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ヴィンテージでLoFiなベースサウンド

最近は邦楽でもサチュレーションの効いた楽曲が増えてきていますね。

シティポップのバンドさんなんかはベースの音作りをベーシストやエンジニアの人など専門の人がやっているから需要ないかと思いますが、、
ヒップホップのプロデューサーさんとかバンド畑じゃない人たちなんかはバンドサウンドの音作りが意外と苦戦しているのかと思い記事にしようと思いました。


参考に自分の曲で分かり易く歪んでいるベースのビートを挙げときます。

ベースは倍音が少ないが故に聞き取りづらくてどうやって音のキャラクターを決めればいいのやらと思うことありますよね?

実際、昔バンドやっていた経験がある自分もギタリストだったのでベースの音なんて「サンズアンプ」くらいしか知らず最近までいい音が作れずにいました。。

知識として知っていたのがエレキベースのディストーションに「ギターのペダルを使うこともある」ということでした。

そんなことから発見した自分のギターディストーションを使用して作ったヴィンテージサウンドなベースの音作りを紹介します。


まずはドライから

かの有名なあの曲のベースフレーズです。打ち込みです。一応元ネタだと0:44〜のところです。

関係ないですが打ち込み情報は下記の通りです。

■ソフトウェア

スクリーンショット 2021-03-13 17.05.38

IK MultimediaのMODO BASSです。
原曲同様にリッケンバッカーのベースでピック弾きにしています。

■MIDI

スクリーンショット 2021-03-13 17.06.27

C1より下はキースイッチなのでMODO BASS持っていない人にはまじで関係ないです。


このドライのベースにギターのペダルをかましていきます。

■DIME DISTORTON エミュレート

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実際に使用しているのはNative Instruments社の「Guitar Rig」に入っている「Demon Distortion」になります。
設定は画像の通りです。

元ネタは他の人のブログを見る限りDIME DISTORTIONというMXR社のエフェクターになるみたいですね。

結構ハイゲインなペダルです。
中音を削る「SCOOP」スイッチがついていてドンシャリのギター向け。
本来ですとラウドなロックによく使われる物なのですが設定次第でベースに使ってもいい音になりますね!

何がいいって普通なら歪ませると音痩せしてしまうのにこのペダルは全然太さが残るというありがたさ。


■Tube Screamer エミュレート

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実際に使用しているのはNative Instruments社の「Guitar Rig」に入っている「Skreamer」になります。
設定は画像の通りです。

元ネタは各社で出している「Tube Screamer」もしくは「TS」というやつですね。たぶんIbanez社が元祖だった気がする。。

これもわりとハイゲインなペダルでギター界では有名なやつです。
そしてベースにこのエフェクターを使用するっていう人もいるっちゃいるような気がします(笑)ベーシストさんの足元そんなシラネーけど(^^;

王道ペダルなので載せましたが自分はあんまり使わないかも。。


■RAT エミュレート

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実際に使用しているのはNative Instruments社の「Guitar Rig」に入っている「CAT」になります。いやネーミングよ…
設定は画像の通りです。

元ネタはPROCO社の「RAT」です。
あの椎名林檎の「丸の内サデスティック」で歌詞中に出てくる「ラットひとつを商売道具に」のくだりで出てきたあのエフェクターです。

椎名林檎の世界に出てくるだけあってクセの強いハイゲインペダルです。
ハイが強調されてベースだと音痩せして聞こえますがそこがええです。

このサウンドのいいところはパキっとしているところで、リリースが長い808のキックの上にこのベースを重ねても埋もれないので低音渋滞を解消してくれます。

サブベースとエレキべースを併用する時に使うと上手くいくことがあるっていう印象です。

低音の棲み分けはその曲のキーによって上手くいかないことがあるので一概には言えませんが。。


最近のビートのエレキベースはこんな感じで音作りしています。

ベース専門の人間じゃないので他の方のオススメな音作りがあれば教えてもらいたいです◎

よろしくお願いします。


P.S.
ペダル、ペダル書いていたけどプラグインの画像を見るとラックエフェクターだったので書き直そうかと思ったのですが追伸で謝罪するので許してください。

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