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10年ぐらい後ろ倒しの感覚?

昨日は、自主開催の
「50代からの未来を考えるキャリア講座」を開催させていただきました。

■調査結果1:42.5歳で出世したいと思わない人が出世したい人を逆転。45.5歳でキャリアの終わりを意識する人がそうでない人を逆転。
■調査結果2:45歳から59歳までの人は、成長「志向」と「実感」のギャップが特に大きい
全世代の正社員について、成長「志向」と成長「実感」のギャップを調査したところ、成長「志向」については年齢による変化は生じなかった一方で、成長「実感」は、40代から50代にかけて大きく減少しています。本調査結果より、45歳から59歳までの人は、成長「志向」と「実感」のギャップが特に大きく、自身の希望通りの成長を実感できていない人が多いことが明らかとなりました。

パーソル総合研究所「1万人の成長・就業実態調査2017

これは、6年ほど前のパーソル総合研究所の調査結果です。
今回開催した講座にご参加下さった方の話からも実感しましたが、
40代にキャリアの転換期が来る人は多そうです。

ですが、人生100年時代と言われている昨今、
40半ばでキャリアが終わってしまうのであれば、その後とても困りますよね。

先日、別のキャリア関係のセミナーを聴講していたところ、
「今は100年時代だから、この調査結果1の感覚も10年ぐらい後ろ倒しで考えたらいい」と講師の方が言われていました。

うーん、どうだろうか?
恐らくその方がおっしゃりたかったのは、
キャリアを諦めてしまうのは、45歳では早すぎる
もっと希望を持って欲しいということなのだと思いますが、
職場では、この感覚は無いのではないでしょうか。
キャリアが多様になっているとは言え、
50歳頃を目途にして、役職定年であったり、
ずっと登ってきたキャリアが頭打ちになるという雰囲気の会社がまだまだ多いと思います。

となると、
自分にふさわしい活躍の場を職場が作ってくれるのを待つのはリスクです。
待っているうちに、キャリアが終わった人として見なされている可能性があるわけですから。
40代に転機がやってくるならば、50代になるころ考えているのでは遅いですね。
40代には
自分で自分のキャリアをどうしようかと考え始めた方がいいのではないでしょうか

今は働き方や環境はかなり変化しています。
先輩方の働き方やキャリアは参考にはなりません
自分で考えていく必要があります。
これは本当に大変ですよね。
他の誰かが、あなたのキャリアはこれで正解!と言ってくれるわけではないのですからね。

ただ注意したいのは、
起業とか転職などといった急激な変化を今すぐしてはいけません。
考える余裕のあるうちに、
じっくりと、自分が大切にしたもの、やりたいと思うものを考えて、
これまでとはちょっと違うことをやってみる
そんな小さな変化からはじめたらどうかと思います。
小さな変化でも、そこに乗り出せば、違う景色を見ることでき、
違う人と会うかもしれません。
その先に、あなたのキャリアが出来ていく。
そんな一歩を踏み出してみましょう!

昨日の講座では、そんな話もさせてもらいました。
モヤモヤは、考え時のサインです。
先のキャリアにもやっとしたら、一度立ち止まって自分を振り返ってみてください。

※写真は鎌倉で撮った竹林の写真です。グングン伸びるというイメージでこの写真を選んだんですが、竹って秋ではなくて、5月頃に葉が黄色くなって落葉するんですね。知りませんでした。

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キャリアを考えるサポートをしています。
https://www.creo-coach.com/top-coaching/break/


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