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Animelo Summer Live 2024-Stargazer-DAY1に参加したよ\(^o^)/

アニサマの感想ともなると1ポストでは満足出来そうもない
なのでここに書こうと思うが、自分の性格から制限無く書くと要らない事を多く書いてしまう
なので、マジで読まない方が良い
これは自分の為の日記です

1)台風

この日は記録的な大型台風10号の接近で開催も危ぶまれていたのだけど、予想を超えた超ノロノロ接近でなんとか開催に
ただ九州は被災状況、関西も大雨で交通が大混雑、東海道新幹線も不通
北陸新幹線で迂回してきた観客が話題になっていた

払い戻し選択を求める声もあった
これはかなりむずかい判断で、普通は会場直接交通が停止しない限り払い戻しはしないだろうな

関東も影響で大雨が降っており、初日は外をうろつくのが億劫になり、あまりアウトサイドを見られなかったな

2)観客

まず会場内に入って感じたのが例年に比べて観客が少ないこと
この日は金曜開催なので空席のある年はあるのだけど、400完全未開放は希なのでは?
これは単にアニサマの問題では無く、ここのところ物価も高騰していてチケ代も高くなっているので、この手の遊興費への配分が厳しくなってるのかもしれないと思ったり
業界全体の危機だよね

それに少し気になっているのがVIP席を作るチケットの価格差制度
これ本当に上手くいってるのだろうか

VIP席 各日23,000円(税抜) / 25,300円(税込)
アリーナ前方中央席、特製グッズ、優先入退場、応援ネーム掲載
S席(アリーナ) 各日15,000円(税抜) / 16,500円(税込)
アリーナ前方席
S席(スタンド) 各日15,000円(税抜) / 16,500円(税込)
200レベルスタンド前方席
指定席 各日10,000円(税抜) / 11,000円(税込)
アリーナ席・200レベルスタンド席

高い金出してでも近くで観たい人は居るし、開催側も高い金で売れるならwin-winの様に思える
けど、その一部の金持ち以外はどう思うのか
アニサマの熱量は「俺たちのアニサマ」を皆で共有する事から生まれてるはず
金持ちだけが良い思い出来るフェスなら、それは「俺たちのアニサマ」じゃ無い
そう思う一般人や若年層が出てくるのでは無いか

オタク文化が描く世界の主流は青春物語であり若年層向けだ
だからオタクのコンテンツは若年層を意識しないと健全なヒットはない

そんな文化に高齢層が食い込んでいることこそ歪の様にも思えるが、青春を通り越してる高齢層も追憶的体験をする文化として幅広い層に受け入れられる様になったからこそ、オタク文化は生まれ、広がったと思っている

あくまで若年層をターゲットとした文化であり、高齢層にも幅広く受けるとヒットになる
オタク文化はこの位の認識が望ましいのではないだろうか

だから本来ならばチケ代は極力抑えて均等に幅広く売るのがオタクイベントの正しい姿だと思ってる
その上で、よりコンテンツに深い愛情を注ぐために他の商品を買ってくれる人を優遇する先行販売とか迄は理解されるだろう
通しチケやグッズ付きを優先するのも理解されるだろうが、単に高い金出す人をVIPとして優遇する様な制度がオタク文化に馴染むのかどうかは、微妙だと思ってる

今後、観客が減少に向かう様なことがあるならば、その理由の一つにこの制度の導入が無いかをアンケートとかで確認しておいた方が良いと思ってる
…と思ってたら結構丁寧なアンケート来たね

3)歓声

ここ最近の観客の歓声について、つまりコールについては、このアニサマに限らず他の現場においてもどんどん少なくなっていると思ってる

ただ、アニサマだけは一定数の古参がいるからか、そのコールの迫力が減ってはいても無くなることはないと思ってた
このday1のアニサマについて、他のところよりもコールはある方とは思ったが例年に比べると少なく、多くの箇所でコールが無い事があった

それで少し感じたのが、この日のファンの傾向
つまりこの日の出演者の傾向をみると、オーイシマサヨシにトゲトゲにシーレジェにAimer
つまり、近年になってより評価されている実力派のアーティストが多い(コロナ禍を挟んでいるので近年の幅が若干広いが)
アニソンを更に音楽的に進化させたりボカロを取り込んだりした、謂わば時代の最先端を進んでるスタイリッシュなアニソン主義がコロナ禍に熟成して若年層に広がっている傾向がある

このアーティストのファン層は良く音楽を研究していてノリも良いが、とにかくコールはしない
何故なら完全なSNS世代で、少しでも人の迷惑になることはしたく無いから
空気を読み、人に親切で人当たりも良いが、その分出しゃばることはせず、コールはしないし、ペンライトも頭より上には挙げない
とにかく、良い子であろうとする

