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4手のためのピアノソナタ op.6 ベートーヴェン

1797年、ベートーヴェンが27歳の時に作曲された2楽章からなるこの連弾曲は、その前年に書かれたチェロソナタ作品5に匹敵するような深みはないが、ベートーヴェンの若さ溢れる天才的な一曲だろう。

四手のためのピアノソナタではあるものの、弦楽アンサンブルの響きも残しつつ、第一楽章は、時に歓喜に満ち、時にエキサイティングに響き、第2楽章のロンドは、より柔らかなメロディーを深いハーモニーが支える。

ピアニストとして活躍したウィーン初期に作曲された作品で、翌97年にかけてはピアノ曲が多く、ピアノソナタ作品7や、3つのピアノソナタ作品10、さらには初期の傑作ソナタとなる《悲愴ソナタ》作品13や作品14-1までの6曲のピアノ・ソナタを次々に仕上げている。

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