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昭和生まれの昭和育ち68歳、正真正銘頑固親爺の昭和徒然草、今私達にとって本当に大切なこ…

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昭和生まれの昭和育ち68歳、正真正銘頑固親爺の昭和徒然草、今私達にとって本当に大切なことは何か?つれづれなるままに思いつくままに書き綴る親爺の独り言、良かったら暇な時に読んで下さい。

最近の記事

美味しいお酒 その2

お酒は嗜好品と言われているので好みがあり 一概には言えませんが、お酒を違う視点から 見てみると、また違った顔が見えてきます。 お酒が百薬の長という言葉を聞いたことがあ りませんか? これには二つの面があり、一 つは飲み方です。 度を越えた飲み方、酔っ て騒ぎストレスを発散するために飲む、量を 超えて飲み深酒で二日酔いになり苦しむ、最 悪は飲酒運転で人身事故、お酒で人生を棒に 振る典型ですね。 そしてお酒が悪いという 誤った常識が定着してしまったのです。 お酒は旨い、不味いは

    • 美味しいお酒 その1

      お酒、日本酒や焼酎は好きですか? 嗜好品と言われていますから好みがあります よね。 私は強くはないですが本当に美味し いお酒は大好きですね。 そこで本日は私が お酒を選ぶ際の基本的な基準についてお話し ます。 あくまでも個人的な基準ですので お間違いなく。 材料について まず酒造りに欠かせない水、これは選びよう がないですね。 ただ美味しいお酒はやはり 水も美味しいですね。   次はお米、無農薬、無化学肥料、除草剤不使 用が前提です。 お酒もですが酒粕になると 確実に味に違

      • デジタルデトックス

        本日は、今までとは毛色の変わった話です。 デジタルデトックス、という言葉を聞いたこ とがありますか? 最近よく話題に上がって いますが、ようはスマホやタブレット、PC などの使用を一定期間控え、電子機器の依 存度を下げる、というものらしいです。 現代は、スマホを筆頭に常に身の回りに電 子機器があり、それから出る電磁波が身体 に、特に頭、脳に悪影響を与えるとの研究 結果も出ています。 最近はそれに加えて 目と耳から入る映像と音により、脳の細胞 そのものが破壊されたり、洗脳され

        • おらが村さの蔵元 2

          今日はおらが村さの蔵元の続きです。 前回、地方の小さな蔵元がコロナ禍の影響で 苦境に喘ぎ、蔵を閉じたり休業に追い込まれ ている現状を紹介し、何とかしたいと思い酒 販の免許を取得し、酒屋を始めたことをお伝 えしました。 毎日、担当者がネットの情報をもとに、蔵元 に連絡し、私共の趣旨を説明して賛同くださ る方々を募っています。 現状は想像以上に 厳しく、今年の仕込みが最後で年末には廃業 するとか、売れない在庫を抱え今年は仕込み もできないとか、聞くだけで胸が痛くなるよ うな話ば

        美味しいお酒 その2

          おらが村さの蔵元

          今回は私共が展開している「おらが村さの 蔵元キャンペーン」についてです。 前にお伝えしましたが、コロナ禍以降地方の 小さな蔵元が経営難から蔵を閉めています。 母体が大きければ、海外に進出したり、新た な市場を開拓したり、それに必要な資金も銀 行から借り入れできるでしょう。 しかし地元に根差し、少人数で真面目に誠実 に、真摯にお酒を造っている小さな蔵元はそ うはいきません。 実際、店長が10年の間に 知り合い懇意にしていた蔵元が蔵を閉じてい ます。 お世話になった蔵元のため

          おらが村さの蔵元

          杜氏は凄い

          間が空きましたが、今回は杜氏の話です。 前に話したニュースになった記事です。 実は今年のお酒の仕込み作業において、 通常の10倍もの酒粕が発生したということ が報道され、処理に困った蔵元が、無償で 消費者に提供したそうです。 不思議に思って知り合いの蔵元に確認した ら、今年、厳密に言えば昨年のお米は例年 より硬く、いつもの造り方だとお米が溶け ずに酒粕が多くなるとのこと。 ではここの蔵元はどうかというと、現在は 各農場試験場から収穫の状況や情報が入り それを元にお酒を造る

          杜氏は凄い

          甘酒もスーパーフード

          酒粕と並びもう一つのスーパーフードである 甘酒についてお伝えします。 酒という字がついていますが、アルコールは 全く含まれておらず、家庭において酒粕で作 る「甘酒」と呼ばれるものとは区別します。 酒粕で作るものは、アルコール分があります ので、子どもが飲むときはアルコールを飛ば してから飲ませます。但し、この場合はせっ かくの乳酸菌が減少しますので、麹で作る 甘酒のほうが良いかと思います。 甘酒は基本的に、麹とお米と水で作ります。 砂糖類は一切使いませんが、ほのかな甘 み

