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【社員インタビュー】CREFILの頼れる技術の大先生が語る"仕事"とは(後編)

※本記事は後編となっております
 まだ前編をご覧になっていない方は、こちらからご覧ください。


■登場人物
【インタビュー対象者】Manager 廣澤
抜群のエンジニアリング力でManagerに昇格。
冬でも半袖Tシャツ。

大手ERPパッケージベンダーで基盤領域および業務領域を経験。その中で、システム導入/更改における要件定義~運用まで一連の推進を担う。 CREFIL入社後は、リードエンジニアとしてSalesforceのコア側や外部連携、Auth0による認証基盤構築、MuleSoftによる連携基盤構築など、クラウドプロダクトを主軸として、他のSaaSおよびとオンプレシステムが絡む大中規模のインプリ案件において技術方針策定を主導している。

【インタビュアー】Manager 濱本
高い品質と圧倒的スピードでタスクをこなしマルチな領域で活躍するCREFILのお姉さん。恐竜が好き。

SIerにおいてインフラエンジニアとして ネットワーク、サーバー、ストレージ、仮想化、クラウドなど幅広い分野での運用保守・構築を経験した。また技術者とお客様の間にたってコミュニケーションを円滑に進め、要件定義や改善提案も担うようになり、お客様のコスト削減へ貢献。CREFILではコンサルタントとしてCRMやSFA導入を手掛けプロジェクトマネージャを担当。

お金は社会貢献の対価だと考えている

濱本: 「仕事がお金になるかどうか」を考えるようになったのには、何かきっかけがあったりするんですか?
廣澤: なんだかんだ、前職の社長の影響を受けていると思います。前職の会社は自社製品を作っていて自社でリソースを用意しているんですけど、このリソースを「バグ修正に使う」か「新規機能開発に使う」かという選択肢があったのですが、社長は「新規機能開発に使う」方を選択していて。
理由として「新規機能開発をしたほうが、ユーザが喜んでお金になるから」と言っていました。それをずっと見ていたので、自然とその考えが浸透したというか・・・。

濱本: 割と社長さんとも近くで仕事できる環境だったんですね。
廣澤: 1回も話したことないです笑。
濱本: あれ笑。それで浸透しているのはすごいですね!
廣澤: 前職では毎月全社会があって、CEO、COO、CTOと3人代表がいて、そのうちCEOとCOOのどちらかが必ず30分から1時間くらい話をするんです。「こういうマインドでやってます」って話とか考え方の研修とかもやっていて、(すごいな~)と思ってました笑。
濱本: ふーん。ビジョンの共有を定期的にされていたんですね。ということは廣澤さんだけでなくその会社の社員の方々は社長とかトップクラスの方々と同じマインドを持って仕事ができる環境だったんですね。
廣澤: そうですね。それは社長が心がけていたことだと思います。何年もいると(この話前にも聞いたなー)とか思うんですけど、そう思えるくらいしつこく言ってたということだと思うので。
濱本: へー!素敵な会社ですね!
廣澤: そこに関しては凄かったなと思ってます。普通できないことだと思うので笑。

濱本: 一社目でそういう会社に出会えたのはすごいことですね。なかなか新人のときから考えられることではないと思うので。
廣澤: それでいうと、働く時の考え方として「お金は社会貢献の対価だ」と思っていて(誰かを幸せにした分だけお金をもらえるでしょ)って思ってました。
濱本: ・・・それは社会人になる前ですか?
廣澤: そうです。関わった大人の人がそう言っていた。
濱本: 笑。おもしろい人と出会っていたんですね。
廣澤: 学生のときはなんとなく(お金は汚いものだ)という先入観があったんです。就職するときに金が稼げればどこでもいいかと思ってたんですけど、「お金は社会貢献の対価だ」と言われて確かにそうだなと妙に納得しました。小さい子供がありがとうって気持ちを肩たたき券として親にあげたりするじゃないですか?あれの何でもできるものがお金だと思っています笑。
濱本: なるほど。
廣澤: 金はありがとう券だと思っているので。向こう側で誰かが幸せになっているから、儲かるのはいいことだと。ビジネスにおいてはわかりやすい指標ですね。
濱本: そんなことを言ってくれる大人が近くにいたんですね。

濱本:学生時代の廣澤さんは何をしてたんですか?
廣澤: 学生のときはプラプラしてました笑。中学の時は内申点が低かったんです。
濱本: へえー意外ですね?!先ほど前職のお話しをされていましたが、新卒のときはどんな軸で会社を探していたんですか?
廣澤: なにか儲かる仕事ないかなってところでITコンサルで色々探してて、一社だけ受かったのが前職の会社です。ITを選んだのは、作ったものが金を稼ぐ世界だからです。ITは、例えばゲームを作ったら、あとはメンテナンスの労力だけでゲームがお金を運んでくれる。寝てても金が入ってくる生活がしたかったんです笑。
濱本: 笑。今でも寝てても金が入ってくる生活がしたいと思いますか?
廣澤: そうですね笑。
濱本: じゃあ定年超えてでも働きたいみたいな考えではないんですね。
廣澤: そうですね。実際働くかもしれませんが、それは単なる選択であって根本は変わらないです。
濱本: 学生時代の廣澤さんを見てみたかったです。
廣澤: ずっとネトゲしてましたよ笑。ネトゲに集中している様子を見て、後輩からめっちゃ勉強やってる人だと思われていて、真実を言い出しにくかったです笑。
濱本: 笑。

