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プーチン氏のウクライナ軍事侵略!認めたら今後の世界は?

ロシア軍は東部を制圧し、央アジア・キルギスの登山連盟は27日、プーチンの名をつけた「プーチン峰(4446メートル)」のウクライナ国旗を撤去したと明ツイートされました。ロシアの実効支配は各地に広がっています。

ウクライナ東部の最後の拠点、ルハンスク州セベロドネツクの陥落が間近と言われています。

包囲されて取り残された市民は、1ヶ月半も水もない状態で地下に避難しています。

既に、セベロドネツク近郊のリマンをロシア軍が制圧したとの発表があります。

【ロシア東部制圧成功の戦略】

ロシア軍はなぜ、ウクライナ戦で優勢に転じることができたのでしょうか?

その理由にロシア軍が、今までの広域な戦いの失敗から作戦を立て直し、1箇所集中的攻略に徹したことがあります。

ロシア軍とウクライナ軍の兵力は8:1、武器量は20:1と、圧倒的な軍事力の差で、それを集結して、セベロドネツクを3方向から包囲して攻撃・孤立化させ、

一つの街づつ落としていく着実な作戦に切り替え、注意深く兵士を動かすしたたかな攻撃で、包囲戦に成功しています。

まず、長距離砲で4時間ほど続けて街を砲撃し、地上部隊が攻め込んで地上線が4時間続くことを、24時間つづける作戦です。

現時点では、火力面で圧倒的優位に立ち、特に、射程の長い撃ち合いではロシアの方がまさり、

衛生画像で被害画像を分析すると、セベロドネツクの破壊された建物は大学の医療施設など、計算された拠点攻撃がなされています。

【今後のウクライナ侵略の戦況】

47カ国が参加したオンラインの国際会議では、武器今日急に、M777りゅう弾砲があり、これは、ミサイルのように57キロも標的に向かって飛び、ヘリコプタで空輸できる、次世代の大砲と呼ばれています。

クリミア半島につぎ、ウクライナ東部がロシアに軍事侵略されたことにたいして、世界はどう対応してゆくのでしょうか。

スイスのダボスで開かれた世界経済フォーラム(WEF)で、ドイツのオラフ・ショルツ首相が26日発言しています。

「プーチン氏がウクライナに講和を強要するのを許してはならない」
「(プーチン氏は)既にすべての戦略的目標において達成に失敗した」
「ウクライナ全土を掌握するというロシアの狙いは、今日では(侵攻の)初日より遠いものとなった」
「われわれの目標は明快だ──プーチン氏がこの戦争に勝利することはあってはならない。そして、私は勝利できないだろうと確信している」
「重要なのは強要された平和はあり得ないとプーチン氏に分からせることだ」「ウクライナはもちろん、われわれもそれを受け入れることはない」と強調した。

プーチン政権の「身内」から侵攻への批判続々

ウクライナに侵攻したロシアで最近、エリート外交官やプーチン政権に近い軍事評論家、親政権派メディアから侵攻への批判が相次いでいる。

侵攻の長期化と露軍の損害拡大が背景にあるとみられ、欧米メディアなどからはプーチン政権の統制に綻(ほころ)びが出ている可能性も指摘される。

ただ今後、侵攻に批判的な意見が露社会全体に広がり、プーチン体制を動揺させうるかはなお不透明だ。

在ジュネーブの国連の露代表部に勤務してきた露外交官、ボリス・ボンダレフ参事官は23日、侵攻に抗議するため辞職すると表明。
交流サイト(SNS)上で「侵略戦争はウクライナ国民だけでなくロシア国民に対しても犯罪だ」とプーチン政権を痛烈に批判した。

5月16日、退役大佐の露著名軍事評論家、コダリョノク氏は国営テレビ番組で「露軍は苦戦しており、今後も状況は悪化する」「作戦はロシアを孤立させた」などと発言。

親政権派オンライン新聞「レンタ・ルー」も今月9日、プーチン大統領を「哀れな独裁者」「血みどろの戦争を勃発させた」などと断罪する一連の批判記事を掲載した。

コダリョノク氏は国営テレビでの発言を数日後に事実上、撤回。レンタ・ルーも「記事掲載はごく一部の編集者が無断で行った」とし、記事を削除したが、欧米メディアは一連の動きについて「露政権周辺で侵攻に否定的な声が強まっている」との見方を示した。

批判が個人レベルの域を出て、社会的な反戦運動や反政権デモにつながるかは現時点では不透明だ。

露世論調査によると、プーチン氏の現在の支持率は約8割で、侵攻への支持率も7割超に上り、反戦デモなども起きていない。

ただ今後、仮に経済状況の悪化や大規模な徴兵などで侵攻の不利益を多くの国民が実感した場合、反発がプーチン政権に向かい、政権の意思決定に影響を与える可能性も排除されない。


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