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10月29日の相場振り返り

いつも貴方を応援する、パピーぬです。

ご覧頂き誠に有難うございます。

今週も一週間、大変お疲れ様です。

さて、昨日の相場の振り返りですが、早速行ってみましょう!

日本市場3指数と寄与度ランキングの確認

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■昨日のポイント

 1.日経平均は72円高と3日ぶり反発、朝安後に切り返しプラス圏
 2.米国でのアップルやアマゾンの決算がさえず前場は軟調に推移
 3.好業績銘柄に中心に買い流入も衆院選を控え上値は重い展開
 4.好決算が評価されキーエンスやソニーGは買い優勢の展開に
 5.昼休みに業績の増額修正と増配を発表した商船三井が買われる

日経平均値上がり銘柄数103、値下がり114、変わらず8

■東京市場概況

寄りは下げてスタートし、後場に入りプラス圏に切り返し。

31日の衆院選を前に上値は重い展開に。

アップル<AAPL>やアマゾン<AMZN>の決算がさえずNYダウ先物が下落して推移したことから、東京市場も軟調にスタート。(一時前日比300円を超す下落)

下値には買いが入り後場にはプラス圏に切り返した。もっとも、31日の衆院選を控え神経質な値動きとなり、後場に入り一進一退状態となった。

■個別銘柄状況

◯買われた銘柄

好業績発表が評価されキーエンス<6861>、ソニーグループ<6758>、ソフトバンクグループ<9984>、ファーストリテイリング<9983>、東京エレクトロン<8035>、任天堂<7974>、富士電機<6504>、オムロン<6645>が買い。昼休み時間に業績の増額修正と増配を発表した商船三井<9104>が急伸、日本郵船<9101>や川崎汽船<9107>も大幅高に買われた。

●売られた銘柄

株式売り出しの受渡日を迎えた日本郵政<6178>は売り優勢で軟調。レーザーテック<6920>やアドバンテスト<6857>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>や三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、パナソニック<6752>やベイカレント・コンサルティング<6532>、ZOZO<3092>が売られた。

■日経平均寄与度ランキング

◯プラス寄与度上位5銘柄:

ファストリ <9983> 、リクルート <6098> 、東エレク <8035> 、ダイキン <6367> 、オムロン <6645> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約90円。


●マイナス寄与度上位5銘柄:

アドテスト <6857> 、KDDI <9433> 、信越化 <4063> 、TDK <6762> 、アステラス <4503> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約53円。

業種別株価指数変化率

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東証33業種のうち上昇は16業種。上昇率の上位5業種は(1)海運業、(2)パルプ・紙、(3)鉄鋼、(4)食料品、(5)繊維製品。一方、下落率の上位5業種は(1)金属製品、(2)証券商品先物、(3)ガラス土石製品、(4)小売業、(5)不動産業。

■値上がりTOP  海運業 日中足

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[東京 29日 ロイター] - 商船三井は29日、2022年3月期連結業績予想(7月30日公表)を上方修正すると発表した。通期予想の上方修正は3度目で、売上高は1兆2200億円(従来1兆1000億円)、純利益は4800億円(同3350億円)に見直した。コンテナ船事業を運営する持分法適用会社ONEで荷動きや賃料が想定を上回って推移したほか、ドライバルク船市況の影響や自動車船の荷量の回復傾向などを踏まえた。

配当も250円を見込んでいた期末配当を500円とし、年間配当予想は800円(従来予想550円)に引き上げた。

この発表とともに、郵船や川崎汽船も買われ値上がりTOPに。

商船三井第2四半期決算短信

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商船三井第2四半期決算短信内容ですが、文句なしの内容ですね。本業の利益である営業利益も大幅上昇。経常利益も730.5%の上昇ということです。

さらに、期末配当500円として、年間配当額は800円。素晴らしいですね。

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セグメント別では、製品輸送事業は持分適用会社のONE社が、全航路で荷量増加好調。変わってエネルギー・海洋事業が原油需要低下およびOPEC原産によりコロナウィルス拡大前の水準には及ばず不調といった結果ですね。

主力の製品輸送事業の今後ですが、年内は荷量増によるスペース不足が引き続き継続していくようですが、年明け以降は、中国の旧正月による荷量減、北米の湾岸労働者やトラックドライバー不足が正常化していくことが見込まれ、賃率は調整局面にはいることを織り込んでいるとのことですが、影響は軽微であると判断しています。

■値下がりTOP  金属製品 日中足

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[ベンガルール 28日 ロイター] - インド株式市場は続落。世界的な金属価格の急落により金属株が売られている。
NSE指数(ナショナル証券取引所に上場する50銘柄で構成)は0356GMT(日本時間午後0時56分)時点で、0.3%安の1万8147。SENSEX指数(BSE=ボンベイ証券取引所=に上場する30銘柄で構成)は0.3%安の6万0955.71。ニフティ金属株指数は1.9%安。

これに伴って、日本市場の金属銘柄も売られ値下がりTOPに。

WTI原油先物と空運銘柄比較

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現在のWTI原油価格は、+0.44(+0.53%)の83.25と小幅に上昇。

昨日の、航空2銘柄は、小幅な展開となりました。ANAは、-6の2653。JALは+20の2451。ANAは、29日引け後2022年の3月きの連結最終損益が1000億円の赤字になる見通しとの発表があり、時間外では-43の2610と下落しています。JALは、11月2日に決算発表を控えていますので注意が必要です。

また、ここにきて原油価格も上昇基調。週明けは、軟調な展開となると思います。

バルチック海運指数と海運銘柄比較

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現在のバルチック海運指数は、-178(-4.67%)の3,630と続落。

