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PlayTech改造計画3

前回の作業でピックガードの交換が終わったので、早速フロントピックアップをSuhrのV63+(旧ML)に、リアをDiMarzioのTone Zoneに変更することにした。

載せ替えの作業自体は問題なかったものの、取り付けてみて弦を張ってみるとピックアップのポールピースと弦の位置関係がずれてしまっていることがわかった。これには、

  1. ピックガードのセンターとネックのセンターがずれてしまっている

  2. ブリッジとネックのセンターも少しずれてしまっている

  3. フロントPUのポールピースと弦のピッチがあっていない

という複数の原因が絡んでいた。1については、前回の作業で新しいピックガードと、ギター本体のネックポケット・ブリッジとの位置関係があわず、そこにフィットさせる際にセンターがうまく取れていなかったことによるものだ。ただ、後になって気がついたのだがどうやらブリッジとネックの関係もセンターが微妙にずれている。指板上でみてみると、わずかに1弦側にセンターがずれている。

ただ奇妙なことに、購入直後にチェックしたときの写真を見ると、そこまでセンターがずれていないように見える。よく見ると弦はやはりポールピースに対して若干一弦側を通っているのでずれていることはずれているのだが、指板上でのずれを見てみるとカメラの角度の問題もあるかもしれないが、今回改めて撮った写真よりもセンター気味を通っているように見える。作業中に何らかの理由でずれてしまった可能性もゼロではないが、奇妙だ。

ピックアップのポールピースのピッチに関しては、元々ついていたセンターピックアップのピッチ10mmに対して、Suhr V63+のピッチが10.5mmなので視覚的にも余計にずれているように見えてしまうようだ。ナット幅が41mmとナローネックであることもズレが大きくしている要因になっている。

ズレは多少気になるが、特にポールピースピッチとナット幅の問題についてはどうしようもないため、一旦このまま作業を続けようと思う。

サウンドの変化はある程度期待した通りになった。やはりSuhr V63+(ML)は良いピックアップだと思う。アタックが強くなり、音の粒だちがよくなって、求めているストラトキャスターのサウンドに近づいた。ポールピースのズレに関しては、聴覚上違和感を感じることは今のところない。

リアピックアップについては、シングルからハムへの交換なのでそもそも別物なのであまり比較しても意味がないが、激しく歪ませたりシングルではパワーが足りない時のリードを弾いたりと、ギターとして使える幅が広がったように思う。

電装系に関してはこのままでも十分良いのだが、せっかくなので以前試したFujigen(FGN)についていてとても印象的だったダイレクトハムアウトスイッチを作ってみようと思う。次回に続く。


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