日常に溶け込むXRは企業活動にちょうどいい、と思った訳【XR総合展にて】
VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)、それらを合わせた概念のXR。さらに何千、何万人もが同じ空間を回遊するメタバース(仮想空間)が一気に社会に浸透し始めました。
一方でコロナの制限がなくなって、リアルで直接会うことがやっぱり大切だよね、という意識もグッと大きくなった今日この頃です。
そんな中、2023年6月28日~30日にリアルで開催された「XR総合展~夏~」にクリーク・アンド・リバー社(C&R社)も出展しました。
XR総合展の会場を回ってみた
梅雨時に連日30℃を超える猛暑の中で、会場は「第1回メタバース総合展~夏~」の同時開催もあって熱気に包まれていました。
「XR総合展」には45社、「メタバース総合展」には37社と合計82社が国内外から出展。コロナの行動制限もなくなり来場者はかなり多かったです。
「XR総合展」に出展したC&R社XRディビジョンの強みは、ゲーム開発や映像制作で鍛えたコンテンツ制作力と、教育や研修、日常業務や展示で使いやすいシステムまでつくる研究開発力。そしてC&RグループのVR JapanによるVRヘッドセットなどのハード提供力と保守・メンテナンスまでワンストップで対応できることでしょうか。
一言で言えば、教育研修や日常業務でXRを使いたいと思ったら、C&R社にだけ頼めばソフトからハードまで面倒なことは何でもやってくれる、です。
非日常のXRと日常のXR
会場を回ると、各社で展示されているメタバースやXR関連ツールはどれもキラキラしています。その音量や明るさ、エンタテインメント性にワクワク胸躍る感じは1年前より一層増してきたのは間違いありません。
遠隔地にいる人同士がVRゴーグルをつけてバーチャル空間で出会ったり、観光に行ったり、3面プロジェクションの中でサラウンド音量に囲まれてワイワイする。とても楽しいです。これは非日常として成長していくマーケットでしょう。(色々なARグラスやVRゴーグルで楽しみました!!)
しかし、日常業務で使うとなるとどうでしょうか?
あまりギラギラしていなくてシンプルで分かりやすいものが、結局使い続けられています。XRもビジネスで使うなら同じことが言える感覚があります。(ラーメンに例えると、こってり豚骨はたまに、毎日ならあっさり醤油です。。。完全に主観かもしれません。)
C&R社のポジショニングは「日常業務に溶け込むXR」
ブースを訪問してみて、まさにC&R社の商品群はそのような、日常のお客様に寄り添ったシンプルなラインナップだなあと改めて思いました。その一例をご紹介します。
「ファストVR」
最短2時間で、オリジナルの教材用実写VRを、自社で簡単に制作・展開できるパッケージ製品。大学の医学部や教育機関などで多くの導入実績
「VRマルチ管理ツール」
「複数端末のモニタリング」「開始、停止などの一括操作」「役割の振り分けやグルーピング」など、VR教育での課題を解決できるよう開発したツール
「VR運用支援の各種ソリューション」
「ミラーリング」「指定アプリ自動立ち上げ機能」「データ暗号化」「指定動画自動頭出し再生システム」「シナリオ分岐型ビューワーシステム」など
どれもこってりではなく、あっさり系の日常業務に溶け込むXRです。
C&R社XRディビジョンの紹介はこちら▼
https://xr-creek.jp/
VR研修に効く、ファストVRとVRマルチ管理ツールとは
「ファストVR」は「早い」「安い」「安心」の3つの特長を持ったVR研修自社内製化ソリューションで、スピード感を持ってVR教育のコンテンツを量産したい企業や団体、教育機関にぴったりな製品です。初期費用は150万円からで、VRとしては低コストで始められるのが魅力です。2016年のVR事業開始から4,000件のVR取引実績があるC&R社ならではの商品だと思います。防衛医科大学校などで使用されています。
「VRマルチ管理ツール」は、今回初めて発表した製品で、VRコンテンツは制作して持っているものの、いざ研修で活用しようと思った時に「ユーザーが何を見ているか分からない」「運用がとにかく大変」というクライアントの悩みを解決するために、XRディビジョンが研究開発したツールです。お金をかけて作った素晴らしいコンテンツも、使わなければ宝の持ち腐れですよね。この製品はそんな眠れる資産を社員研修に活かすための秘密兵器と言ってもいいでしょう。
XRやメタバースの将来
世界のXRの流れを見ると、MetaとPICOのVRヘッドセットが世界シェアの80%を占めているとも言われています。2023年6月にはアップルが空間コンピュータ「Apple Vision Pro」を2024年初めに米国で発売することを発表しました。(XRやメタバースという言葉を使わないのがアップルらしい!)
今後もハードはどんどん進化していくでしょうし、それにつれてコンテンツの演出や表現方法も急激に新しくなっていくと思います。エンタテインメントやビジネスの世界で、XRやメタバースはもっと身近になって活用されていくはずです。
5年後、10年後、XRを使った社員教育や企業研修はどのようになっているのか。意外にも、こってりの高性能コンテンツを動かす、あっさりなツールが重宝されている可能性は大いにありうると強く思った、XR総合展からの帰り道でした。■CR
CREEK & RIVER 公式note編集部 TK
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