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バンドリの「キラキラ星エピソード」がリアルの林鼓子Birthday Liveで起きた話

リアルでこんな場面に立ち会うなんて思いもよらなかったよ

1)現場

現場は、令和6年6月15日開催「Coco Hayashi Birthday Live 2024〜I’m here.〜」の昼の部
会場は横浜YTJ ホールでキャパは着席だったので300人程度

林鼓子と言えば元Run Girls, Run!だけど、今となってはバンドリのMyGOメンバーであり、ラブライブの虹ヶ咲メンバーでもあるメチャ注目の若手女性声優なので、このキャパははっきり言って狭すぎたと思う

観客も熱いファンが集結していたらしく、恐らくランガ時代からのファンが大半を占め、バンドリーマー、ラブライバー、更に中国のMyGOブームから中国人ファンも居るという感じで、始まる前から会場は熱気に溢れていた

こういう熱い雰囲気の現場はアフターコロナでは貴重だと思う
この熱気こそが、後に起きる奇跡とも言える様な出来事を引き起こしたとも言える

2)起きた事

林鼓子が登壇し、大歓声と共にライブが始まる

バースデーイベントだけど、ファンへのお返しとの事でリクエストを受けたアニソン系のカバーソングを歌いまくると言う超絶盛り上がるライブが展開される
あまり激しく飛んじゃダメとの指示があり、実際ファンも守ってたとは思うけど、それでも会場が揺れる様な盛り上がりだった

林鼓子は久し振りのソロライブに緊張気味で、自分自身に悪態をつくなど気のおけないファンとの関係性を見せつつ、それでも熱のこもった歌唱を披露し、だからこそファンもヒートアップしていた

しかし、その前半のカバーソングコーナーが終わった後、トラブルが起きる

衣装チェンジの間に流す映像として「情熱大陸」をパロった林鼓子の紹介映像が用意されていたのだが、機材トラブルによってすぐに流れなかったのだ
何回か冒頭部分が流れてすぐ止まり、明らかに機材トラブルである事はファンにもすぐ分かった事だろう

暗闇の中、会場は一時沈黙だけとなる

3)奮闘

けどここに集まって居るのは、林鼓子のバースデーを祝いに来た熱いファンばかりだ
このままこのイベントに「失敗」を残したく無いという想いがあったのだろう
すぐに様々なリカバーを試みるファンが現れる

気勢を上げる者
コールの様に拍手をする者
「アンコール」と言って茶化す者

そんな中、アレを思い付いた者が居た

バンドリにおいて、ステージ上で想定外の時間稼ぎが必要になった時、やれることがある

それは「キラキラ星」だ

恐らくネタとして思いついたのだろうが、一人がそれを歌い出すと、会場は大いに湧き、後に続いて歌い出す者が出て、大合唱となる

ちなみに自分はと言うと、大いに笑い、大合唱に参加してた
そしてかなり感動していた
ちとウルっとしてしまう位には

とは言え「キラキラ星」は短い
合唱が終わり、さてもう一回歌うべきかとなった時、しかし映像が流れ始め、このハプニングはあっけなく終了する

観客はこの一時を自分達の力で何とか乗り切ったとして、安堵と、一寸した満足感を味わったことだろう

戻ってきた林鼓子も、恐らく衣装替えでそれ所では無かっただろうが、気の利いたスタッフからトラブルについて聞いたのか、謝意を示して問題なく後半のライブがスタートした

4)第二幕

しかし、この話には更に続きがある

このハプニングとその時のファンの行動を、ステージの側から見ていた人が居たらしい
このライブの後半、ピアノ伴奏として出演予定だったピアニストの斉藤真優さんだ

Xによると、斉藤さんは出演者の一人としてこの機材トラブルをピアノ演奏で穴埋めしようかと考えていたそうだ

しかし、それはファンの行為によって事無きを得た
そしてやはりファンの行為に感動し、それに対して「応えたい」と思ってくれた様だ
その様子がXに書かれている

斉藤さんの演奏に予定されていたアドリブ箇所は二回
その内の一つは最終曲の後に流す退場BGM(チェイサー)だったらしい

林鼓子は最終曲にエモい編曲の「キズナミュージック」を選曲
会場は大感動のエンディングとなり、大歓声と共に林鼓子が退場する

そしてその時、ピアノで「キラキラ星」のメロディが奏でられる

観客は、すぐあのハプニングのことに斉藤さんが応えてくれたと気がつき、改めて大歓声が起こり大団円の終幕となった

改めて、まさかリアルでキラキラ星に泣かされるとは思わなかったよ

5)まとめ

この出来事を改めてまとめてみると
まず林鼓子のイベントで機材トラブルが発生したとして

・熱いファンが沢山集まっている
・ファンがリカバーの知恵を出し始める
・林鼓子はバンドリキャストの一人
・バンドリには「キラキラ星」エピソードがある
・「キラキラ星」エピソードをファンが実行
・その様子をピアニストが見ている
・イベント後半は生ピアノの伴奏
・セトリの最後の曲は「キズナミュージック」
・チェイサーはアドリブ予定
・そして「キラキラ星」を演奏する事に

これだけの事が組み合わないと起こり得ない事だったということ

こういうものを、きっと「奇跡」と言うのだろうな
一寸した伝説の現場に立ち会った気分だよ

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