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【CEOコメント】当社サービス開始8年目を迎えるにあたりまして

平素より大変お世話になっております。

クラウドクレジットのサービスは、この6月20日で開始から7年になります。

7年目の昨年2020年は、世界的なコロナ禍の影響を受けて元本割れする見込みとなったファンドやファンドの満期を延長するものが出るなどし、7年間、貸付型クラウドファンディング・サービスをご提供させていただいているなか、私たちにとっても重苦しい1年となりました。

この間、今年は年始にご挨拶をさせていただきました通り、信用リスク管理の方針につきまして

・与信セグメント(信用リスクの度合い)の選択
・与信額管理
・ 投資管理体制の強化
・お客様の分散投資のさらなる促進

の4つの観点から策定し、それに従ったファンド運営を行っています。

与信セグメントの選択

当社では昨年後半に当社独自の信用スコアカードに基づく信用レーティングを導入し、今年からは信用レーティングごとのターゲット・アロケーションを定めて実際の組成量がそれに沿ったものに近づくようにファンドの組成を行っています。

信用レーティングは当社noteでご紹介をさせていただいております通り(※1)、①財務情報を中心とする定量情報、②企業・事業の定性情報、③企業の運営体制に対する評価、そして④カントリーリスク、の4つの項目について評価を行っています。

※1 信用レーティングにつきまして、詳しくは以下をご覧ください。

昨年から続く世界的なコロナ禍の経済的影響により、当社では昨年後半から新たに融資を行うセグメントはノンバンクおよびマイクロファイナンス機関に集中してきており、上記の4点に加えて融資先企業の貸付ポートフォリオのアセスメント体制も深化を進めてまいります。

与信額管理

当社では

・ 融資先企業の信用力
・ 融資先企業の事業規模
・当該企業に対する融資量の当社貸付ポートフォリオ全体に占める割合
・融資先企業の運営体制

の4つの観点から与信が可能な額を定める体制の強化を進めていますが、現在そのロジックの一層の精緻化を進めています。

投資管理体制の強化

メディア等でも貸付型クラウドファンディング事業者の審査、モニタリング体制に対する注目度があがっているかと存じますが、当社では引き続きソーシング、審査、モニタリングそれぞれのプロセスの強化を引き続き行っています。

今後、より精緻化した審査、モニタリングで得た情報のホームページやレポートでのお客様への開示体制についても強化を行ってまいります。

お客様の分散投資のさらなる促進

上記のような体制強化を行ってもなおファンド満期の延長や元本割れが起きた場合でもお客様の当社ファンドでの運用パフォーマンスへの影響ができるだけ小さいものになるよう、お客様には引き続きより一層の分散投資を進めていただければと思っております。

当社ではこの半年間にお客様に当社ファンドを複数本一括して購入いただける機能をリリースさせていただきました(※2)。

※2 当社HPマイページ内における「ファンド購入」画面の機能改善につきまして、詳しくは以下をご覧ください。

今年後半には、お客様ごとに当社ファンドにおけるポートフォリオの分散状態がマイページ上でより簡単にわかるように、またより一層分散投資を進めていただくための分散レコメンド機能を実装することも予定しています。

8年目も宜しくお願い申し上げます

今年の下半期は上記の分散レコメンド機能をマイページ上に実装予定であるほか、東欧のノンバンク案件やラテンアメリカのマイクロファイナンス機関に融資を行うファンドを新規に数件ご提供開始予定です。

中期的にはワクチンの普及にともなう世界経済のトレンドを見極めながら上記の2つのセグメント以外のセグメントの企業に融資を行うファンドをお客様にご提供できるよう、当社のファンド組成チームが新規セグメントのリサーチも鋭意行っています。

サービス8年目に入ります今年後半からも、お客様のご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

クラウドクレジット株式会社代表取締役CEO
杉山 智行


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