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運動神経ゼロの30代女がチャンバラを始めた話~きっかけ~


実はわたくし、2023年4月から殺陣を習い始めました。
そしてこの前、発表会があり、初舞台(と言っていいのか)でした。

と言っても、タイトル通り、運動の素養が全くないうちが始めてどうだったのか。
運動が苦手な方に読んでもらいたい、と思い、この記事を書き始めました。
殺陣を続けるためにも、しばらくこの記事で書こうと思います。

本当に運動に縁がない義務教育期

うちは30代半ば(?) 女性。
痩せてもないし太ってもいない。身長は平均より低い。

「教員です」というと時々「体育の先生ですか?」と聞かれる見た目(リアルで知っている人は絶対そんなこと言わないw)

が、運動や球技が本当に苦手。

どれだけ苦手か。
エピソードは枚挙にいとまがない。

一、保育園の頃、水が怖くプールが苦手。危機感を感じた母が小1でスイミングスクールに入れたものの、6年間でクロールまでしか習得できなかった。

二、小学校の頃、野球のルールを知らなかったのでキックベース系の種目が本当に嫌であった。わけわからずに放り込まれ、失敗したら冷たい目で見られる。

三、実は中学でソフトテニス部。今思っても「なぜこのチョイス?」。昔よくあった上手い子はちやほや、それ以外はほっとかれる部活だったので、あまり通った記憶がない。中2の時に少し面白いなと思ったところで同じ部の友人に絶交され、ショックで行かなくなり、罪悪感だけが残る。本当いろいろミスったわ。

というわけで、一概に運動機能の問題だけではないが、とにかく運動が苦手、というかいい思い出がない。

走るだけならいいが、特に球技は失敗して迷惑かけたら、と思ってしまう。

中学の体育の通知表はお情けで「3」。ちょうど相対評価から絶対評価の時代に変わったところだったのでまあ本当にお情けだよね。

ちなみに今も運動部の顧問お願いされたり、レク系の行事は本当に苦手芸人なので、一緒にいて事務作業するだけ・とにかく周りの先生に盛り上げてもらって、という感じ。


殺陣ならやりたい

じゃあこんなうちがなぜに殺陣、ようするにチャンバラを始めたか。

きっかけは2つ。

一、2022年に亡くなった父親が同じく運動が苦手で、普通よりも硬直が速く進んだから。
病気は脳梗塞だったのですが、年齢もだけど、発症してからが進行が速かった、速かった。体力もそうだし、運動機能がもっとあれば違っていたかもしれない。

二、時代劇が好きで殺陣に興味があるから
昔から大河ドラマが好きで「殺陣」という言葉は知っていたが習おうなんて気は全くなかった。というか習うという発想がなかった。が、ここ10年くらいでいろろな時代劇をよく見るようになった。東映剣会とか、殺陣もいろいろあって集団や人によって全然違うらしい。ちなみにうちらのボス丹波哲郎版「鬼平犯科帳」の殺陣は「一撃必殺」。しびれる!

上記のことをぼや~と考えていた一年前。

手術直後の母が「朝から声を出して動くと健康にいい」と言い、
「やー!」と言いながらへんてこな体操をしていた。

いつもなら「いつもの母やな」と思って終わりなのに、
なぜかこの日は、ボスの真似をしてまっこう(もどき)のジェスチャーをしてみた。この瞬間、なぜか楽しくなり、なんとなく「殺陣なら続けられるかも」と思った。春のふわふわした気候のせいだったかもしれないし、内なる好奇心のせいかもしれない。とにかくやってみたいという気持ちがわいてきた。

調べてみると割と近くに習える場所があった。これなら通えるかも、と思い、お試し、そして入会まで進んだ。

そしてここからがまたまた大変だった。
それについては次回へ続く。

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