          甘酒もスーパーフード

          酒粕はもの凄いスーパーフード

          今回はお酒造りの副産物? 酒粕について。 カスという響きから、一般的にぼろかす、 とか残り物のように悪いイメージを持ちます が、これは大きな間違いです。 結論から言 うとお酒よりも栄養価、バランスともに優れ ており、ブドウ糖、必須アミノ酸、ビタミン 類などが多く、且つ、ヨーグルトに負けない 乳酸菌の宝庫です。そうです、酒粕こそもの 凄いスーパーフードなんです。ただ残念なが ら蔵元はお酒を造るのが本筋で、酒粕を商品 として捉えておらず、商品化が出来ていませ ん。一部の蔵元などで

          酒粕はもの凄いスーパーフード

          杜氏の力は凄い

          暫くお休みしましたが、また投稿再開です。 前回、杜氏と共に伝統文化や伝統技術が 消え去ろうとしているとお伝えしました。 これはお酒の世界だけでなく、今やあらゆ る分野に見られる杞憂すべき問題です。 一度絶えた技術や文化を復活させるには、 100年以上の時間と途方もない努力、 それと莫大なお金がかかります。 それでも復活できればよく、最悪完全に 絶えたものもあります。便利を求めどんな に科学が進歩しても、できないものはでき ないのです。 今、お伝えしているお酒の世界の職人、杜氏

          杜氏の力は凄い

          粋でいなせな酒屋オープン

          閑休話題、ちょっとCoffee break 美味しいお酒好きですか? 実はお酒好きが 昂じて免許を取り酒屋を始めました。屋号が 「粋でいなせなお酒屋さん」といいます。 ちょっとカッコいいでしょ。でも店舗も在庫 も持たず、自分が本当に美味しいと思うお酒 を蔵元さんのご協力のもと、毎月一銘柄厳選 し、数量限定、予約制でご希望のお客様にお 届けしています。と言うのは、コロナ禍によ りお酒の業界も苦境に喘ぎ、特に体力の無い 地方の小さな蔵元がその煽りをもろに受けて 苦しんでいます。日

          粋でいなせな酒屋オープン

          杜氏がいなくなる?

          お酒を造る最高責任者が杜氏であると説明し ました。 しかし現在ではお酒造りも機械化 、合理化が進み品質の安定したお酒が造られ るようになり杜氏の仕事内容も大きく様変わ りしました。昔と違いまず学校で学問として お酒造りを学び、実践ではマニュアルに従い 造ります。言い換えれば学校で勉強して杜氏 の資格があれば誰でもお酒が造れます。 道具も近代化が進み、お米や酵母なども最先 端の技術を駆使して、遺伝子組み換えなど人 工的に造られたものが導入され、昔と違う本 来の造り方と真反対の造

          杜氏がいなくなる?

          職人 杜氏 その2

          今日は前回に続き、杜氏が率いる集団につい て書きます。 杜氏の仕事が確立されるに伴 い、組織としての形、役割分担が出来上がり ました。 簡単に組織を説明します。 杜氏 「最高責任者」 社長 現場監督 頭 「副杜氏」 杜氏の補佐役 麹屋 「麹を造る人」 酛屋 「酒母ともいいお酒の種を造る人」 釜屋 「麹を蒸したりする人」 船頭 「お酒を搾る人 搾る道具が船に似て     いるところから」 相麹 「麹造りの助手役」 相釜 「釜屋の助手役」 炭屋 「炭を使ってお酒の濁りを濾過して清

          職人 杜氏 その2

          お酒造りのスペシャリスト杜氏

          お酒造りの職人、杜氏について少しお話しま す。お酒を造る場所を酒蔵と呼び、酒蔵で働 く人々を蔵子といいます。酒造りの世界は、 昔ながらの独特な言い回しがあり、今でも一 般の方には馴染みの薄い言葉が使われていま す。そしてお酒を造る時の最高責任者、現場 監督に当たる人を杜氏と言い、基本的に蔵元 に一人です。今でこそ変わりましたが、その 昔、1975年頃の高度成長期の頃まで、杜氏は 冬場の農家の閑散期に、秋から春までの間、 故郷を離れてまた故郷に帰るまでの間、同行 する集団の長と

          お酒造りのスペシャリスト杜氏

          今、日本から職人がいなくなる

          今回の職人は・・ジャジャ~ン 杜氏です。 お酒を飲む方はご存じでしょうが、杜氏とは お酒、日本酒造りのスペシャリスト、お酒を 造る職人です。お酒の世界もご多分にもれず 後継者の問題を抱えており、昔ながらの造り 方をする杜氏が高齢となり、加えて時代の流 れと相まって次世代への伝統技術の継承がな されず、本来の旨味、風味、味わいを持った お酒が姿を消しつつあります。これはお酒好 きにとっては大きな問題です。美味しいお酒 が無くなるわけですから。何しろお酒は日本 最古の伝統技術であ

          今、日本から職人がいなくなる