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ギャギャップ 振り返り②

さて家族のことに触れていきます。

白(いちなし)と息子奴(やっこ)

息子は多分他の名前があったんじゃないかなと想像しています。

春夏秋冬が歌っていた一曲「折々」も元々

白と奴のことを思いながら描いた歌となっています。


春にはあなたと出会い

過去の私から見たらとてつもなく暖かい光が降り注いでいます。

夏には海で語り合いましたね。

自分たちの将来の夢を語り合いました。

涙が多い世の中ですし、私の人生もそうだったけれど

貴方と出会えたことでそれも良いと思えるようになりました。


ふと過ぎていく悲しい毎日も

永遠に 愛して歌います。


離れていても広い空に貴方を思い続けて

目にみえる悲しい出来事だけを信じずに

貴方と共に心は一緒にいられますように。

愛しい人 貴方のために歌わせてください。

そばに来てくれるようにずっと歌い続けます。


秋にあの子が生まれました。 命が生まれたのです。

冬には3人の将来のことを話しましたね。 未来がこれほどまでに美しいかと。

ふと過ぎていく 儚い毎日も そばに感じ歌い続けます。


離れていても広い空に貴方を思い続けて

目に見えたのは貴方との世界でした。

愛しい人 貴方のために歌わせてください。

そばに来てくれるようにずっと歌い続けます。



この家族に描いた歌が世の中の人にも共鳴し

歌唱女優として春夏秋冬は一世を風靡することになります。


家族の愛は 人にも伝染し

その人々の願いや希望が私たちに返ってくるような気がして。


昨日「人々を救うために怪人になった」描きましたが

その奥底には「家族がいるから」が根強く。

家族と共にこれからも幸せでいられますように

人生を全うするために誰かのために歌い続ける。

誰かのためにが家族のために 自分のために

とものすごく理解していた人なんだと思っています。

最後にごめんなさいと言ったことも

大切な家族に対してそれができなかったこと

それを忘れていたこと

一番願っていない形になってしまったことになってしまったことに

対してだと考えています。


最後に人生の終着点として歳相応になりながら死んでいったのは

息子へのしがらみと

旦那へのしがらみが無くなり

家族の愛を再確認できたからだと。



そもそも戦時中に石をぶつけられなかったらだいぶ人生が変わっていたのかなとも思っていますが

人生は残酷です。

そうはいかない。


自分が怪人の元凶であったことに対して

あれだけ絶叫していたのも

自分が今までやってきたことと

自分が望んでいない形になっていたことと

過去のフラッシュバックが共に押し寄せてきておりました。

人に必要とされてはいけない存在であることこそ

辛いものはありません。


私は台本読んだ時に

春夏秋冬は作品上はとても無知で何も知らないような印象として

受け取られるのが酷なほど

壮絶な人生を歩んできた一人だと思っていて

そんな人物が最後に

自分のためではなく息子のために

言葉を言える強さに尊敬しております。


次回も振り返り編です!

お楽しみに!



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