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【開催報告】Cross Mentorship in 九州5期

2021年秋は北日本・関東・関西・九州4エリアで、「自分らしいキャリアを歩みたい」という大学生を対象にキャリア形成支援プログラム「Cross Mentorship」(以下クロメン)を開催しました。
クロメンでは学生同士や社会人との一対一の対話(1on1)を通して、自己内省による自身のキャリア観の醸成と長期的に支援し合える関係作りを目的にしています。
自己内省は自分ひとりで考えればできるように思えますが、クロメンでは他者と対話をすることで自分をより深く知ることができると考えています。
1on1で自己開示を行うことで、他者から見て自分はどう映るのかを聞き、その他者からの言葉によって気づきを得ます。自覚していなかった自分の性格や価値観を知ったり、自分の強み・弱みを再度確信したりとその気づきは様々です。
この経験を経て再度自分の考えを整理することで深い自己内省をしていきます。

九州5期では、9大学から17名の参加者が集い、2〜4人の参加者とチューター1人のチームに分かれて、それぞれの将来像について真剣に考えました。

プログラム全体の詳細はLPをご覧ください

Cross Mentorship in 九州5期 


DAY1

 当日の様子

DAY1では、ワークシートの進捗状況やプログラムでの目標をチーム内で共有しました。また1on1に関するレクチャーを実施した後に参加学生同士での1on1を複数回行い、お互いの将来像について考察してもらいました。

もともと自分の将来について考えたり発信することに抵抗があったというN.Yさんは、1on1を通して、自分の考えを言語化すること、分野が異なる人から意見をもらうことの重要性を感じ、その後のコンテンツにも前向きに参加してくれるようになりました。

多くの参加者はこれまでに、自分の理想の姿ややりたいことについて真正面から向き合ったり、同世代の学生とそれを話し合う機会がなかったそうですが、Day1を通してその大切さに気づいたという声が多くあり嬉しく思いました。
またチーム満足度も9.8/10と高く、「ここは自分の話を真剣に受け止めてくれる場」という安心感をDAY1から醸成することができて良かったです。(文責:青柳春希)

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 参加者の声

自分が考えなかった側面から意見をもらえたし、自分にとって当たり前のことに疑問を持っている人の話を聞くのが楽しかった。自分と異なる価値観の人の意見を受け入れることは大事だが、なぜそのような考えになったのかを考えたり深掘りしたりすることはより重要で、知るべきことだと思った。(九州大学 N・Yさん)

理想や目標について初対面の人とゆっくり話す機会はほとんどなく、良い経験になった。最初に考えていた将来像は自分の経験に基づいたものであったが、他の人から見ても重要性が見いだせるものであるかを考える必要があるとわかった。(九州大学 A・Cさん)

DAY2

 当日の様子

Day2では、3人の社会人との1on1を実施しました。

K.RくんはDay1で納得いく将来像を考えられず悔しがっていましたが、Day2までに多くの1on1をするなど、頑張りが素晴らしかったです。社会人1on1では具体的な意見をもらい、新たな仮説を作ることができていました。
I.Kさんはコミュニティ、1on1に慣れ、自分のペースで社会人1on1を楽しむことができていました。
N.Mくんは社会人1on1で、将来像の根底を問われる意見をもらっていたが、それを素直に受け止め、自身で考えることができていました。
H.Yくんは元々コミュ二ティ慣れしているというのもあり、社会人1on1でうまく自分の欲しい部分に対する意見をもらうことができていました。

参加者各々が今の自分のフェーズにあった意見を社会人の方々から頂くことができていたと思います。またDay終わりに参加者に満足感を持たせすぎないことが、次は頑張ろうという気持ちに繋がると思いました。(文責:田中彩生)

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 参加者の声

いろんな系統の社会人と話すことができて、視野が広がった。具体的な目標の深め方を聞けたのがよかった。(九州大学 I・Kさん)

