365日日本の名建築37
本日紹介するのは石川県にある片山津温泉総湯という建築です。
とても美しい姿をした建築です。
2枚の大きなガラスの壁がずれていて、その間が空間になっています。
建築家の谷口吉生さんが設計した作品らしさがところどころに見受けられます。
例えばこのトンネル状の空間は、銀座シックスや葛西臨海公園にある作品など、谷口吉生さんの建築では多く見られます。
建物の両サイドに空間があり、そこが温泉になっている構成です。
温泉は2つあるのですが柴山潟に面した温泉と人工的につくられた森に面した温泉があるので、温泉に入る時はどちらかの空間を楽しむことができます。
日替わりで温泉空間が入れ替わるとのことでして、私が入浴したときは柴山潟に面した温泉だったので、柴山潟を眺めながら温泉に浸かることができました。
温泉の上はテラスになっていて、ここからも柴山潟の風景を楽しむことができます。
シンプルな建築ですが、内部には色々な空間があってとても楽しめる建築でした。
気軽に立ち寄れる建築なので、是非とも立ち寄ってみてください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?