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Waves Renaissance Bass とりあえずベースのミックスではこれを挿しておけば良いプラグイン

以前は「通すだけで音が良くなる」と言われるエフェクターやプラグインを、思い込みか誇大表現だろうと思って信用していなかったが、最近考え方が変わってきた。

音作りやミキシングにはセオリーが存在する。もちろん、音作りは個性にもつながる部分でもあるが、「自分の知っている音」を再現したいような時にはセオリーにしたがってイコライザーやコンプレッサーの設定をした方が、短い時間で狙ったところに到達しやすい。人の好みや使っている楽器によって、多少の違いはあれど「ギターのこれぐらいの周波数帯より下をカットすると抜けが良くなる」とか、「バスドラにコンプレッサーをかける場合はアタックをこれぐらいにすると良い」とか、好みや使ってる楽器によって多少違いはあれど、世の中には応用が効くノウハウがたくさんある。

そういうノウハウを元に作られたエフェクターやプラグインでは、実際「通すだけで音が良くなる」ということがありうる。Wavesのベース用のプラグインRenaissance Bassもそういったプラグインの一つだ。これを通すだけで「ベースがよりベースらしくなる」プラグインだ。

ものすごくシンプルなインターフェイスで、操作できるパラメータも3つだけ。バスドラムとぶつかってしまうような場合にFreqを調整したり、目立たせたい度合いをIntensityで調整できるが、自分の場合はほぼデフォルトの設定のまま使っている。Gainだけ、ミックスの作業がしやすくなるようにBypass時と音量が変わらないように調整をする。

自分の場合ベースはほとんど生ベースではなく、Modo Bassの打ち込みで済ませてしまうのだが、これをかけるだけでグッとベースの音が前に出てくるようになりミックス全体での迫力が増すので、最近ではほぼ全てのミックスでこれを挿すようになった。

3000円程度で購入できるのも魅力。


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