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【開催報告】CrossMentorship in 北日本7期

2023年秋は北日本・関東・九州3エリアで、「自分らしいキャリアを歩みたい」という大学生を対象にキャリア形成支援プログラム「Cross Mentorship」(以下クロメン)を開催しました。
クロメンでは学生同士や社会人との一対一の対話(1on1)を通して、自己内省による自身のキャリア観の醸成と長期的に支援し合える関係作りを目的にしています。
自己内省は自分ひとりで考えればできるように思えますが、クロメンでは他者と対話をすることで自分をより深く知ることができると考えています。
1on1で自己開示を行うことで、他者から見て自分はどう映るのかを聞き、その他者からの言葉によって気づきを得ます。自覚していなかった自分の性格や価値観を知ったり、自分の強み・弱みを再度確信したりとその気づきは様々です。
この経験を経て再度自分の考えを整理することで深い自己内省をしていきます。
北日本7期では、12大学から23名の参加者が集い、4〜5人の参加者とチューター1人のチームに分かれて、それぞれの将来像について真剣に考えました。
プログラム全体の詳細は特設HPをご覧ください

https://crossmentorship.com/


DAY1

 当日の様子

エリア内で初めて全員で顔合わせをする機会でした。DAY1はクロメンでの初めてのイベントであるため、参加者も運営も不安や緊張と共に、期待や希望を抱いて挑みました。いくつかアクシデントはあったものの、すべての人が何かしら気づきを得られる1日となりました。

参加者からは、「自分自身のことについてここまで言語化する機会は初めてだ」、「人と真剣に一つのMVVを立てて議論し合うのは楽しかった」、という新鮮さ、新たな気づきに関する声が多くあげられました。

また、過去に自分が参加したプログラムを、チューターとして運営したことで自身を振り返る良いきっかけとなったほか、参加者とチューターの心構えの違い、組織を動かすことの難しさ、達成感を味わうことができました。(文責:木下舞)


 参加者の声

自分の見えていなかったところが見えた。痛いところをついてもらって細分化、言語化を進めようと思った。(国際教養大学 Y.Wさん)

自分の中でモヤモヤしていた部分が明確になりました。自分とは違う視点を持った人からの意見がとても参考になったし、自分の思っていることを人に話すことで頭の整理ができました。本当に楽しかった!!(弘前大学 A.Hさん)

DAY2

 当日の様子

Day2では多くの参加者がMVVをよりブラッシュアップするために考える問いを得られたと思います。Day2に向けて参加者やOBOGと1on1をしながらMVVについて考えていましたが、Day2の社会人1on1を通して「自分軸」と「社会軸」の2つの視点からMVVを改めて整理する機会になったと思います。

自分がしたいことやその理由を改めて言語化するための「自分軸」と社会にどのような課題や可能性があるのかという「社会軸」の2つに分けて考えることで、以前よりも遥かにMVVの納得度と明確度が上がったように感じます。(文責:坂元奥穂・近藤蓮)

 参加者の声

自分のやりたいことに自信が持て、ネクストアクションを起こすことができるようになった。また、将来の話や、概念的な話もできて、有意義な時間だった。(帯広畜産大学 M.Nさん)

自分の得意なこと、自分の考え方の癖、自分が潜在的に大事にしている価値観に気づけた!しかもそれが(1on1をした)3人とも共通していた!(東北大学 A.Sさん)

DAY3

 当日の様子

Day3は、今期の自分の思考の変化や仮説検証を報告する、集大成であり、新たな出発点となる機会でした。今期の活動を通して、Day3までの完成度やMVVの明確度に、不安や満足できないところがあったと思いますが、最終的には全員がネクストアクションを導き出していました。自分が何が長けていて、何が足りないのか、自分が見ていた将来像は本当に自分が心からやりたいことだったのか否か、など、迷いながらもとても大きな気づきを得て、成長した姿を見ることができました。

