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望郷太郎1~2巻を読んだ感想 日記10

どうも、エスジェイです。連投10日目。

昨日はずっと家にいたが、いろいろと消化できた。安田記念も良かった。アーモンドアイが2着に破れたが勝った馬は4歳牝馬のグランアレグリア。最近の競馬は本当に牝馬が強い。近代競馬だとG1クラスの斤量ハンデ2キロ(牝馬牡馬、3歳馬)がだいぶでかいのではないか?と個人的には疑っている。

ちなみにぼくは馬券は買いません。馬券が当たって一喜一憂するというレベルの低い楽しみ方はとっくに卒業しております。

競馬の話は置いておいて・・

昨日、ぼくの崇拝する喧嘩稼業の木多先生が「望郷太郎」という漫画が凄い面白いみたいなツイートしてたのでさっそく読んでみました。

まだ既刊2巻のようですぐに読み終えました。


望郷太郎のおおまかなあらすじは・・

地球が異常気象でおかしくなったので、企業社長の主人公は極秘で開発していた生命維持装置のあるイラクの地下で地球環境が一旦落ち着くまで冬眠することに。嫁と小学生くらいの息子と3人で生命維持装置に入るが、目が覚めると500年経っており、嫁と息子の装置は不完全だったのかミイラになってしまっていた。

すぐに自殺しようとするが、せめて最後に日本を見てから死のうとはるか東の地である日本を目指して旅をする。外に出ると、世界は見るも無残な荒れ果てた姿となっており、まさに世紀末のような状況となっていた。

主人公の太郎は日本を目指し、文明を失ったまるでタイムスリップした世界の冒険がはじまる。


現代人がタイムスリップして冒険するみたいな、ありがちといえばありがちなストーリーではありますが、描き方が独特で生きるとは何か?という哲学的なテーマにもなっている。

現代人がいかに自然の世界で生きることが難しいのか、無人島サバイバル要素もある。

最初に出会う人間から、徐々に集落、文明と現代に近づくにつれて、人間たちの思考や習慣も変わっていく。

へうげものという歴史漫画をヒットさせている作家さんが描いているだけに、ただのタイムスリップ物とは別次元の濃い内容になっている。


働くことの意味であったり、お金の価値であったり、生きるとは何なのかであったりと、この漫画は深い思考で読み込めるので非常に没入感もある。

まだ既刊2巻でサクッと読めるし、今後も続くと思うので是非おすすめしたい漫画である。


最近自分は面白い作品とは何か?ということを良く考えて読む(観る)ようにしている。漫画にしても映画にしても小説にしても、面白いと感じれる物とつまらないと感じる物がある。

面白い、つまらないという感覚は理由をわざわざ考えなくても、自分の中で感覚的に答えは出てしまう。だが、ひとつずつ分析していくと、なぜ面白いのか、なぜつまらないのかという理由は必ずあるものだ。

望郷太郎を読む前にYouTube広告に出てきた「残機99」という漫画が少し面白そうだったので、読んでみたのですがこれがまた酷い漫画だった。

この漫画を読んだ後だったため、望郷太郎が余計に凄く感じたところもある。漫画としての完成度があまりに違いすぎる..。なぜだろう..。

なぜここまで面白さに差が出るのか?というのは漫画の場合ひとつは作家の経験値があるだろう。残機99の作家さんは多分まだ漫画のキャリアはそんなない人だと思う。次回作はとんでもなく面白い漫画を描けるかもしれない。

と、軽く触れているうちにまた長くなりそうなので今回はここまで。面白いつまらない問題に関しても、またネタ切れを起こしたときにでも一度書いてみようと思う。

エスジェイ



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