脚本「六畳の策略」(オムニバス①)

あけましたおめでとうございます、青木葎です。

現在、名前がかすればいいかなと小さな賞に応募するために連日時間と体力の隙間を縫って書いていたら昨晩追い詰められるほど悪夢を見ました。こわかったです。

執筆中の息抜きがてらに作品供養第四弾ができました。

もともと「部室にあったちゃぶ台一個で出来る劇」というものを前提で書いた上に、8人のうち7人が役者希望という条件もあったので「6畳一間で起こる30分~40分のオムニバス式物語」にしたものです。

余談ですが、部員から一番不人気だった演目だったことは覚えていて読み返してみたんのですが、カットした部分の案の一つに以下のものが出てきました。

(案2)
舞台上はやや暗みを帯びた暗闇
うっすらと人の影が見えるが、客席から役者の顔はわからない。
一人が倒れてる、(手元にはコップ)。にも関わらずもう一人は何度も何度も刃物らしきもので倒れている人物をすごく楽しげに切りつける。(声は出ていない)そこに一人の少女が現れる。顔は見えない。(というか、この場面では全員顔に張り紙)殺人鬼、幼い子供が母親に「こんなことできたんだ!すごいでしょ!」のテンションで少女に近づく。少女もまた母親のごとく、頭をなでる。音が乱れる。動きもぎこちなくなり退散/不協和音のような音響)

おいどうした、新入歓迎会公演でなにするつもりだお前。

在学中、思えば役者、演出、舞監、音響編集、パンフ・ポスター作製と練習場所/公演稽古日程調整、小道具作成に加えて今みたいに台本書いていたのでだいぶ書きなぐっていた演出指示から削りました。思い入れがある分ベースは書き換えなかったもの部分もありますが、改めて読むとやっぱり読みづらいと思うところやラストも非現実が過ぎるので変更。…これは成長だったらいいのですが…。

それではまた。他オムニバスも挙げられるよう頑張ります。

PS、作中でこちらも使いました。(この曲に合わせて遺体の入ったゴミ袋をひきずるシーンが改定前のラストです)



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