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君の膵臓を食べたいのアニメ映画を見た感想

どうも、エスジェイです。すっかり毎日投稿ができなくなってしまいました。やっぱり起きてすぐに書くとか決めておかないとダメですね。いつでも書けるから書くってものでもありませんので習慣化した方がよさそうです。


さて、今回は映画の感想を書こうと思います。

最近はよく映画と小説を楽しんでいますが、最近見た中ではこの作品が一番良かったです。『君の膵臓を食べたい』青春ラブコメ風の成長物語となっています。

正確にいうと恋愛モノではありませんが、主人公の男の子と、ヒロインの女の子が恋仲に近いような不思議な関係となっていきます。

ヒロインの女の子は膵臓の病に侵されており、高校生でありながら余命わずかの可愛そうな娘ですが、日常生活を送るぶんには普通に生活ができているので、周りの友達には病気のことは公表しておらずバレてもいません。

ひょんなことがきっかけで、クラスメートの男子に病気のことがバレてしまいます。ですが、その男子は病気のことにも無頓着で彼女が余命わずかだと知っても「ふーん」程度のリアクションしかとらず...その反応を見たヒロインのサクラが彼に興味を持つところから関係がスタートしていきます。

天真爛漫で明るい性格のサクラと、読書が趣味で自分を表に出さず、友達もいない男は正反対のようですが、彼女が引っ張り回すことで少しずつ、関係がディープになっていき、2人でお泊り旅行をするほどになります。(彼女が騙して連れ出す形だが)

そんなこんなで、2人はドンドン仲良くなっていき、最終的にはどうなるのか・・という物語なのですが....冒頭シーンが彼女のお葬式からスタートするので、彼女の死は序盤で確定しています。

この物語は「彼女の死」が前提で回想シーンとして2人の関係が作られていく場面を見ていく手法なので、何気ないシーンなんかがグッときてしまいます。


主人公の男子の名前が最初から最後まで「キミ」みたいな呼び方しかされず名前が意図的に伏せられているのですが、この微妙な伏線が個人的には使い方が面白いなと思いました。

最後には、しっかりと「なぜ彼女が名前を呼ばないのか?」の理由が分かりますし、彼の本名も何気に意味のあるものになっています。


FF(ファイナルファンタジー)10というゲームをやっていると、良い話なんですけど、主人公の名前を仲間やヒロインがまったく呼ばないところに少し引っかかるんですよね。あれで少し没入感が薄れるような感覚もあります(あれは「プレイヤーのキミこそが主役だ!」的な意味があるのだろうけど..)

もしかしたら作者は全然名前を呼んでくれないRPGのヒロインを皮肉ってこういうネタを入れてきたかと思うと微笑してしまいます。

ライト文芸小説が原作の作品らしいので、原作者の方もチェックしてみようと思います。


君の膵臓をたべたい。

面白いですし、万人受けするテーマなのでオススメです。

エスジェイ

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