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初めてのリフレット - 擦り合わせ編

指板修正をしてストレートを出した上でフレットを打ち込んだはずだったが、改めて反り具合を確認してみるとすでに順反りが発生してしまっていた。フレットを打ち込むことによって多少指板が広がり逆反りが発生する可能性があるとは思っていたが、実際には逆に順反り状態になってしまった。

細かい凸凹もありそうだったので、擦り合わせをすることにした。

フレットの擦り合わせの前にフレットエッジの処理をする。この部分を一定の角度で仕上げるための工具が存在することは知っていたが、使用頻度の割に嵩張りそうだったので擦り合わせ用のフレットレベリングファイルでそれとなく削ってみたら割とイメージ通りうまくいった。作業を始めてから気がついたが、一応指板のマスキングはしておいた方が良かったかもしれない。

フレットエッジの処理をしたら、あとは普段の擦り合わせと同様に作業を進めていく。

マスキングをしてからフレットレベリングファイルで高さを揃える。

クラウンファイルを使って頂点のクラウニング。

フレットエッジのバリ取り。

3Mのスポンジやすりで表面を荒く研磨。最近、この工程を丁寧にやるかどうかで、チョーキングやビブラートのやりやすさが変わることと、次の工程でコンパウンドを使う量を最小化して作業が効率化するというのをなんとなく学んできた。

最後にコンパウンドで磨く。

作業完了。こうやってみると、フレットによっては中央部分に若干浮きが発生していそうなところがある。打ち込んだ時点からこうだったのか、打ってから放置していた数週間の間に浮いてきてしまったのかは不明。次回は打ち込みが完了した段階でもう少ししっかり観察してみよう。

指板修正の際にインレイが欠けてしまった部分はそのままになっているので、これもどこかのタイミングで方法を考えて補修しよう。

初めてのリフレットの作業は一旦ここまで。また少し時間を置いてから、ボディ側もリペアをして組み込んでみようと思う。ナットの作業はまたその時に。


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