中小企業診断士第一次試験に独学300時間で合格する方法

はじめまして、クレリオです。
中小企業診断士試験の勉強時間は一般的に1,000時間必要と言われています。
第一次試験、第二次試験とあり、第一次試験は択一式で7科目の学習が必要ですが、効率的に学習することで300時間で一発合格できましたのでその方法を共有します。
忙しくて時間はあまり取れないけど、中小企業診断士を取得したい!という方々の参考になれば嬉しいです。

いきなり結論

私が一次試験の学習に使った教材は、ほぼ同友館から出版されている「過去問完全マスター(通称:過去マス)」の1~7のみです。
これの7科目分を1周100時間×3周=300時間やるだけで合格できました。
今年の第一次試験は8/6、8/7ですので今からはじめても1日2時間半(週20時間)学習すれば間に合います。
さあ、こんなnoteを読んでいる暇があれば今すぐ過去マスを買って勉強を始めましょう。

【大事なこと】過去マスの使い方

過去マスは一次試験の過去問題10年分が論点別にまとめられています。
問題があって次のページにすぐ答えと解説が載っている構成です。
学習のポイントは問題を解こうとしてはいけません
問題を読んですぐに答えを読むのです。
過去マスをテキスト代わりのインプット教材として使用してください。

過去マスは7科目で4,000ページぐらいありますので、100時間で1周を終わらせようとすれば1時間で40ページ進める必要があります。
したがって、理解できなくてもどんどん進めてください。

1周目はなかなか理解ができず苦しいと思います。でも、2周、3周と進めていくことで理解できる範囲が自然と広がりますので、理解できなくても気にしないでどんどん進めていくことが大事です。
1周目の苦しみを乗り越えることができたら、合格したも同然と思い、諦めないでください。

勉強する順番

過去マスの1は「経済学・経済政策」なのですが、これは罠です。
大学で経済学を学んだことがない方にとってこの科目は鬼門です。
1から順番にやろうとこの科目から始めていれば、たぶん私は挫折していました。
勉強する順番は人それぞれでよいのですが、取り組みやすい科目から始めましょう。そして、すでにこれだけ勉強してきたから諦めたらもったいないという状況を作ったうえで、苦手科目にトライしましょう。
これを、「あえてサンクコストを作る」とクレリオは昔言いました。

私の一次試験結果

経済・経済政策 72点、 財務・会計 64点、 企業経営理論 82点、 運営管理 73点、 経営法務 68点、 経営情報システム 40点、 中小経営・政策 61点、 合計 460点

2021年1月からこの方法で学習を開始した私の一次試験の結果は↑こちらです。
7科目で420点以上かつ全科目40点以上が合格基準だったと思うのですが、合計460点と余裕でクリアすることができました。
ただし、得点F→経営情報システムは40点の足切りギリギリでした(汗)
私が考案した「過去マスオンリー法」の弱点は経営情報システムなのでした。他の年のことはわかりませんが、この年はほとんど過去問から出題されず現場対応(=勘)で何とか足切りを免れました。
したがって、時間に余裕のある方は経営情報システムについては過去問以外の学習も付加してください。
他の科目についても過去問では対応できない論点があるのですが、過去問だけで合格ラインを超えることができましたのでここでは割愛します。

最後に

時間に余裕のある方はテキスト読み込み→過去問演習という方法で基礎からしっかり学んだ方がよいのは当然です。特に二次試験に関連が深い、企業経営理論、財務・会計、運営管理の3科目はそのようにしたほうが良いと思います。
でも、今から勉強を始めてみよう!という方も、この方法であれば1日2時間半(週20時間)学習することができれば今年8月の受験に間に合います。
もし今年、全科目合格できなくても何科目かは科目合格を取ることができるはずですので、来年度の合格に向け学習計画が立てやすくなると思います。
忙しいからと諦めないでぜひ挑戦してみてください!
最後までお読みいただきありがとうございます。クレリオでした。


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