正直1番おかしいです。
普通に考えて知ってる話を知らないフリをしてツッコむんですから。
これこそが1番のボケじゃないでしょうか。
芸人をやっていると一般の方によく君はボケとツッコミどっちなのと聞かれる事があります。そして当たり前のようにツッコミですと答えていますが、冷静に考えて自分の事をツッコミと言うこと自体ボケです。
一般社会でそんなやつ見た事ないですから。
これはツッコミをやってみて余計思うようになりました。
なんか急に冷静になる時があるんですよね。
決してツッコミをバカにしてるとかではないので誤解のないようにお願いします。

なんだかんだ言ってきましたが、おそらく4月からはちゃんと僕もツッコミに徹すると思います。ツッコミは奥が深いです。

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