濱本: 廣澤さんがエンジニアリングに目覚めたのはいつですか?
廣澤: 高専の時にプログラミングはやってましたよ。そのときは自分には才能がないなと思ってました。
濱本: そうなんですね?!
廣澤: 親しかった友達は難しいアルゴリズムとか考えることができていて、それに比べて自分はプログラミングの才能はないなと思ってました。今やってみたら全然そんなことなかったのですが・・・。
濱本: 新卒(前職の会社)でエンジニアになったんですよね?
廣澤: 就活のときは、ITコンサルで探してたのですが、最終的には自社製品を作っている会社で探していました。

濱本: その時は、そういえば高専のときはそんな得意じゃなかったなみたいなことは思わなかったんですか?
廣澤: 才能がある人間だとは思わなかったが、普通にできるだろうとは思っていたし、周りにプログラミングをやったことがない人も多かったので気にしていなかったです。
濱本: 私もパソコンすらほぼ使えない状態でITの会社に就職しました笑。
廣澤: 笑。最近の人は実際多いんじゃないですか。パソコンの時代ではなくスマホでしょ。
濱本: でしょうね。私も今は家で全然パソコンを開かないです。
廣澤: 私は子供の時からずっとパソコンがゲーム機なので笑。
濱本: そうでしたね笑。なんだかんだ廣澤さんのこういう話を聞いたことなかったですね。
廣澤: 笑。飲み会で仕事の話をする方が好きなタイプなんで。共通の話題って仕事くらいなんでね。学生の時何やってたとか聞かなくないですか?
濱本: まあ聞く機会がないですね・・・。今回のインタビューで廣澤さんの人柄が出ているなと感じて、聞いていて興味深かったです笑。


先輩を目標にして、身近な人の真似を繰り返して成長した

濱本:社内アンケートでは「指導力が高く丁寧に教えてくれる」という声が多かったです。
廣澤:
指導力の高さはそんな無いと思うのですが・・・豊富な知識・技術というところでいうと、とりあえず新卒の時に頑張ったんです。前職の会社は結構大きな会社で一つの部署で100人くらいいたのですが、先輩に「コードの書き方上手い人誰ですか?」って聞いて、当時開発サイクル2ヶ月だったので、サイクルが終わるたびに教えてもらった書き方が上手い人たちのソースコードを見ていました。
濱本: へえーすごーい!やっぱり人のマネをするのが一番早いですよね。
廣澤: そうですね。その中にやたら成長するおっさんがいまして笑。
濱本: おっさん笑?
廣澤: 当時の自分から見るとけっこうなおっさんでした笑。その人は毎回毎回新しい書き方を試していて、楽しんでやってるなと感じてました。これどういうことだろう?って調べて真似して自分の実力にしていってたけど、毎回毎回新しい書き方してくるので見るのが楽しかったです。
濱本: それはいい経験ですね。

廣澤: あとは1日12時間位会社にいたんですけど。
濱本: ほお・・・笑。
廣澤: 仕事しているのは6時間位で、あとの6時間は技術系のBlogを見ていました。
濱本: へーー!
廣澤: 知らないことばかりだから気になることが沢山あって、気になることを調べてる時に誰かのBlogにぶち当たって・・・読んでいて(この人頭いいな)と思ったら、その人のBlogを頭からお尻まですべて読んでいました。この方法は効率が良いとは思わないけど、いろんな考え方を知るという意味でやっていましたね。
濱本: なるほどね。

廣澤: あとは調べている時に、賛否両論が無いとムカつくんです笑。何かを調べるときは調べるキーワードプラス 「好き」と「嫌い」で検索していて、今みたいにSNSが発展していない時代のBlog文化だったときは賛否両論を見ることができました。
濱本: メリット・デメリットを両方見るんですね。でも会社で6時間Blog見てる人見つけたら「家に帰りなさい!」って怒ってしまうかも笑。
廣澤: 笑。連休中とかも出社して機能を作ったりしていたら「廣澤くん家に居場所ないの?」って言われました笑。
濱本: 笑。

廣澤: 新卒のときが一番楽しかったですね。知らないことがたくさんあったので。
濱本: 冒険心というか、やはり大変な方が好きなんですね?
廣澤: そうですね。先輩を壁に見立てていました。まずあの先輩を目標にしてやってみて、達成したら次はあの先輩・・・という感じでステップアップしてました。まあ効率はめちゃくちゃ悪かったかなとは思いますね。
濱本: 他人のコードを読むとかは効率いいと思うし、「会社で6時間Blog見て」ってアドバイスはなかなかできないけど笑。いいところと悪いところの両方を調べるっているのは良い考え方だなと思いました!

濱本:あとは身近な先輩を目標にしてというのも、目標を掲げることはいいことだし、下剋上じゃないけど先輩なんてどんどん追い抜いちゃえばいいのにって思うからいいと思う!とっても具体的なやっていたことを伺えて嬉しいです。最近は何かありますか?
廣澤: ・・・最近は全然やってないですね。今は仕事より子供を見てる方が楽しいです。それに大体知ってるってなってきちゃって、ゲームの2周目はつまらないじゃないですか笑。
濱本: 知識を得たいみたいな気持ちが減ってきたんですか?
廣澤: そんなにはじめから知識を得たいと思ってなかったです。ただ仕事をもっとよくするにはどうしたらよいかと考えた結果、知識を得ていたという感じです。基本的には納得していないことはしたくなくて、1日12時間会社にいたので思う存分そこを突き詰めていたって感じです笑。
濱本: 1日12時間会社にいることが許されるのは今の時代は難しいですね笑



いかがでしたでしょうか?
今後も社員のインタビューをアップしていく予定ですので、乞うご期待ください◎