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マクロ経済データ~ブルガリア~

当社クラウドクレジットは、貸付型クラウドファンディングの仕組みを活用して、主に新興国で事業展開しているノンバンクやマイクロファイナンス機関等の事業者に融資を行うファンドを組成し、日本国内の投資家の皆様に提供しています。投資家の皆様からすると、新興国を投資対象にすることは、皆様それぞれのポートフォリオを多様化し、投資の基本である分散投資を促進する一方、どうしても「リスクが高くて怖い」というイメージが付きまといがちです。しかし、新興国と一口にいっても十把一絡げにすることはできません。様々な角度から新興国各々を丁寧に見ていくことで、一つの投資妙味を得る機会を見出せる可能性があります。

そこでここでは、当社が提供しておりますファンド(※)において、貸付先(海外資金需要者)が事業展開中の新興国を取り上げて、主に定量的および定性的なマクロ経済データを中心にご紹介いたします。今回取り上げるのはブルガリア共和国(以下、「ブルガリア」)です。ブルガリアの国としての概要、経済状況、また新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響について順を追って説明してまいります。ぜひ一つの参考としていただければ幸いです。

※ 現在募集中の当社ファンドにつきましてはこちら( https://platform.crowdcredit.jp/fund/ )でご確認ください。

1. 概要

ブルガリアの国としての概要は以下のとおりです。

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2. 経済状況

ブルガリアは、1991年以降ハイパー・インフレなどの幾多もの困難を乗り越えながら市場経済に移行しました。その後、2004年3月にNATOに加盟、2007年1月にはEUに加盟しています。世界銀行によると2020年の経済成長率は▲4.2%となりました。これは、2009年(リーマン・ショック直後)の▲3.4%を上回る落ち込みです。全てのセクターが悪影響を受けましたが、中でも個人消費と貿易・サービスセクターがとくに悪化しました。サービスセクターのなかでも観光業は、収入の3/4を占める外国人観光客の減少を食い止めるのは困難な状況にあり、そのため収入が大幅に減少しました。EU内への輸出は2020年中頃から回復はしているものの、EU圏外への輸出は低迷しています。2020年第3四半期以降は、輸出の回復とワクチン接種が進むことで観光業が回復し、2021年の経済成長率は+2.7%に達し、2022年には+4.9%にまで回復すると予想されています。

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3.  新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響

2021年3月下旬のピーク時には1日約4,000人程度の感染者数が報告されていましたが、同年5月~7月には60人~200人程度にまで減少しました。しかしながら、2021年8月以降、規制が緩和されたことで、主要地域において感染が再拡大の傾向にあります。「新型コロナウイルス対応に関する国家計画」で定められた「レベル1(グリーン:過去14日間の人口10万人あたりの新規感染者数が100人以下)」から「レベル2(オレンジ、またはイエロー:同100~250人)」になる見込みです。2021年8月中旬時点で日ごとの感染者数は約1,000人、累計死者数は18,467名であり、人口当たりの累計死者数でブルガリアは世界第8位となっています。今後、各種行事や飲食店の会場収容人数の制限強化等、感染拡大予防措置の厳格化が講じられる可能性があります。

◇ファンドの手数料およびリスクについて
ご出資いただく際の販売手数料はいただいておりません。
なお、出資に対して、年率換算で最大4.0%の運用手数料を運用開始時に(または運用開始時および2年度目以降毎年度に)いただきます。
また為替手数料その他の費用をご負担いただく場合があります。
為替相場の変動、国の政治的・経済的なカントリーリスクや債務者の債務不履行等により、元本に欠損が生じるおそれがあります。
ファンドごとに、手数料等およびリスク内容や性質が異なります。
詳しくは、匿名組合契約書や契約締結前交付書面等をよくお読みください。
クラウドクレジット株式会社
第二種金融商品取引業:関東財務局長(金商)第2809号
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