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【祝・コラボ企画】ホラーショートオムニバス「うらおもて」

これ作っている時に「呪い」(山崎ハコさんの曲)が脳内BGMとしてかかっていた青木です。コンコン。

今回はとあるきっかけで生まれたホラーショートオムニバスです。


〇「うらおもて」誕生裏話

このオムニバス、岡山で活躍をされている劇団アラホシさんに公演企画の声をかけて頂いたことで生まれました。

これ、劇団アラホシさんが8月にショート公演を上演します。ガチです。

詳しい公演情報は劇団アラホシさんの公式ホームページ、もしくはX(ツイッター)をご参考ください。

宣伝もかねるのでnoteでもあれこれ作っていいか尋ねたら「むしろ遠慮せずやってくださいな★」とOKをいただけたので、この記事は【劇団あてどなし・青木視点】(以下、あてどなし版)として作ってます。

公演の方(以下、アラホシ版)にもボクから、「脚本の内容や展開を変えなければ好きにやっちゃってください★」とお伝えしているので、ボクもどのような演出が加わる知りません。楽しみですね。

〇公演概要(あてどなし版)

◯フライヤーイメージ

あてどなし版フライヤーイメージ(表)
あてどなし版フライヤーイメージ(裏)

〇告知PR動画(YouTube)


〇素材サイト様クレジット

(ポスター素材)
・toto-tooruru様(背景素材)(https://booth.pm/ja/items/3180081
・イラストAC様(狐面/枠フレーム)
https://www.ac-illust.com/
・FONTFREE様より
 ◆ g_コミック古印体-教漢(標準)(https://fontfree.me/638)
 ◆g_コミックホラー(教漢版)(https://fontfree.me/638

(動画素材)
・Pixels様(液体)(https://www.pexels.com/ja-jp/
・イラストAC様(イラスト)(https://www.ac-illust.com/
・音人様(効果音)(https://on-jin.com/sound/index.php
・棒読みちゃん(ボイス)
https://chi.usamimi.info/Program/Application/BouyomiChan/
・ガレトコ様より「赤子の秘密」(BGM)
https://garetoco.com/
・FONTFREE様より
◆仕事メモ書き(https://fontfree.me/1883
◆手書き雑フォント(https://fontfree.me/560
◆源界明朝(https://fontfree.me/2634

〇演目(台本)一覧

#1 きつねなべ

#2 哭水(旧題:おつかれさまでした)


◆おまけ とある心霊番組の切り抜き(YouTube)
…先に見るか、後に見るかはお任せします。

(補)
『実録!怪異ニュース』…いつぞやに放送された心霊番組。世界の恐怖映像だったり、都市伝説や怖い噂を再現ドラマを交えてニュース風に紹介していく、というていで作った想像上の番組。

(使用素材サイト様クレジット)
・DOVASYNDROME より「残滓念/かずち」 様
https://dova-s.jp/bgm/play2693.html)
・イラストAC様(イラスト)(https://www.ac-illust.com/)
・FONTFREE様より
◆g_コミック古印体-教漢(標準)(https://fontfree.me/638)
・VOICEBOX様(https://voicevox.hiroshiba.jp/)
◆VOICEBOX:四国めたん 様
◆VOICEBOX:白上虎太郎 様
◆VOICEBOX:青山龍星 様 
・効果音ラボ様(効果音)(https://soundeffect-lab.info/)

〇「うらおもて」について

前述にもあるのですが、もともと「夏ごろにしよう」というお話で始まったものですが、お声かけなければ生まれていない企画になります。

どうせならただ作品を寄せ集めたオムニバスではなく、「この候補作品たちからなにが見えてくる?」と逆算して出来たものになりました。

あてどなしが出来てから、いつも存在しない公演を練る時はなにかといつも共通点を作ってから作品をそれに合わせて作ることが多くなった中、頭にまだないものを掘り起こして作るのは楽しかったです。

今回の演目の共通点が「ぞっとする後味の悪い話」。

だったら「人の【うら】側が表面【おもて】にでてきて終わる】作品のオムニバスとしてタイトルを「うらおもて」にしようと思いました。

あと、「うらおもて」と「うらめしや」ってなんとなーく似てるからというのもあります。洒落です。

◯作品の選出について

演出さんに言われたのでこれも「うらおもて」の裏話の一つとして書いておこうと思います。

もし、台本選定までなんもかんも度外視かつ願望全マシで作れたなら、ボクは候補作の一つにあった「湖底」という短編を入れて、45分から60分ほどの全体公演時間になる『【怪異✕人怖】オムニバス』で揃えていたなあと思いました。