その昔、オタク文化黎明期のオタクはイベントでは皆大人しく、コールなども出来ない様な時代があったものだが、その様な状況に戻ってる

実際には、多くのアーティストは観客からの自発的な熱いコールを望んでいる
それが推しの価値を認めるファンからのサインなのだから当然だ

ライブとは、ただ周りの人に気を遣ったり、自分だけが良い音を聞くために行く場所では無い
推しのパフォーマンスを多くのファンと共に共有し、その賞賛をコールなどの手段でより直接的に伝える場であり、そのコールを受け取った推しが喜ぶ姿を見られる場でもある

ライブとは、ファン個人のエゴや周りの人への気遣いよりも、推しへの推し活の方が重要な場
そして、通常しない周りに迷惑をかける様な大声を全員が出し合う様な異常な空間だからこそ、ライブはより特別な場になる

その事を新規のオタクは分かってない様に思う
この文化がこのまま同調圧力により無くなっていくのか、本来の価値と魅力が見直されて復活するのかは分からない
けれども、コロナ禍の影響、物価高によるライブ業界の減速によって、衰退の傾向が強い様に思ってる

4)各アーティスト雑感

前置きが長くなった
ここからやっとライブの感想

セットリストへのリンク

事細かに書いていられないので大雑把に

・男性アーティスト陣

最初に登場したのが男性アーティスト陣
男性アーティストについてはここでまとめて

アニサマにおいて男性アーティスト陣が見られるのは結構貴重な機会だと思ってる
自分は女性アーティストしか追わないのでこういう機会が無いと目にする事がないから
あまり情報無く参加するのだけど、実際に聴いてみると楽しい
女子向けの説得力のあるパフォーマンスを見てしまうと心が乙女になる感覚とかあったりして^_^

・トゲナシトゲアリ

この日のお目当ての一組
心情的には今最も注目してるアーティスト
世間的にも注目度が高く、このほぼ最初に持ってくるセトリは、ぶちかましとしては最適だろう
やはりアニサマは男性客が多く、男性陣オープニングとのバランスを上手くとった感じ

まず流されたアニメ映像は初めて見た
仁菜が夜の川崎の街を彷徨い、まだ出会ってないメンバーとすれ違う
3Dアニメだからって、まさかオリジナル?

「名もなき何もかも 」
「雑踏、僕らの街」 

いずれもTV楽曲の代表曲とも言え、真正面の選曲と思える
美怜、凪都はやはりお休みで、ドラムとキーボードにはサポートが入ってた

やはり高難度楽曲をやる姿は、最高にかっこよかった(●´ω`●)
けど、トゲトゲの楽曲は一曲が短いので、本当にあっという間に終わってしまったよ

・MindaRyn

転スラ10周年ライブで観て、リリイベでも観て、実力のある人と認識できた矢先にアニサマデビューを知り嬉しかった
タイ出身アーティストなのも推しポイントなんだよな
転スラ二曲で固めたのは正しくもあるけど、少し勿体無い
Shiny Gardとかやって欲しかったな

・Ave Mujica

この日のお目当てその2
Ave Mujicaの現場は、MyGOの熱を引き継いで今最も熱い所なんだけど、このアニサマではそこまでではなかったな
ヘドバン曲とか、普通に周りが戸惑ってる様子が伝わってきた

「Greensleeves」Doloris
「Ave Mujica」
「Mas?uerade Rhapsody Re?uest」

Greensleevesを歌わせるなど、本家ライブより解像度高くするアニサマの良いところがでて、最高に高まったよ

・楠木ともり

「眠れない feat.楠木ともり」
「シンゲツ」

あれ、ともりるの作詞作曲ないの?
アニサマとしては正しい選択だし、キャラソン聴ける機会少ないから普通に嬉しいんだけど、彼女作曲の歌をこの場で聴きたいね
彼女の存在自体が厨二病的でアーティスティックで、その危うさが好きなんだよな

・Machico

Machicoもこのすば一本槍だったな
このすばは人気高いからこの選択は正しいんだけど、やはり勿体無い
今年のアニサマは女児アニメ系薄かったので、少し無理してでもMachicoにはプリキュア背負って何か歌って欲しかったな

・でんぱ組.inc

でんぱ組.incはアニソンとの親和性高いから、とっくにアニサマ参加してると思ってたよ
初参加で最後の参加と聞いて二度驚いた

しかし「メモリーズ・ラスト」カバーには泣かされた
ヲ嬢についてはまだ全然整理がついてないので、何処かで追悼イベントとかして欲しい
思う所が山程あって色々書きたいんだけど、こればかりは軽々しく書けない

・FIELD OF VIEW→きただにひろし

この辺りドラゴンボールとかの伝説級アーティストを出してくれるのがアニサマの面目躍如だよな
この大舞台だからこそ、こんな大物アーティストがハマるということもある
ワンピースにつられて他の多くのアーティストが登壇する展開も胸熱
やはりワンピース一番の感動シーンはアラバスタ編なんだな

・Aimer

やっと引っ張ってこれたか
もう既に大物アーティスト化してて、アニサマ出演機会逸したかと思ってたよ
2024全ての中でも最も世間的評価高い人だろう
彼女が居ないと鬼滅の楽曲も無い
画竜点睛の重要なポジションだったな

