『楽しいということが、わかった気がするよ。』

夢日記です。
支離滅裂はいつものことです。

そこでの私は魔法使いのようでした。
その割に神仕くさい感じ

アンジエに似てた

素行不良の娘です。私やな。
家族と会ったりもしましたが、次男とかが鬱陶しくて鬱陶しくて、車椅子をわざと壊しました。
電動車椅子です、自重も加われば転倒で簡単にバキっていく。
それがないと母は動けないから、次男は大激怒ですよね。お前散々母さんに世話になっといて云々。ちょっと忘れた。父さんが止めなさいといったから止めましたが、修復できない関係にはなったかな。

両親はひたに私を生かそうとしました。
現実では有り得ないほど世話を焼きました。
だからこそ怒りを買おうと思った。
もうこんな娘は要らないと思わせたかった。

わたしはいらないいのちなのだ。
きっと、ずっと、こころのどこかでそう思っていた。否定はしません、本当だから。
わたしは、いらないいのちなのだ。

ひとりで帰らされる中、少しトチって水道管のなんか大事そうな部分を壊しました。やべえと思いました。水が止まらない。いつまでもドバドバ出てくる。このまま放って逃げたら犯人など誰も分からないけど、家族が大事にしてきたものは、確実に水の底にいってしまう。

水底に沈もうとしている、体がうまく動かない母を助けて、息ができるところまでいきました。
けど母さんは「置いて行って。」と繰り返すばかり。そんなの無理なのに。
あんたの助けは欲しくないじゃない、もう生き永らえる気がないから、いっそ殺してくれと言いたげ。昔の母さんがこうだったな。

なんとか浸かってない岸に上げ、自分の上着をかけます。水に体温取られてるからね。
「これじゃあんたが体冷える。」と母は言います。
「大丈夫だよ、無理して泳いだから暑いんだ。」と私は嘘をつきます。

夢の世界は何でも出来ますね。
私の夢も例外ではない。
沈んでいた家族も、見知らぬ誰かも、全員を浮き上がらせて避難させた。
もうここは住めない世界だから。
お別れだ。

誰もいなくなったその街で、ひとりフワフワと浮いてました。まあ魔法使いなので。
なんか同僚みたいなのが2人来ました。こっちに来るかと。私は首を横に振る。
あんなに大勢を浮遊させる、空気を周りに確保する、大規模な魔法を使ったのです。もうすっからかんです。
この命が終わるのくらい、分かります。

「(この世は)存外楽しいということが、分かった気がするよ。」

それが最後で、後ろにフラッと倒れました。
浮遊魔法を維持できない。高度は高い。
同僚はそれを止めずに。
バキバキバキと木に直撃して、最後はグシャと音がしました。まあ高度はビルの頂上より高かったので死んだんでしょう、私が。

目が覚めました。
ああいつもの夢だなと思いました。
大体は、私を責める何かの夢だったり
正体の分からない何かに追いかけられる夢だったり
祖父母宅が家事にあって焼死する私とか
まあ大体がストレスを表す夢を見ます。
電動車椅子を壊すとかよくやったなぁ私…やんちゃどころじゃねえな。

でも、いつも結末は同じ。
逃げてる夢は…高校くらいまでなんで、結末とか無かったけど。レパートリーは多かったですよ、100階から1階まで落下する恐怖とかね。
話戻して。
結末は同じなんですよ。誰かを助けて、私は死ぬんです。
助ける代償が高過ぎるんです。力を使い果たしちゃうから。

いらないいのちなら、せめて
なにかに使ってから死にたい。
ずっとずっと
そればかりを繰り返す。

今度の夢の私は。
何を代償にして、死んでいくのかな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?