クラウドクレジット・マンスリーレポート2023年6月号
『クラウドクレジット・マンスリーレポート』では、償還のご報告を中心に気になるトピックをお伝えしていきます。
1. 償還実績のご報告
最終償還を迎え、今月(2023年6月)に分配を実施したファンドの運用実績は以下のとおりでございます。
外貨運用においては為替変動に伴う差損益が常に発生いたします。今回、募集時表面利回りよりも実現利回りが上回る結果となったファンドもありますが、大きく円高が進行したことで元本割れしたファンドもございますので、ご投資いただく際には為替リスクにご注意いただきますようお願いします。
2023年6月7日付で分配を実施したファンドにつきましては、いずれも運用通貨ベースでは当初予定通りの運用目標を達成しています。
2023年6月14日付で分配を実施したマイクロローン事業者ファンドシリーズにつきましてはロシアでの送金規制の影響で資金を吸い上げることができない状態のため、貸付先であるIDF Holding Limited(以下IDF社)のグループ会社であるSolva Groupがカザフスタンでの事業で得た収益等をもとにして肩代わりすることで返済が行われました。予定を大きく上回る運用期間となりましたことをお詫び申し上げます。
各ファンドの詳細は当社HP上の 満期時運用レポート をご確認ください。
また、現在募集中のファンドにつきましては こちら でご確認ください。
2. ファンド別の運用状況がわかるようになりました
運用状況実績の中の運用状況マップをリニューアルして、ファンド別に運用状況がわかるようになりました。
また、お客様マイページのトップにおいて申込中から延長中までのステータスごとの出資金残高が確認できるようにしました。
今後、お客様マイページ内の「保有ファンド一覧」についてもリニューアルを予定しております。その際には、今回リリースした機能も活用される見込みです。
3. 分散投資について
当社ではリスクを軽減するために分散投資を推奨しており、お客様マイページでは「ファンド購入」画面から複数のファンドをまとめて購入することができます。ぜひご活用ください。
また、お客様が保有している当社ファンドの分散度合いが確認できるよう、マイページに「分散スコア」を表示しております。
分散スコアの詳細は こちら でご確認ください。
4. 社会的インパクト投資レポートについて
2018年6月18日、当社は「社会的インパクト投資宣言」を発表しました。社会的インパクト投資とは、貧困層支援や教育問題など社会的課題の解決に取り組む企業や領域に投資し、経済的なリターンと社会的なリターンの両立を実現する投資手法を指します。
社会的インパクト投資レポートでは、当社の各ファンドシリーズが具体的にどのような社会的リターンを実現するかについて定量的かつ定性的にお伝えしてまいります。
各レポートは以下よりご覧ください。
5. サービス開始9周年を迎えました
クラウドクレジットは2023年6月20日でサービス開始9周年を迎え、記念すべき10周年目に突入しました。合わせて6月23日のファンド成立のタイミングで累計出資金額500億円を達成しております。
投資家の皆さまのお金と、世界中の本当にお金を必要としている人や事業者を結びつけることで、新しいビジネスや雇用が生まれる未来をつくる、「世界の成長を取り込む投資」という理念に基づくサービス提供をご評価いただき、長年にわたりご支援いただいた賜物であり、心より感謝申し上げます。
当社は2023年より、同じく融資型クラウドファンディング事業を展開するバンカーズグループに参画いたしました。異なる強みと専門性を持つバンカーズの新しい仲間とともに、組織をより強固にし、サービスをより魅力的なものに改善することで、投資家の皆様の資産形成と世界の成長の架け橋になるよう邁進してまいります。
世界を見渡すと、銀行の貸し出し余力が低い新興国を中心に、十分な事業資金を得られない海外の事業者の資金ニーズがあり続ける一方で、物価上昇やロシア・ウクライナ戦争の余波などにより、先行きを楽観視できない経済状況となっています。このような環境を踏まえ、今後の新しいファンド組成につきましては、インフレやウクライナ情勢の影響が比較的少ない東南アジア地域を中心に、また貸付先への担保設定などにより、投資家の皆様の資産保全をより強化したファンドの組成を企画しています。
また、ロシア・ウクライナ戦争は依然終結の目途が見えず、その影響を受けたファンド保有者の皆様には、多大なご心配をお掛けしております。引き続き回収最大化に向けて取り組み、その進捗状況についてご報告させていただきます。
クラウドクレジットのサービス10年目となりますこの節目の1年間も、お客様に世界の新しい投資機会をご提供できるよう努めて参りますので、引き続きのご愛顧のほど宜しくお願い申し上げます。
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