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ビジネス書出版社社長の四方山話

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クロスメディアグループの代表による四方山話です。毎週更新しています。
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#クロスメディア

ハルシネーション【ビジネス書出版社長の四方山話】

AIが事実に基づかない情報を生成することをハルシネーション(幻覚)と言います。 ハルシネーションは、生成AIの実用化においての技術的な課題とされています。 そのため、今は人間がAIが生成する情報をチェックする必要があります。 ただ、人間自身にもハルシネーションがないとは言えませんし、人でもAIでも、社会生活において誤情報が大きな問題を引き起こすことがあるので、ハルシネーションには気をつけないといけません。 さて、考え方を変え、生成AIのハルシネーションをクリエイティブな仕

【ビジネス書出版社社長の四方山話】自社商品

編集者としキャリアをスタートし、企画がなかなか出ずに悶々としていたときに、当時の編集長に、「君みたいな人は世の中にごまんといるから、自分が買いたいと思う本をつくればいいんだよ」と言われました。そして、そのアドバイスのおかげで、今日まで500冊以上の自分が買いたいと思う本をつくってきました。 毎月2、3点の自分が企画した本や自分が関係する本の原稿を読んでいますが、クロスメディアでは毎月10点前後の出版をしているので、すべての原稿に目を通すことはできていないのが実際です。 最

【ビジネス書出版社社長の四方山話】道具を使いこなすスキル

相馬野馬追(そうまのうまおい)を観に福島県南相馬市に行ってきました。 無数の騎馬が街を闊歩し、甲冑競馬や神旗争奪戦が繰り広げられる大迫力の馬祭りです。 戦国時代が好きな人は、一生に一度は訪れることをお勧めします。 さて、歴史上数千年の間、馬は移動や輸送、戦などで人間をサポートしてきましたが、100年前からその役目は自動車に置き換わり、そしてそこから人類は劇的に進歩しました。 この30年での進歩といえば、コンピューター、インターネット、スマートフォンによるものが大きく、そし

【ビジネス書出版社社長の四方山話】クロスメディア展開

企業広報として、クロスメディアン(Web・冊子)、クロスメディアTV(動画)、クロスメディアラジオ(音声)の立ち上げを進めています。 そして、採用広報、販促広報、社内広報につながるメディアとして、クロスメディア展開をしていきます。 読む、観る、聴くで、クロスメディアグループやクロスメディアの人、商品・サービスの魅力を多くの方に知ってもらうようにしていきます。 クロスメディアのリーディングカンパニーになるために、先ずは自社からクロスメディアです。 ▼クロスメディアン公式

【ビジネス書出版社社長の四方山話】課題

人や会社は常に課題を抱えています。 すごいと言われる人や会社も、常に成長を望んでいるので課題だらけです。 課題は、解決したと思ったら、また次から次へと出てきます。 ただ、成長とはそういうものだと割り切れば、いちいち課題に悩むことはなくなり、解決を考えるようになります。 課題は朝に考えると、前向きな解決策が生まれます。 朝早くから仕事に取り組んでいる人がポジティブなのは、そういうことかもしれません。 ▼クロスメディアン公式サイト ▼採用情報 クロスメディアグループでは

【ビジネス書出版社社長の四方山話】インフルエンサー・プラットフォーム

新刊『おとな六法』の紀伊國屋書店での出版セミナー、1,200人もの著者のファンが集まり、超大盛況でした。 クロスメディアグループにこれだけの集客力があったらどんなにビジネスがしやすいだろうと思いますが、会社というものがインフルエンサーになることはないので、この場合、代表である私か、中の人をつくってインフルエンサーに仕立てることになります。が、それは難しいことでしょう。 やはり私たちは、インフルエンサーの人たちが集まる「インフルエンサー・プラットフォーム」になるのが合ってい

【ビジネス書出版社社長の四方山話】バリエーション

フランクフルトから電車で1時間の場所にあるハイデルベルクというドイツ人も観光で訪れる歴史ある都市に足を運びました。日本でいうと鎌倉みたいな場所です。 中世の街並みや城、大聖堂、大学など見応えがあったのですが、どうも日本の古い街並みや城、神社、お寺の方が私は心躍ります。なんでしょう。歳をとったからですかね。 海外に比べて日本はあらゆるものにバリエーションが多いためか、便利で見応えのある国だと思います。 あらためて、海外で稼いで日本に住むことで、世界一の豊かさを享受しようと

【ビジネス書出版社社長の四方山話】百聞は一見にしかず

今ではネットやSNSで海外のトレンドを知ることができ、実際、海外に行ってもすでに知っていることが多いのが実際です。 でも、ネットやSNSの情報収集だけではなく、現地の雰囲気の中で見聞き体験する方が、同じ情報でも格段に密度が濃く、脳の反応が違います。 「百聞は一見にしかず」という言葉は2,000年もの昔の故事成語ですが、今の方が現実味のある言葉ですね。 仮説を立てるのはネットやSNSの情報でいいかもしれませんが、実際に新しいことを行う場合は、現場に足を運び身体で感じることが

【ビジネス書出版社社長の四方山話】短所は長所を消す

近年、教育において「短所を直すより長所を伸ばす」ということをよく聞きます。 これは、学生や子どもには良い教育方法かもしれませんが、社会人には一部の天才を除いては適当な教育方法ではないと私は思っています。 一般的に社会人として成長していくには、周囲の評価を得ながら生きていきます。そのとき、評価においては、短所が長所を消してしまいます。 例えば、コミュニケーション能力が高くても時間にルーズだと営業マンとしては結果も出ないし評価もされないでしょうし、仕事の能力が高くても体調不良