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考えることを放棄している人

職場で目にするこんな人シリーズです。
今回は、外資系というと切れ者揃いな職場だと勘違いされることがありますが実は真逆だったりもするというお話です。

各社それぞれでカラーがあるとは思いますが、それなりの規模でビジネスをしている外資系企業で働いていると諸々の戦略や枠組みを決めるのはあくまでも本国で、各リージョンや各国では言われるがままに実行することを求められたりもします。

そして各国では本国やリージョンによって決められた方針に沿ってどのセグメントの顧客に対して何をどのように売るのかといったシナリオをいくつか決めてそのシナリオに沿った実行を各担当に求めたりします。

決められた方針に沿って日々の活動が行われているかのチェックが各担当、各国、各リージョンとそれぞれの階層で行われるわけです。

なお、大抵の場合、方針に従わなかった下々の者が責任を取らされることはあっても方針を策定した上が責任を取ることはありません。その方針がどれだけ頓珍漢であってもです。

もちろん、そんな方針など無視して我が道を行く人もいますが、その結果成果が出せなければそれなりの責任を問われることになります。
反対に、従順に方針に従ってさえいれば誰のせいにもならずに「仕方ない」ということになったりします。

結果として、外国人だろうが日本人だろうが関係なく、責任逃れする人間は居座り続け、自らの意思でリスクを取る人間は責任を問われやがて去っていくことになりがちです。

斯くして、自ら考えることを放棄しお上(上司や本国)への従順さだけが取り柄の外資系社員が作られていくことになります。

冗談のようですが、極端な場合だと打ち合わせやプレゼン前のスモールトークですらお上の受け売りだったりするのです。恐怖です。

ということで、今回は「考えることを放棄している人」のお話でした。

皆さんが外資系社員や出身者とコミュニケーションされる時にどうにも違和感を感じることがおありだとすると、もしかしたらこのタイプなのかもしれません。
イライラするのももったいないので深呼吸しながら観察してみてください。

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