自分の将来像について具体的に考えることができた。自分が思うことについての深掘りをしていただけたので自分自身に関する理解が深まった。(佐賀大学 H・Yさん)

DAY3

 当日の様子

最終日Day3では、参加者に将来像に関するプレゼンテーションをしてもらいました。
H.Mさんは将来像の納得度 / 明確度がともに高く、自分らしさを全面に出した発表ができていました。今後も将来像に向けたアクションを積極的にやってくれるでしょう。
T.Fさんは社会人1on1にて将来像が変わりましたが、持ち前の思考の深さによって、結果的にいい発表に繋がったと思います。
K.Yくんは前日の夜中までブラッシュアップを粘った甲斐もあり、納得度 / 明確度を上げた発表ができていました。マイルストーンが明確化されており、実際に動き出せていました。
Y.Rさんも、Day3前日まで将来像が明確ではなく焦っていましたが、高い納得感でプレゼンに挑めていました。本人の「できること」とも結びついた将来像を発表していました。
Lavenderチームは、全員が温かい雰囲気でプログラムをやりきることができました!! チーム内の2人は、後日対面で会うらしいです!(文責:藤本清楓)

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 参加者の声

私は1on1をやりたいだけ使わせていただいたのですが、普段人に相談をするのが苦手な自分にとってとても学びの多い、価値ある時間を過ごすことが出来たからです。自分の欲しい情報を持っていそうな人に直接突撃することで嫌な顔をされたことはなかったですし、本当にピンポイントでみなさんが私のほしい情報を提供してくれたので、とても学びに繋がりました。(九州大学 H・Mさん)

正直、全てのプログラムコンテンツが自身の成長に繋がった。
グループがあったことでお互いに刺激を与えられた。また個人でこんなに考えることがなかったから良い機会だった。さらにDay2での社会人からの意見やフィードバックは自分にはない視点があった。(宮城大学 Y・Rさん)

プログラム全体を通して

 参加者の声

私は「なりたい自分」がある程度は定まっていましたが、プログラムに参加することで意外と見えていなかった自分が見えてきた。まだやりたいことが見つかってない人だけでなく、ある程度決まっている人も振り返られるプログラムだと思います。(九州大学 N・Yさん)

今までぼんやりとしていた将来の目標や自分への理解が、プログラム内のワークシートや人との関わり合いの中で段々と明確になっていきました。(九州大学 C・Rさん)

担当チューターの方が本当に親身に相談に乗ってくれたのが良かった。今まで経験したことを踏まえて、課題の解決法やおすすめの本、サイト、動画などを紹介してもらい、とても参考になった。今後も定期的にチューターと1on1したい。(大分大学 Y・Kさん)

 プログラムディレクターより

参加者の皆さんへ。なりたい将来像やそれに向けたアクションプランを深く考え、言語化することは、決して簡単なことではなく、葛藤・悩みを感じる時もあったと思います。また初対面でのグループワークや慣れない1on1への不安や緊張も感じたと思います。しかし、必死に自分と向き合い、プログラムに真摯に取り組んできたからこその「気付き・学び」も同時に多くあったはずです。その経験を大切にしつつ、今後とも継続的に、自分と向き合ってもらえれば嬉しいです。

プログラム期間中、「過去参加者の学生との1on1」機会を提供しておりましたが、そこで意気投合し、実際にOBとイベントを共催した参加者もおりました。またプログラムで出会った社会人サポーターの方とプログラム後にも連絡を取り合い、再度1on1をしていた参加者もいました。CroMenでの全ての出会いを大切にしてもらえれば幸いです。

最後になりましたが、九州5期にお力添え頂いた皆様に御礼申し上げます。(文責:巽謙太朗)

▼九州5期ディレクターのたっつん(巽謙太朗)さん▼

無題のプレゼンテーション


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株式会社CroMenでは、学生や若手社会人向けに
様々なキャリアデザインプログラム「Cross Mentorship」
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https://linktr.ee/CroMen

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編集:長野莉菜

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