「StarRingChild - Aimer」機動戦士ガンダムUC
「Brave Shine - Aimer」Fate/stay night
「Sign - Aimer」狼と香辛料
「残響散歌」鬼滅の刃

ここだけで覇権アニメ網羅するの凄い

・She is Legend

この日のお目当て3
推しのこのみんの歌声聴けて、だーまえの変拍子楽曲聴けて、ガールズバンド楽しむ事ができる、一粒で幾つも美味しいバンド
最近結構活発にライブしてくれているのも嬉しいあんまり参加出来てないけど
何故かちゃんと声の中の人が居てコントを繰り広げるという必然
一緒の登壇では無いけどそれはいつものアーティストを立たせるアニサマの気遣いなので良し

「Burn My Soul」
「Thank you for playing~あなたに出会えてよかった~」
「死にゆく季節でぼくは」

ノリが不思議な楽曲に身を任せるのが最高に楽しいんだよね

・Butter-Fly

宮田俊哉×伊東健人で
10年前のこの日の前日、この場所で、本家和田光司の歌を体験したんだよな

BDに残っている映像では、和田の歌声を残すためにか、歌ってる時の観客の歓声は綺麗に消されているけど、実際には会場全体が皆涙流しながら大声で合唱してたのを思い出すよ
和田が「みんな一つに成れた」と言うのは正にそう言う意味

実はその証拠らしきものが残っていて、BD特典のメイキング映像でこのステージ裏側のシーンが流れるんだけど、観客の歌声を一瞬感じるんだよね

・ASCA×楠木ともり

「私が笑う理由は」

このコラボは嬉しかったな
豚のレバーのアニメは作画で残念だったけど、物語は好きなので、こうやって楽曲で作品を盛り返してくれるのは嬉しい
アニソンの価値を感じるよ

・ASCA

「紫苑の花束を」
「FACELESS」

最近のASCAは様々なジャンルのアニメのタイアップに関わって、楽曲の幅も広がってきたのが良いね
もっと大物になる予感がするよ

・大橋彩香

この日一番のお目当てのはっしーですよ
アーティストデビュー10周年との事で、過去の出演映像とか特別な演出が嬉しい
とは言え、セトリは決め打ちだったな

「YES!!」
「シンガロン進化論」オーハシアヤカ×オーイシマサヨシ
「ワガママMIRROR HEART」

デビュー曲の「YES!!」は外せないし、最大のキラーソング「ミラハ」も外せない
オーイシとのコラボもある意味読める展開
と言うか、この日の客層からかオーイシが便利に使われ過ぎてて、サプライズコラボで順当ならオーイシだろうと、それなら「シンガロン」だろうまで読めてしまったよ^_^

それでもミラハで大いに盛り上がって大満足(●´ω`●)

・オーイシマサヨシ

アニソン界で大物になり過ぎてしまって、昨年のアニサマでも使い込まれてしまい、今年は裏方的なポジションに下がろうとしてた感じかな

コラボでは沢山出るけど、自分ではトリを務めない
だからセトリもキラーソングはuni-verseのみに抑えて、その分歌いそびれてた最近のタイアップが歌えるという感じだったのかも

・i☆Ris

i☆Risがトリを務める時が来るとはね^_^
「トイレタイムだった」との自虐ネタは全くの事実で、当時実際そんな行動してた奴を見かけた
当時の自分も彼女達の事を「実力のあるアイドル」としてしか見てなかったから、声オタとしてはノー眼中だった

けど、その後メンバーそれぞれがちゃんと声優として活躍をし、元からのフィールド「プリティシリーズ」のライブを耕し続け、遂には自分達がアニメになって声優として声をつけるとか、よく分からないことになってる^_^
こうなっては声オタとしても認めない訳にはいかないだろう、とか^_^
もう普通にファンになってるけど(*´ω`*)

アニソン界の一般化の中でショウビズの価値が上がり、必然的にアイドルとしてのスキルが高い彼女達の地位も上がってる
その上で10年に及ぶ貢献度を持つ彼女たちは、この場に多く居た新しいアーティストを好む新規ファンに対しても、トリの説得力を確実に持っていた様に思える

5)day1まとめ

今、コロナ禍の影響と物価高はアニソンのイベントシーンを大きく変えている様に思ってる
コロナ禍によって大きな断絶の期間があり、それがアーティストも含めて世代交代を明確化している
物価高騰により客層の経済的な入れ替わり、若しくは参加人数の絶対的な減少も起こるかもしれない
それも今はまだ過渡期かもしれない

このday1は、今アニソンシーンの最先端を担う様なアーティストが多く集まり、客席もそのファンが揃っていることから、逆にそんな事を強く感じてしまう公演だったな

とは言え、そんな今見るべきアーティストを沢山観られて多くの刺激を得たのも事実
ある意味、一番興味深く楽しく参加したよ(●´ω`●)

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