完全に天井を打ち下落中のバルチック海運指数ですが、海運3銘柄は上昇しています。昨日、昼過ぎに発表された商船三井の好決算+増配に釣られる形で郵船、川崎汽船も上昇しました。来週の11月4日にこの2銘柄も好決算を出すと思われますので、上昇基調かと思われます。

SOX指数と半導体銘柄比較

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現在のSOX指数は、+12.44(-0.36%)の3,451と引き続き上昇。

東京エレクトロンは+400の52,850と値上がり率3位に。アドバンテストは先日の決算を受けて下落。レーザーテックは、決算前の警戒か利益確定の売りに押された。なお、レーザーテックは引け後決算を発表。7-9月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の34.4%→22.2% に大幅低下。時間外は-1,980の23,050となっています。週明けは、東京エレクトロンの一人勝ちといったところでしょうか。

3指数日足一目均衡表

日経平均

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下髭陽線で引け。雲の下限を維持しております。MACDはゼロタイン上、RSIは50%を割ろうとしています。好業績銘柄を中心に買いが入りましたが、選挙で上値を抑えられました。

TOPIX

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下髭陽線で引け。75日線で反発し、こちらも雲の中に留まっています。MACDは若干ではありますがゼロラインを割れ、RSIは50%を完全に割ってしまいました。

マザーズ

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若干髭がついているが、ほぼ陰の丸坊主に近い状態で引け。寄与度TOPのメルカリに決算前に売りが出たほか、米ハイテク株安が東京市場でも意識され新興ハイテク株が売られる展開になった。メルカリの決算が29日引け後発表されたが、週明けそれを受けてどう動くかによって、マザーズの流れも変わってくると考えられます。その際は、雲の下限がサポートするかというところを見ていきたいと考えます。

日経平均CFDの今は!?

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現在の日経平均CFDは、+170円と大幅に上昇しております。週明けは、選挙に決着付きますが、来週も主要銘柄の決算が目白押しなので、難しい相場になりそうです。

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米国市場3指数最新

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■米市場概況

きょうのNY株式市場でダウ平均は続伸。序盤は下げて始まったものの、売りが一巡すると下げ渋る動きが強まった。序盤の売りについては、アマゾン<AMZN>とアップル<AAPL>の決算への失望感が大きかった。両社ともサプライチェーン問題によるコスト増を圧迫要因として挙げている。これからのホリデーシーズンにサプライチェーン問題のコストを克服できるか疑問も高まっているようだ。アップルは、既に好決算を発表していたマイクロソフト<MSFT>に時価総額を抜かれている。
 
 ただ、IT大手からの残念な決算にもかかわらず、株式市場は堅調。サプライチェーン問題に端を発したインフレを需要増が補っており、株式市場はネガティブな反応を見せていない。S&P500企業の約半数が発表を終えているが、その80%以上が予想を上回る純利益を発表し、前年比で38.6%増益予想に上方修正されている。市場からは、「企業は強い需要で逆風を効果的に乗り切ることができたと言っても過言ではない」との声も出ていた。

 バイデン大統領がきのう、1.75兆ドル規模の税制・歳出計画についての枠組みを発表した。この枠組みは、議会で停滞しているインフラ法案可決を容易にすることが期待されるとの見方も出ている。以前の提案よりは支出と税の面で負担が軽くなっており、市場の警戒感を和らげている模様。特に税の部分は、法人税を始め、税負担が当初よりも軽くなっている。

■個別銘柄状況

ダウ:インテル<INTC>、マイクロソフト<MSFT>が上昇しているほか、ナイキ<NKE>、シェブロン<CVX>、メルク<MRK>も堅調。一方、アップル<AAPL>のほか、3M<MMM>、ボーイング<BA>が下落。

ナスダック:序盤に下げが強まったものの、後半にかけ下げ渋った。アップル、アマゾンは下落したものの、テスラ<TSLA>、フェイスブック<FB>、マイクロソフト<MSFT>が上昇。

来週の市場は!?

[Kabutan市況ニュース]

来週の東京株式市場は、衆院選後の相場を探る展開となりそうだ。9月3日に菅前首相が退陣を表明したことから始まった政局相場は、31日の衆院選の投開票を経ていったんはそのステージを終える。現時点の報道では、与党自民党の議席数は「過半数確保」とも「過半数の攻防」とも伝えられているが、当面の東京市場が上昇基調を強めるかどうかは衆院選の結果に左右されそうだ。ただ、今週から本格化した決算発表は堅調なものが多く、全体相場の押し上げ役を果たしそうだ。

 また、来週は海外でビッグイベントが予定されている。そのひとつが、11月2~3日に予定されている米連邦公開市場委員会(FOMC)だ。テーパリング(量的緩和縮小)の開始決定はほぼ既定路線だが、市場では利上げの時期を模索しており、来週のFOMCでその方向性を探ることになりそうだ。加えて、4日のOPECプラス会合からも目が離せない。同会合で増産に向けた動きがあるかどうかで原油相場は大きく動く可能性がある。1日の米10月ISM製造業景況感指数や3日の同ISM非製造業景況感指数、そして5日の米10月雇用統計は要注目だ。

 国内企業の決算では、1日にTDK<6762>や伊藤忠テクノソリューションズ<4739>、2日に花王<4452>や日本製鉄<5401>、4日にトヨタ自動車<7203>や任天堂<7974>、5日にINPEX<1605>や三菱商事<8058>などが予定されている。特に、トヨタの決算内容は関心を集めそうだ。5日には東証マザーズにPhotosynth<4379>が新規上場する。来週の日経平均株価の予想レンジは2万8600~2万9300円。(岡里英幸)

それでは、来週も頑張っていきましょう!


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