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UBTECH Robotics 世界中で注目される公共サービスロボット!

UBTECH ROBOTICS社は、ディープテック・スタートアップであり、深セン、ロサンゼルス、シリコンバレーを拠点とする世界有数のサービスロボット企業です。ヒューマノイドロボットの商品化に専念し、研究機関から出て一般の人々が利用できることを目指しています。

一方、MCSは1999年に創業し、認知症ケアに特化した介護サービス企業で、2014年からは中国でも高齢者施設を展開しています。

そこで今回は、中国のロボットスタートアップUBTECH Roboticsに迫ります。

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1.サービス概要

UBTECHは一般家庭向けや業務用のロボットを開発・発売しています。

また、UBTECHはAIに強い人材を育成するための教育にも力を入れており、一般家庭向けにSTEM*ロボットキットJIMU robot kitシリーズを販売している他、UBTECH educationという教育部門を設立しています。UBTECH educationでは幼稚園から大学レベルまで対応可能な6種のロボット製作キットをレベル、スキル別に展開し、清華大学やロボカップ連盟など世界各国の教育機関と連携し、それらのカリキュラムに採用されています。

*STEM:(Systematic Technical Education Model) 理系人材を育成するための教育のこと。

UBTECH社が誇る最先端技術の一つが、ロボットのモーションコントローラーであるサーボステアリングエンジンです。この高度なテクノロジーは、UBTECHが自社で設計および製造しています。サーボステアリングエンジンを中心に据え、UBTECHは他社と比べても卓越した運動性能を持つヒューマノイドロボットを開発しています。

同社の研究開発チームには、ロボットと人工知能の分野における専門家が500人以上在籍し、2018年末までにサーボステアリングエンジン、コンピュータービジョン、自然言語処理、SLAM(同時位置認識と地図作成)など幅広い分野で1,253件もの特許を取得しています。

UBTECHは娯楽、コーディング教育、公共サービス、セキュリティ向けなど、多岐にわたる種類のロボット製品を開発しており、これらの製品は家庭、小売店、駅、空港、銀行、病院、学校、ホテルなど、多様なユースケースに活用されています。公共サービスロボットCruzrは、2,000以上のEasyhomeストアで導入され、これは世界最大のサービスロボット導入事例の一つとされています。

UBTECHの収益の半分は、Best Buy、Apple、Amazon、Media Markt、その他の販売チャネルと提携し、特に北米とヨーロッパからの需要が大きなウェイトを占めています。UBTECHは、グローバル市場においてロボティクスの革命を牽引する存在となっています。

1. Walker: 家庭と仕事をサポートする執事ロボット

Walkerは、2足歩行が可能なヒューマノイドロボットで、家庭や仕事の忙しい日常を効率的にサポートするために開発されました。UBTECHは、Walkerを完璧な高知能ヒューマノイドロボットとして2019年に市場投入する計画を進めています。

2. Lynx: Amazon Alexaとのコラボレーション

Lynxは、Amazon Alexaのクラウドベース音声サービスを搭載した高知能ヒューマノイドロボットです。 Lynxは、独自のロボット技術と最新のAlexa技術を組み合わせ、声、顔、存在の認識、監視モード、アバターモードなど多彩な機能を提供しています。

3. First Order Stormtrooper: スターウォーズのロボット

First Order Stormtrooperは、スターウォーズ映画のキャラクターで、アプリを通じて対話できるヒューマノイドロボットです。AR拡張現実感機能、音声認識、顔認識、哨戒パトロールなどの機能を備え、ユーザーにオリジナルの操作と対話を提供します。

4. Cruzr: クラウドベースの高知能ヒューマノイド

Cruzrは、クラウドベースの高知能ヒューマノイドロボットで、様々な産業アプリケーションや家庭環境で新しい世代のサービスを提供します。カスタマイズされたAIサービスにより、顧客のニーズに迅速に対応し、人々はより複雑な課題に専念できます。

5. Jimu Robot: STEM教育を推進する玩具ロボット

Jimu Robotは、STEM(科学、技術、工学、数学)教育を推進するための玩具ロボットです。子供たちの創造力を高め、STEM教育を基礎から楽しみながら学べるツールとして設計されています。未来のリーダーを育てる一翼を担い、子供たちの生活をより豊かにする役割を果たします。

2. 企業概要(2023年9月10日時点)

3. 創業の経緯、ファウンダーBIO

UBTECHの創業者兼CEOであるZhou Jianは大学卒業後、一般大手企業に勤務していましたが、2008年に日本で開催された技術博覧会にてホンダのヒューマノイドロボット、ASIMOを知ったことをきっかけにロボティクスの道へ進むことを決意しました。

ロボティクスの分野は当時中国国内では未開拓であったため、周囲はZhou氏の決断に猛反対しましたが、ロボットが日常生活から工業、医療、宇宙開発まであらゆる場面で活躍する可能性に気づいていたZhou氏の意志は固く、その後の2012年、周囲の反対を押し切って全財産を費やして、UBTECHを設立しました。

以下に参考記事をリンクします。

4. 業界の動向、分析

ここ数年のロボティクス分野における目覚ましい発展に伴い、より商用的な商品が市場に多く出回るようになりました。UBTECHでも、以前販売していたアイアンマンやストームトルーパー型などのホビー人工知能ヒューマノイドの生産を中止し、現在の主力商品はUV-C殺菌ロボットとSTEM教育コンテンツとなっています。

UV-C殺菌ロボットはコロナ感染拡大下におけるロボティクス分野の大きなトレンドです。現在、主に消毒に使用されている化学消毒剤は1L約10ドルで、医療機関等の消毒にかかる諸経費はかなり大きく、UV-C殺菌ロボットを導入することで約15万ドルの経費削減につながる上に、機械によるより確実な消毒を期待できます。

代表的な製品の特徴を次の項目にまとめます。

5. 競合との差別化ポイント

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