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クラウドローンを通じて浸透する教育ローンのエンベデッドレンディング

クラウドローンの事業提携実績

クラウドローンは、個人向け銀行融資プラットフォームとして、2020年1月からサービスを提供しています。

銀行ローンの借入上限金額は、1000万円まで対応できます。教育資金の場合、借入れの金利の水準は2~4%程度とリスクが小さいのが特徴です。

利用用途としては、大学や専門学校だけではなく、ITスクールや会計資格学校・英会話やビジネススクール・留学資金にも利用することが可能です。
直近でも以下のような会社に導入をいただいています。


「借りる」ということの価値

カリキュラムを受講される方は、数あるプランの中から、100万円程度の高額な費用をかけることは珍しくありません。
検討した結果、意を決してチャレンジする方でも、例えば、ご家族のいるような方であれば、何かあった場合に備えて、手元に資金を置いておくことはとても重要なことです。

また、単純な話ですが、100万円を3%で借り入れた場合で比較すると、毎月5万円を貯金して20カ月後にチャレンジする場合と、20カ月でローンを返済する場合とでは、26,440円分の金利の支払いが必要です。ただ、20カ月も早くスキル習得ができることをトレードオフとして考えると、決して高いコストには感じないかと思います。

提携が一気に広がった背景としては、教育訓練給付の制度にも相性がよく、給付金は受講終了後に給付されるため、入校のタイミングで資金が足りない方には、つなぎ融資的な利用が出来得る面で、便利に利用することができます。
さらに、受講料だけでなく、受講の機会にPCを新調する場合や、下宿する費用にも、教育資金として低金利のローンをまとめて組むことが認められているのも特徴的です。


銀行が直接エンベデッドできない理由

シンプルに考えると、今まで教育ローンは銀行・信用金庫には、昔から存在していたため、商品を販売する会社が、直接取引のある銀行を案内をする仕組みがあって良いのでは。と思いませんか?
実は、銀行・信用金庫には、割賦販売法の規制により、商品を販売する会社が、金融機関の教育ローンの申込の受付や、手続きの説明を行ってはいけないという制度があります。
販売会社は、購入と一緒に融資手続きの案内ができないようになっています。

一方で割賦契約ができる信販系の分割払いだと、スマホやネットショッピングのように当然のように許されているわけです。

つまり、国内における銀行によるエンベデッドというのは、割賦契約に近い形で、銀行ローンの契約がシームレスに実現できることと解釈しています。

海外では一歩進んでいて、BNPLで有名なAffirmの前払い費用のアセットは、コミュニティバンクであるcrossriverを利用しています。
具体的な仕組みについては、Finatextホールディングス 取締役CFO伊藤さんのPodcastが非常に分かりやすいです。

要約すると、Affirmは、crossriverという金融機関(単独の)のエンベデッドを展開していています。
これを国内においては、複数の銀行のイネーブラーとしてクラウドローンがエンベデッドを展開している。という説明が分かりやすいと思います。


貸し手が銀行だからこそ実現できる強み

昨年から特にBNPLが話題になっており、国内でも上場や、大きな買収のニュースがありましたが、記憶に新しいと思います。

そこに今、アップルや、国内の金融セクターも参入することを表明しています。

もちろん、それぞれが大きな資本の企業ですが、仮に車にBNPLを実現しようとすると、200万円もの与信を判断することになるため、一人あたりの取れるリスクには限界があります。
一方で、地方銀行や信金でも、各数千億~数兆円もの運用できる潤沢な資金があることで、調達コストもかからないため、金利を低く設定することができ、一人あたりの借入れ限度額も無担保でも1000万円程度まで上限額を引き上げることができます。

結果、ビジネススク―ルや、長期海外留学など、今までエンベデッドできていなかった業界にクラウドローンの利用が拡がっている理由がここにあります。


補足ですが、教育ローンには公庫も利用できます。
どのような違いがあるのかは、こちらを参考にしてみてください。


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