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費用を抑えて最高の結婚式を挙げるためにできること①

緊急事態宣言が解除され、「延期だろう~」と思っていた10月に控えている結婚式開催が現実味を帯びてきて逆に焦り始めた、ぐーたらな新婦です。

春に挙式予定だった方はほとんどが延期されたかと思います。
私の友人も、5月の挙式予定が延期になりました。

延期や中止は致し方ないとは言え、延期料やキャンセル料がかかってしまうのは辛いですよね。
私はもともと秋開催の予定だったので、去年の台風のこともあり、「延期料無料の式場」が前提条件でした。
今後はこれが当たり前になるかもしれないですね。

結婚式のフラワー関係の商売をしているというのもあって、結婚式の見積もりの相談をされることがあります。
そのため、自分の結婚が決まる前から、結婚式の費用を抑えるための知識は集めまくっていました。

一般的に結婚式場の利益率は非常に高いと言われています。
今コロナの事情を考えると、そのおかげで倒産が抑えられているのかもしれないですが。

こんなに大きな金額を支払うのは人生で初めて、という方も多いと思います。
しかも、モノではないので、返品・交換なんてできるはずがありません。

そんな結婚式を最高のものに終えてもらうために、自分の知識・体験談を何回かに分けて書いていこうと思います。

・最初の見積もりから100万円上がるのが当たり前
・どんどん見積もりが上がって支払いが怖くなった
・打ち合わせ始まってみたら最初の見積もりがしょぼすぎて、高いのを勧められて式場を信頼できなくなった


本来ワクワクが100%の状態で当日まで準備したいのに、今のこんな結婚式の風潮が当たり前になっているのが嫌で、この記事を書くことにしました。

結婚式以外の世界では、お客さまの希望が実行可能な見積もりを最初に作成するのが当然で、基本的にはその見積もり通りに遂行するのが当然なのに、なんで結婚式だけ大きく見積もりから外れていくのが当たり前になっているのかが不思議でなりませんでした。

お花という世界だけでも、ひしひしとそれを感じていて、ずっとなんとかしたいと思っていました。

実際自分が結婚する立場になって、少しでもそんな当たり前になったおかしな風潮が変わればいいなと、実践しています。

ネットによくある費用の抑え方よりはマイルドで、値引き交渉なんてやったことない・苦手な方にも取り入れやすい部分があるんじゃないかと思います。

また、費用を抑えるだけでなく、「理想の結婚式を挙げるために」というのもポイントにしていますので、ぜひご覧ください♪



結婚が決まったら


「まず結婚が決まらない!」という方はこちらをどうぞ。

結婚が決まったら、まずは親へ挨拶、顔合わせを経て式場探し、というのが自然な流れでしょうか。

まず、式場探しの前に明確にしておいてほしいことが

①自分たちの意向
②親の意向

式場へ申込金を払ってから、「思ってたのと違う」と感じても申込金は返ってきません。
それぞれの希望を把握して、式場探しをしました。

また、理想のイメージや希望を考えるのと同時に、過去の参列で「うーん・・・」と思ったこともピックアップするのもオススメです。
裏を返せばそこが自分の譲れないところなので、式場選びで大事なポイントです。

私たちがピックアップしたのは

➀お料理がおいしい
②スタッフがきちんとしている
③料理のサーブが早すぎず遅すぎず
④高砂が大げさすぎない
⑤ブーケが持ち込める

③は参列経験から思ったことですね。
食べるのがゆっくりな友人の前に3品も4品も次々とお料理が並べられていて、進行の都合もあるのである程度は仕方ないですが、自分の式でこういう状態は作ってほしくないなぁと思ったことがきっかけです。
比較的披露宴会場が複数あるホテルウェディングで起きがちな現象のようです。
そのため、ホテルは検討外となりました。


見積もりを集める


式場見学に行く前に気になる式場の先輩花嫁さんの見積もりを集めましょう!

私はこちらのサイトで集めました。
実際にその式場で結婚式を挙げた方の最終見積もりが見られるのでオススメです。

最初はなんのことやらさっぱりだと思いますが、眺めているとだんだんわかってくるので、とにかく集めましょう!

式場見学で最初に出される見積もりはあまり当てになりません。
料理やドレス、装花等は特に、グレードアップすることが前提だからです。
安く見せるために最低ランクで出してきます。
口コミサイトに載っている見積もりは、実際に挙げた方の見積もりなので、グレードアップ後の価格を把握できます。

また、演出オプション等も入っているので、自分のしたい演出がいくらくらいなのかもわかり、最初の見学ではわからない部分が見えてきます。
開催人数も載っているので、自分の開催人数と比較しながら料金感覚を身に着けておくと良いと思います。

式場見学のみの見積もりも載っているので、そちらを参考にしないよう、注意です!



【重要】ブライダルフェアのポイント①


イメージが固まって、下調べをしたら、次はやっと式場見学ですね。
多くの方は、ネットや雑誌で見て、気になった式場から見学に行くのではないでしょうか?