最後の感想では、CroMenに参加することができてよかったという声をたくさん聞くことができて、北7コミュニティが活気があって暖かいものになったことを感じました。お互いの考え方や将来像、取り組みを尊敬し合って、お互いの成長を自分のことのように喜ぶことができるコミュニティだということが、各参加者の発表後のフィードバックから伝わり、嬉しく思いました。(文責:木俣香穂)

 参加者の声

自分の中に焦りがあった。焦るあまり自分にとって不向きなことをやろうと画策していた。僕の根幹を見つめ直すことができた。(北海道大学 Y.Kさん)

以前1on1をしたことのある方の思考の進展を見る事が出来たり、様々な興味・専門分野の方の発表を聞くことが出来たりして非常に刺激を受ける事ができた。これからももっと多くの方と1on1をしていきたいと感じた。(新潟大学 H.Kさん)

プログラム全体を通して

 参加者の声

大学に入ってから将来自分がどういったことをしたいのか、ということにしっかりと向き合うことをしてこなかった、、、 でも、クロメンを通して、どういったことをしたいのか、そのためにどう動きたいのか、というのを考える練習ができた。これから、実習が始まって、また、少しずつやりたいことが変わっていくかもしれないけれども、今回を通して学んだ、思考のサイクルを回していく、というのを習慣化したいなと思う。(弘前大学 M.Hさん)

私は大学院も博物館学芸員も諦めて、就職するならせめて最後位は思いっきり夢語って学生終わろうって気持ちで、このクロメンに参加しましたが、皆さんのおかげで歴史学を語る事を肯定される環境を作ってもらえて、そして夢を具体的な行動に移す方法を学ばせてもらいました。今までは自分のやってきた事に自信がなかったんですが、これを強みにしていいんだと思えた事が本当に自分へのプレゼントです!(札幌大学 R.Kさん)

プログラム全体を通して、自分にとってずーーーーっと課題として付きまとっていた「今やるべきこと」を明確化できたのは、本当に大きな収穫でした。プログラム以前から、目標を設定するときは先ばかりを見てしまい、現状・現実に対して目を向けることができていなかったので、今回でようやく変われた気がします...!次は「今やるべきこと」をひたすらこなしていくフェーズなので、毎日それに向き合いつつ、自分を過度に苦しめないようにしながら頑張ります!(自由が丘産能短期大学 T.Aさん)

 プログラムディレクターより

プログラムを通して、自分自身のミッション・ビジョン・バリュー(MVV)を考えることは非常に難しいことだったと思います。自分自身のやりたいことがわからない人、自分の好きなことに社会的なニーズを見いだせない人、自分自身と向き合うことを辛く感じてしまう人。しかしながら、皆さんがプログラム期間中に考えて行動したことは非常に価値のある経験になると思います。

プログラム中に何度かお伝えした通り、プログラムの終了はゴールではなく、スタートラインに立ったに過ぎないと思っています。これからもMVVのブラッシュアップをしつつ、実現に向けてほんの少しずつでも動いて行きましょう。走っても、歩いても、たまに戻っても、カフェを飲んで休んでも良いと思います。皆さんのペースで皆さんの自己実現ができることを願っています。

今期はエリアとして「縦の繋がりを作ること」を意識していました。北日本7期内でも素敵な出会いが生まれましたが、CroMenには他エリア、過去の参加者、未来の参加者、社会人サポーターの方々など多くの人がいます。これからもCroMenコミュニティを最大限活用して、楽しんで欲しいです!(文責:近藤蓮)

▼北日本7期ディレクターのれんぬ(近藤蓮)さん▼


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株式会社CroMenでは、学生や若手社会人向けに
様々なキャリアデザインプログラム「Cross Mentorship」
を運営しております。

もし興味のある方は、以下のURLから各種SNSをフォローしていただけますと幸いです。
https://linktr.ee/CroMen

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編集:青柳春希

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