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俎(まないた)橋交差点と埠頭の「ふ」の字

靖国通りの九段下と専大前交差点の間にある地味な交差点「俎橋」。
「まないたばし」と読む。
地味というのは少々申し訳ないが、首都高の真下に流れる日本橋川に架かっている橋がそれだ。
首都高の下にあるせいで常に日陰になっているから存在感が薄いのかもしれない。

そして、なかなか読めない、この俎という漢字。
常用漢字ではなく、漢字検定では1級に該当。

この俎橋交差点は標識には漢字で書かれている。

まないたの語源は真魚板(まないた)らしい

その一方で

大井埠頭、芝浦埠頭などの「埠頭」
標識では「ふ頭」と書かれている。

品川ふ頭、大井ふ頭と書かれている

埠頭をふ頭と書かれるとかなり違和感を覚えるのは私だけだろうか?
埠頭の「埠」は常用漢字ではなく、漢字検定準1級の漢字なので、
前出の「俎」よりも難易度は低い。

何が言いたいかというと、

地名の標識のルールで漢字にするかしないかの明確の基準はなさそうで、結構ゆるい。
地名などの固有名詞は特にその時その時で名付け親(権力者)の恣意性が働きそうで
「よし、これでいこう
❗️」というその瞬間、
どうやって名前が決まるのかそのプロセス現場を見てみたい。

道路名、交差点名、いろいろ名付けたいところがある・・・。

麻布台ヒルズができて、新たに生まれた4つの交差点にも名前はまだ無い。
ただし、そのうち1つは一時停止のT字路なのでそこは交差点名は要らないか。

どこかで誰かが検討しているのだろうか?

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