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りんご農家と、初代ローマ皇帝

とんでもない危機にあった時。

あとで振り返ったら

チャンスだった。

のように思えることがあると

思うのですが、、、

この記事に書かれている

りんご農家とローマ皇帝は

危機に瀕している時に

それをチャンスに変えることに

成功しました。

どのように危機を乗り越えたと

いうのでしょうか?

まずはりんご農家のお話から。

1991年の9月28日早朝。

台風19号が青森を襲いました。

それにより青森県のリンゴの

9割が落下。

被害額741億円。

残ったりんごはたった1割。

このピンチをある農家の方が

チャンスに変えました。

残ったりんごは

風速53.9メートルの風に

耐えたもの。

(大抵の木造家屋が倒れ、
樹木は根こそぎになるレベル)

それを「落ちないリンゴ」と

名付け、受験生に

縁起物として販売。

1つ100円だったりんごを

1000円で売ったそうです。


・・・

さて今度は

初代ローマ皇帝

カエサルのお話。 

ブルータスお前もか、、

でも有名な方。

他にもエピソード盛り沢山

で凄い方なのですが、、、

カエサルは地中海で海賊に

捕まったことがあります。

その当時は無名で、

公職から追放され一文無しの

ローマ人でした。

対応を一歩間違えば殺される

危険性も十分にあります。

そこでカエサルが打った手は、

なんと自分の身代金を

何倍にも吊り上げたことです。

今の価値で

8億から40億にしました。


海賊たちは、こんな身代金を

要求するからには、名門貴族の

凄い人物に違いないと

考えたそうです。

結果的に、この金づるを

死なせるわけにはいけない。

と大切に扱われることに

なりました。


そうしてカエサルは海賊相手に

自分の作った詩や文を

読み上げたり、

それを聴いていないものは

叱ったり。

運動や寝食を共にして

すっかり手懐けてしまいます。


人質として怯えて暮らすどころか

立場がすっかり逆転して

しまっていますね。

でも吊り上げた身代金は

どうやって集めたのでしょうか。

それはローマに恩を

着せたい属州都市から

集めました。

しかもカエサルは

釈放されるなり

軍を集め海賊を皆殺し。

持っていた略奪品や

財宝から身代金を

返済してしまいます。

・・・

りんごの話と

カエサルの話の

共通点はなんでしょう?

りんごがダメに

なってしまったと

悲観するのではなく、

残ったりんごに別の

価値を見出す。

海賊に捕まったと

悲観するのではなく、

自分にある価値を見出し、

敵である海賊を味方につける。

どちらも冷静な現状把握と

柔軟な視点の切り替えで

ピンチをチャンスに

変えてしまっています。

モノの価値は刻一刻と変化

していくもので、

それを冷静に捉えられる

視点が強者たる

所以なのかもしれませんね...

時折、2つのエピソードを

自分でも思い出したくて

記事にしてみました。

まだサポートを受けるところまで気が回っていないのですが...作っているカルタの印刷費にまずは回して形にしようと思います。作っているものを自費で作って営業がかけられるようにしようと思います