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献血は体調良くない時は避けた方が良いよね、って話

2020年5月2日!
本当なら、私は東京ビッグサイトでプリキュア本を買い回っているはずだった…。
ですがコミケは中止(ついでにプリキュアも放送休止)。ネット上での「エアコミケ」となり、会場は「エアビッグサイト」となってしまいました。
ですが、この日私は「リアル医務室」に担ぎこまれ点滴を打たれていたのです。
これは、大いなる経験不足と慢心によって「エア意識(危うく失神)」に陥った私の反省を、リアルタイムのツイートと共にまとめた記録です。

前日の予約~当日の早朝、まさかの二日酔い

不要不急の外出すら避けねばならない事態。
でも気分転換はしたいなー!という思うことしきりな最中、こんな情報を知りました。
緊急事態宣言下でも献血は必要です(日本赤十字社)
外出もでき、人の役にも立てる献血。しかもジュースは無料で飲み放題(浅ましい)。
2016年の冬コミ会場で献血経験があった(ごちうさのタペストリーとか貰いました)ので、特に緊張もすることなく気軽に400ml献血を予約。今は前日でも17時までならネットで予約ができます。便利です。
しかしそれがまさかの自信過剰だったとは、この時は知る由もありませんでした。

明けて5/2当日。夜型なのに、なぜか朝4時に目が冴える私。
コミケ中止をど忘れした訳ではありません。目覚めた理由、それは圧倒的な二日酔いの不快感でした。

献血のルールとして「当日は飲酒してはいけない」というのがあるのは知っていました。
しかし、実は最近飲酒量が増えている私。
「Stay Home」が「Stayin' Sanity」という名の正気を懸けたライアーゲームとなり、このままではスペルが「Stay Insanity(狂気…!)」になってしまうのも時間の問題、ということで
ついつい酒を飲んでしまう機会が多くなっているわけです(これはこれで大問題なのですが)。
しかも、この前日は虫の居所が悪かった。結果、「9%チューハイ350ml×2.5本、日本酒2合」という一人宅飲みにしては多過ぎるアルコールを摂取していました。

その結果、大して酔えなかったのにもかかわらず気分は最悪。

既に献血に対し心が折れていた様が窺えます。
ですが、この後頑張って二度寝を敢行。約3時間の追加睡眠を確保し、幾分体調が回復してしまったのです。

やはり時間がかかった採血

すっかり安心、異常なしと確信し電車へ。満を持して正午に献血ルームへと到着しました。
事前に予約していたこともあり流れはスムーズです。血圧、体温、事前の血液検査でも異常は出ず、問題なく400ml採血と相成りました。

およそ3年半ぶりの献血。太めの針が腕に入ります。ですが2年前に治験のボランティアを経験している私にとっては、採血針など恐れるに足らず。左腕に針を固定されながらも、

と右手で余裕のツイートをかますうつけ者。しかし、この直後に右手の自由は奪われます。

「ちょっと血液の流れが遅いので、右手にもカイロ持ってて下さいね~」
そうなのです。3年半前の献血の時も同様だったのですが、私はどうやら血流が悪いらしいのです(ちなみに大の冷え性)。その結果、通常は固定されている方だけに持たされるカイロを、両手だけでなく左肩にまで置かれることになりました。

必死にカイロを握りしめた手をグーパーし、脳内で「活きの良い血管(?)」をイメージする私。「段々良くなってますよ~」と言われるも、時間は10分、15分と過ぎていきます。私より後に来たはずの向かいの男性は、既に採血を終えていました。同様に採血終了まで30分弱かかった前回を思い出します。
(もしかして、既に私の血流はダメな感じなのでは?)
根拠の無い、よく分からない曖昧な焦りに襲われる私。

そして20分ほど経ったころ。
もう少しなので、バンド(採血中、二の腕に締めて血流を良くする)を少しキツくしますね。お加減大丈夫ですか?
後わずか、その言葉に安堵します。しかしここで違和感が。
(あれ、少し指先が痺れるな…)
しかし大したものではなかったので、その時は「大丈夫です」と答えました。思えば、あそこで正直に言っていれば…。
考えてみれば、この時点で相当発汗と疲労が来ていたはず。前回無事に終わった献血時は、無理せず紙パックジュースを飲みながら血を採っていました。いわんや治験時も、一回には400mlも採血しません。ただ今回は献血2回目、それに後少しで終わることが判断を誤らせたのです。

採血後、すぐに異変が

そしてその約5分後、採血は終了。気分は悪くなかったので、歩いてエントランスに戻ります。途中にある飲料の自販機に立ち寄っても、たかだか10mにも満たない距離です。
ただ歩いている途中から、軽く立ちくらみにも似た眩暈がしていました。ちょっと疲れたかな、と思い椅子に座ったその5秒後、手足が痺れ始め吐き気を覚えます。これはまずい、そう思い職員さんを呼びます。「すみません」と声に出した直後には、既に手元のジュースを飲もうとしても飲めない状態になってしまいました。
「ちょっと吐き気が」その声は声になったか分かりません。猛烈な痺れと吐き気。明らかな貧血症状です。「ちょっと待ってください、今医務室に連れて行きますので」すぐに用意される車椅子。ですが視界も暗くなり、さらにえずきも止まらず。意識が朦朧とした状態では、自力で乗ることもできません。両方から抱えられ、急いで医務室へ。
採血終了後、歩いてからこの状況まで3分かかっていません。ここまで急速に体調が悪くなるのか…。薄い意識でそんなことを思っていました。

その後医務室で横になると、すぐに意識は良くなりました。伏せてから僅か30秒。まるで意識のジェットコースターです。
ですが、大事を取り点滴を受けることになりました。まさか人生初の点滴を、献血ルームで受けることになるとは。400ml血を抜いて、500ml点滴を入れる。献血をしに来たつもりが、差し引き100ml貰ったことになってしまうとは…。
幸いにも、嘔吐も失神もせず体調は回復。献血ルームの方々に大変なご迷惑とお手数をお掛けしながら、帰宅の途へと就くことができました。
(その後、第2章腹痛編が待ち構えていたのですが、献血とは関係ないので省きます)

今回、ここまでのスピードで手足の痺れが拡がったのは驚きでした。伏線といえば、採血途中の軽い手先の違和感だけ。あまりの速さに恐怖心すら覚えたほどです。

ということで結論。
①前日から体調管理には気をつけ、当日も無理をしない
②採血途中でも、水分は遠慮なく取る(考えれば400ml抜かれるって結構な量!)
③違和感や痛みがあったら遠慮なく言う
そして、点滴後休んでいる時に発した心からのツイート。

これに尽きます。献血はストレスが溜まっている時期にやるべきではないのです。

献血は体調良くない時は避けた方が良いよね

「献血にご協力お願いします!」と駅前で呼びかける光景は良く見かけます。
必要以上に恐怖心を抱く必要はない(200ml献血や成分献血もあります)のですが、自分の体調を理解し協力することが大切です。
献血の条件は厳しめとはいえ、それでもこのようなことが起こってしまうことを身を以て知った今、
次回はもっと謙虚に臨もう…と反省しきりの私なのでした。

(今回頂いたラブライブ!サンシャイン!!のクリアファイル)

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(マリーとリリーのブラウスが同じだ…!)

また5月21日からは恒例の「コミケ献血応援イベント」が始まります。
コミックマーケット98 献血応援イベント
ご興味のある方は是非チェックしてみると良いと思います。

それでは!


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