ただ、一つ、ボクが「絶対にこれもいれてくれ」と言わなかったのは、遠慮とかではない理由がちゃんとありまして…。

昔、ボクが学生時代に役者も演出もあれこれやってこだわりを第一優先した時に、初めて演劇に飛び込んで、はじめて長いセリフのある役や主役級の役を演じきろうと真摯に向き合いあった部員の子がパンクしかけた姿をみたことがあったからです。

中学は既存の脚本で理想ぐらいぴったりな役柄の役者さん、大学では現在の「私小説」と「クリエイターズハイ」で二つの役をこなした役者さん、それぞれいて、二人とも「必ずやりきる」と食いついて演じきった、今でもボクが頭を上げられないぐらいの役者さんです。

希望を汲んだり、役決めの時点で本人に了承を得たとはいえ、ボクは役者さんとなんか作る時には絶対に二度と同じ思いはさせたくないのが強いのです。

きっとボクは作品や流れを自分の責任のもとこれと決めたら突き進んでしまうし、それでよく「頑固者が」「お前、表現に関しては意見きかんやん」と苦い顔されたのはよくありました。

だって、時間かけて作るなら可能なら限り「これが最高の状態です」で出したいし、ボク自身が経験した別にしなくてもいい理不尽だけの苦い体験はさせたくない。なにより、この役をやりたいと思ってくれたなら、挑戦したいと思ってくれたなら、そして是非その人が適役だと思ったら、経験の有無関わらず演じてほしいと思うのです。

だけど、希望やこだわりとその人のキャパは別問題なわけで、それを踏まえてのことならむしろそっちのほうが安心します。

「演劇なんか二度とやるか」っていう嫌な思い出になったり、公演そのものがおじゃんになって諸々の損失になるのは一番避けたいのです。(ただ、それを拡大解釈して、手を抜いていいというわけではないですし、そう思われないほどいい作品にするために突き詰めてガリガリ書かねばならないのがボクがボク自身に課してる一つのお約束ではあるのですが…)

あてどなしがなんだかんだ続いているのも、役者さんがいない分、あれこれ考えず頭の中のアイデアを出せるからだと思ってます。

余談ではありますが、今回は採用はされずとも検討の候補になった作品も、いつかあれこれ手を加えてあてどなしのなにかとしてnoteかどこかでで出せたらなと思っております。「リバイバル」的やつ、かっこいいし。

◯今回のコラボをきめた理由

そんなこんなクッソ激重感情はありますが、今回コラボ企画を受けたきっかけは案外単純だったりします。

演出さんとの台本選定の話の際…

「あの、ひとつ聞いておきたいんですが…『きつねなべ』を京都弁から岡山弁にかえたりとか…考えてたりしてますか?」
「ないですよ。むしろそれは絶対ないです」

これを聞いた時に、
「あ、ここの劇団さんならきっと大丈夫だ」
そう思ったからです。

内心、この時、めっちゃはらはらしていまして、もし、「地元みが出てそれいいっすね!変えましょう!」という考えの回答が返ってきていたならば、ボクはすんごい苦い渋い顔して「…別の候補作の組み合わせか、もしくは、その、また今度に、なんか、別の形でしませんか?」といって、「うらおもて」どころかコラボそのものも生まれていなかったことでしょう。いや冗談抜きに。

表現は正解がないのですが(創作をしている人ならちょっとわかってもらえるかと思いたい)、作品によって「ここは変更したいといわれても受け入れられる部分」と、こだわりや作品の性質上「…なんでそこ変えたいとおもいました?(理由によってはぜってぇ変えたくない)」部分があります。

その、「絶対変えたくない部分」の感覚が一緒か似ているなら、きっと斬新な演出や演技でも、きっとそれはその部分を踏まえた上でのアラホシさん流の、ボクにない新しい作品解釈の結果の末に生まれた表現だと思います。

さて、上演になった時にどんな作品になっているのでしょうニヤ(・∀・)ニヤ
かげながら応援しております。

それではまた…。

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