私がやってみてすごく良かった、絶対した方がいい!!と思うのは

<1件目は絶対成約しない式場を見学すること>

例えば、招待予定の友達が挙げた式場がオススメです。
すっごく素敵で成約したい!!と思っても、そもそも検討範囲外だからです。
成約しない前提で行くことは式場には言いません。あくまで検討しているという姿勢で行きます。
式場側のことを考えると少し心苦しいですが、自分が成約したときも挙式代の中に他の見学者のコストが含まれているので、そういうビジネスモデルだと割り切って見学に行きましょう!
(とはいえ常識の範囲内で、むやみに乱用するのはやめましょう)
 

これをしたメリットは5つ

①冷静に見ることができる
②相場感がわかる
③絶対に断れる→断った経験を作っておく
④価格交渉に慣れておく
⑤ウソが見抜けるようになる

詳しく説明していきます。

①冷静に見ることができる

1件目に希望の式場に行くと、初めて見るチャペル、好みの雰囲気、会場、最高ランクの装花、お料理に浮かれてしまいます。しかも案内して下さる方は数百万円の商品を売るプロです。
価格が適正か、割引にごまかされていないか、自分が食べたものが実際に式で出せるのか、スタッフ間の雰囲気はどうか、等が初めての見学だとわからないので適正に判断できないです。
そして、ここでプロの技「今日決めないと、〇〇万円割引できなくなる」が発動。
結婚式のほとんどが一件目に契約されると言われているのはこれが所以です。
ここでは成約しない、と予め決めていれば細かいところまで目につきます。雰囲気だけじゃない、細かい気配りポイントや足りないポイントがわかり、自分が求めるところがどんどん明確になっていきます。


②相場感がわかる

いろいろな見積もりをもらう度に、相場感というのがわかってきます。
料理や装花、ドレスなどはグレードによって変動するので、最初の見積もりだけで一概に高い・安いは判断できないですが、会場使用料や挙式料、音響照明料等は変動しないのでこの辺を見てみましょう。

とくに会場使用料や音響照明料は、お料理や装花、ドレスと比べてはっきりとした原価がないので、値引きしてもらいやすいところ。
逆に言えばここが高ければ、値引き額を大きく見せようとしてる可能性もあります。


③絶対に断れる→断った経験を作っておく

当然ですが、契約しない(できない)ところなので、断ることができます。
当たり前じゃん・・・と思いますが、この「断る」ということがなかなか難しい!(私だけ?)
契約交渉、基本的にどこもめちゃめちゃ押しが強い。
当日特典という名の大幅割引を盾に、断る理由を1つ1つ潰されていきます。
また、式場説明を聞きながら素敵なチャペルを見学して美味しい料理を試食をすると、成約しないと決めていても素敵だなぁと揺らいでしまうのです。
成約しないと決めていっても押しに負けそうになってしまうので、第一希望を1件目に行って成約してしまうのは当たり前ですよね。
1回断った経験をしておくと、今後2件目、3件目と見学に行く中で「もっと検討したいな」と思ったときに押しに負けずに断りやすくなります。


④価格交渉に慣れておく

価格交渉の方法はまた後述しますが、交渉にも慣れが必要です。
本命の式場だと慎重になってしまいますし、今後の付き合いを考えて強く言いづらかったり、成約する気満々なのが態度に出てしまったり、理想のイメージに財布の紐もゆるくなりがちです。

私も事前にあれこれ知識は付けていたものの、知っているのと実践するのでは全然違いました。
練習で本命でないところで実践しておくのは、とても大切!


⑤ウソが見抜けるようになる

結婚式場がウソをつくなんてはじめは思ってもみなかったのですが、何件か見学を経験して「ん・・・?」と思うようになり、調べてみると駆け引きの一環として当然に行われていることがありました。

それは【この日のこの時間しか空いていない】という空き状況に関するウソです。

絶対にこの日がいい!と1日しか候補がない方は別ですが、「秋くらいに・・・」「〇月くらいに・・・」で、この返答がある場合は本当か怪しい場合があります。

結婚式の成約から開催日までの平均的な期間は8.3ヶ月だそうで、
つまり、8ヶ月前なのに【この日のこの時間しか空いていない】と言うのはほぼあり得ないとのこと。
8ヶ月~半年前の間に一気に埋まりだして、半年を切ると本当に空きが少なくなるけれどその分割引も大きい。

なぜ空き状況を少なく見せるか?

・人気の式場だと思わせることができる
・今契約しないと空きがなくなると思わせることができる
・後から来るかもしれない大口顧客に良い日取りを開けておくため

上2点はわかると思うので、3点目だけ補足します。
結婚式場からすると、開催人数が多ければ多いほど、金額が高くなり売上が上がります。
そのため、開催人数50人と100人のカップルでは、100人のカップルを優先したいのです。

50名開催のカップルに全ての空き状況を開示して、晴天率の高い大安を押さえられた後に、大安が絶対条件の100人開催のカップルが来てしまうと、式場はこのカップルとの成約は諦めるor大幅値引きで別の日程で妥協してもらうしかなくなるわけです。
そのリスクを避けるために、いくら空きがあったとしても「お客様にご案内可能な日程はこのお日にちのみです」という言い回しで、規模などによって事前に日柄をピックアップされるのです。

実際、私もそのような対応をされた式場が多かったです。

👩🏻‍💼ご希望の時期は全て埋まってしまい、、、
👰🏻あー、じゃあ仕方ないですね

👩🏻‍💼ちょっと待ってくださいね!!空き状況はリアルタイムで変わるので、今この間に空いたかもしれません、もう一回見てきます!!

〜3分後〜

👩🏻‍💼奇跡的に!!!空きが出ました!!!

なんて演出をする式場も多かったです。

奇跡!!これは運命だ!!なんて思わず、「あー、ちゃんと開示してくれないのね」と思いましょう。

あとは「秋くらいでー」というざっくりした指定だったのに、2〜3個の式場で全く同じ日取りを「この日しか空きがない」と出されたり。

式場も商売なので、仕方ない部分もありますが、こういうことを当たり前のようにする式場を信用して高額なお金を払い、半年以上のお付き合いできるのか?をじっくり考えましょう。

ちなみに、私が契約した式場は、あっさり空き状況を教えてくれて、大安指定していないのに、晴天率の高い大安の日を押さえさせてくれました。

なので全てがそういう式場というわけではないので、信頼できる式場を探しましょう。


長くなったので、続きは次回に。

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