📝No.1（エンディング/テストアンケート編）

青木葎

2022年10月15日 23:34

こんにちは、哲学も法哲学も善悪の定義もお腹いっぱいの青木です。

本編作品は作品はこちら→https://editor.note.com/notes/nb5c0602b71a7/edit/

●各エンディング（全四種類）

（エンディングの設定）

【捕捉】

「葉書」と言う意味がわかると怖い話、ご存じでしょうか。

　交通事故で少年を轢き殺した男が、母親に慰謝料を払いたいと申し出ると、断わられてしまった。「代わりに毎月１３日には、やった事を忘れないよう自分宛に葉書を送ってほしい」と、宛名の書かれた、たくさんの葉書の束を彼女は男に渡した。
　何年も男はその約束を守ったが、いつまでもこんなやり取りはお互いのためにならないと思い、葉書を燃やした。すると、あぶり出しで文字が浮かんできた。『ひとごろし』

洒落怖系怖い話「葉書」より

誰の側面から見るかでかなり物語が変わってきます。
「母親」のように被害者の目線で見るのか、「男」のように加害者の場面でみるのか。はたまたニュースや読み手（傍観者）として見るのか。

でも、どこの立場に立ったとしても関わってしまった時点で「この問題に関わったという事実」があなたにずっとつきまとうでしょう。

…的な、ヒトコワと自己責任系ホラーと鬱ゲーを混ぜた感じにしたかったです。(なので、PR動画の最後にも警告文をチラッとしこませておりました)

【エンディング配布方法】
（案１）文庫サイズのペーパーにして希望者に配布。
　「公演終了後までネタバレ・口外厳禁］と記載はしておく。

（メリット）
・観客に「お土産」ができる。
・キャラの背景を踏まえた上で、二度三度見返しが可能。
・映像と異なり、PC操作・環境に左右されず対応可。
・名刺はさめる。

（デメリット）
・インク代・紙代の回収。（チケットに上乗せOR物販配布）
・製作時間の確保。
・分量（短編なのでボリュームは少なめ）

（案２）youtubeの限定配信等、パスを設けて動画サイトで配布

（メリット）
・リハーサルの時間で録音をすれば、紙媒体より時間の節約可
・舞台に近い形でお届けすることが可能

（デメリット）
・PC操作・環境に左右される。
・簡単にでも動画編集時間の確保が必要。
・「いつまで配信か」を決める必要がある。

【作成時覚書】
・「二回見たのに同じエンディングだった」想定より、全公演後に何かしらの形で全エンディングを見れる形にしたほうがいいかと思った。

・印刷代とインク代の補填のため、１００円前後か投げ銭のおまけを検討していたが小劇場用のエンディング自体短いためボリュームがどこまででるか…。

（青木が作りながら考えてたこと）

・上演時間２０～３０分程度。（２～３ヵ月の稽古期間で作成を想定）
→もともと想定した演劇祭の時間指定がこれぐらいだったので。

・人数を最低限に絞り、選択の総点式でエンディングのみ変わる形式のため、役者の稽古負担（…？）はストレートものの演目と遜色ないかと思う。
→ノベルゲームみたいに物語そのものがかわると多分役者さんから「覚えられない」と非難殺到されるだろうなぁという夢を見ました。（よほど役者さんの情熱があるか信頼されている裏方さんがいるならきっと別ですが…）

・エンディングは４つ作っているが④は奇跡でも起こらない限り見れないように設定をかけているので実質３つエンディングを覚えれてればOK。

・一問目にできれば「なんでこっちを選んだの？」と簡単な質問を司会者のアドバンに投げさせたいが役者のアドリブ力が問われる。イメージとしてはディ〇ニーランドのタートルトークみたいな感じ。

【アンケート実験】（２日間実施）

８割ほど台本を作ったあたりで自分のツイッターアカウントにてアンケート取ってみました。理由としましては、観客の判断を惑わすセリフを作中のどこかで入れようと思ったのですが、そもそもベースが思考実験なので【この例題を「まったく別の主張を設けず」に不特定多数の人に質問したらどっち派になるのだろう】というところでつまりました。

アンケート内容にしましては
・期間は２日間。
・FF内外問わず（不特定多数の観客を想定）
・作中と同じく、計３問の質問を用意。ただし、例題の質問のみ。

（結果）

〔第一問〕

〔第二問〕

〔第三問〕

（分析）

まじか…偏りがすごなったぞ…( ´ཀ` )
登場人物だけを動かすストレートものの脚本なら、作者の主張をベースに人物が思考を持ってある程度自分の考えの範疇で動いてくれますが、第三者の考えがランダムに介入すると全く予測がつかないことがわかりました。青木は【一問】【二問】、けっこう分かれると思っていたのですが…いやぁ、読めないものですね…。

【分岐ものの公演をする】＝【（内容によっては）予想だにしないことがおこりやすくなる】というはらはら感が観客だけでなく作り手からもやばいということをあらためて感じました( ´ཀ` )

（メモ書きはつづく…）

〇📝No.2（実験/補足/参考文献編）
→https://editor.note.com/notes/n9eca48ec419d/edit/

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