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大学時代 バイトをやめた日の話

初めてのアルバイトはスーパーの鮮魚売場

人生で初のアルバイトはスーパーの鮮魚売場だった。たまたま寮からアパートに引っ越した先に、近くにスーパーがあった。また、大学では海洋生物に関する学部に入学していたこともあり、水産の知識を深めるのに良いと思ったのだ。

働き始めて1年5ヶ月目で社員とケンカ

アルバイト採用となったはよかったが、バイトの方はいつものように社員に怒られてばかりいた。動きが遅いだの、商品の品番や値段が違っているだのと、自分が原因ではあるのだが。

しかし、自分としても流石に我慢の限界がきていた。早起きが苦手な自分にとって、8:00出勤は職場が近いとはいえ酷だった。また、バイトを始めて終盤ぐらいから生臭い場所が受け付けなくなっていた。

そして、バイトを辞めたその日は今でも忘れられない。異動で3ヶ月前にやってきた社員とはウマが合わなかった。嫌味も言われた。そして、自分に対して理不尽に注意をしようとした際に、自分は少し言い返した。そうしたら、その社員は自分に対してさらに説明しようとした時、1年5ヶ月の我慢が限界を迎えた。大声でその社員に言い返した後、その社員も「なに口答えしてるんだ!」と大声でキレ始めた。

幸い、その現場の中にたまたま店長もいたため話が早かった。社員相手に口答えしたことは問題行動だ。今後どうするのかと店長に尋ねられたが、「もう限界です。辞めます」と言って現場を去った。

開放感と虚無感

バイトを勢いでやめた後、すぐにアパートに戻り大学へ行くまで部屋の中で身体を休めていた。これまで無理して続けてきたアルバイト、当時はお金の管理が下手で親からのお小遣いもなかなか貯金出来ずにいた。だからアルバイトをしていた。

すぐにバイト先を辞めるなんて根性がない証拠だと思い、無理して続けていた。バイトのチーフから、人がいないから続けて欲しいと言われて嫌々ながらも続けてしまい1年5ヶ月がたってしまった。

喧嘩でアルバイトを唐突に辞めてしまったことへの罪悪感、ついに辞めれたという開放感。いろんな感情が渦巻き涙が流れた。

鮮魚売場の経験がトラウマになる

その後しばらくの間、バイトでのトラウマのためか水産にまつわるものが受け付けなくなった。大学も海洋・水産にまつわる学部のため、自分にとって致命的となった。また、少しうつ気味になっていたかもしれない。

その後、元気になるのに少し時間がかかったのだ。

【続く】

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