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エッセイ

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#あたらしい自分へ

国道1号線で心を燃やせ

「俺はいま何をやっているんだろう…」 1月の大寒少し手前の真冬の夜、ざあざあと降り注ぐ雨の中、一人国道1号線に立ち尽くす。傘はない。もう後戻りもできない。なぜこんな寒い中、この場所にいるのだろうか。もう何もわからなかった。 ***** 「面接のトークとして、『心が燃えた』経験があると面白いよ。やっぱり自分が心からめちゃくちゃ頑張った!ってエピソードが一つあると強いよ」 2週間後に、どうしてもいきたかった国際交流プログラムの面接がある。その面接のアドバイスを、すでに参加

立ち止まり、振り返ること-瞬間の価値観たちと向き合う- #自分にとって大切なこと

 昔から気が向いた時に日記を書いている。正直にいうと毎日ではないので「日記」という言葉が正しいか自信はないが、もう10年くらい日記を書き溜めている。 うちに秘めた、内面の事情をたくさん書いているので、本音を言うと人に見られたくない。けれど、さらに本音を言うと「そんな自分を知ってほしい」という気持ちもある。この気持ち同士が対立し、どうやって日記を書こうか葛藤したのを今でも覚えている。 最終的にブログに書くのは気が引けると思い、悩んだ末の妥協点としてmixiに今でも日記を書い

「やってみよう症候群」を通じて気づいたこと

私には発作的に行ってしまう行動がある。 それが、「やってみよう症候群」だ。 きっかけは、忘れもしない2017年のお正月。auの三太郎シリーズのCMだ。 WANIMAの「やってみよう」という曲に合わせ、三太郎たちがいろんなことに挑戦するCM。私はこれを初めてみた瞬間から、めちゃくちゃ感化された。やりたかったことやってみよう。このシンプルなメッセージに心を打たれた。 私は「やってみなければわからない」という言葉が大好きだ。根拠はないが文字通り、何事もやってみなければわから