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へうげと古田織部と私

『へうげもの』というマンガの
主人公でもある、
古田織部さんが好きです、
というだけの話です。

へうげもの、は、
へうげる人、へうげるヤツ?
みたいな感じでしょうか。

へうげる(ひょうげる)、とは、
おどけたことをいう、または、
ふざけた言動をする、
と、ネットで調べました。

古田織部さんというのは、
戦国時代の武将/大名で、
古田重然(しげなり)が正式な
名称のようです。

織部(おりべ)、というのは、
朝廷より賜った官位で、
まぁ、いまでいうなら、
常務とか、部長とかでしょうか。

現代でいうと、古田常務、
みたいな呼び方が、いつのまにか、
正式に古田常務、そのまま、常務、
が通称になったようなものかと。

で、この古田織部さん。

相当、ふざけてます。
へうげてます。この漫画では。

織部さんと私の出会い。

私、昔から、『信長の野望』
という、歴史シュミレーションゲーム
が好きなのですが、これに出てくる。
ここからですね。知ったのは。

たいがい、
政治力それほどでもない、
戦闘・采配は全く使えない、
外交がまだマシ、なのに異常に
身分不相応?の家宝だけ持ってる。

なので、昔は、たいがい、
こいつが出てきたら処断。
見たら、部下になったとたん、処断。

処断、というのは、首を切ること。
ゲームって。。ナカナカですね。

『処す』ってやつ。
冗談でも、言ったらあかんやつ。
(言ってるけど)

人物として、ロクに使えないし、
代わりの人物はいくらでもいる。

首切って、コイツの持ってる家宝を
自分で持った方がよっぽどマシ。
(ゲームの中だけですよ)
なんで、コイツ、こんないいもん、
持ってるの?いらんやん??

そんな、位置づけの武将でした。
特に、思い入れも無かった。

ですが。

『へうげもの』というマンガに出会った。

最初見たのは、モーニング。

モーニングの、必ず巻末で、しかも隔週。
絵の画調が、思い切り独特。

正直、始めはこの画調が嫌いだった。

でも、へうげもの、たる、
古田織部の画調は、こうあるべき。
こうでないといけない、に変わった。
そのうち、画風が大好きになりました!

で、この古田織部さん。

千利休さんほど、
有名ではないですが、
千利休さんが豊臣秀吉に処刑された
あと、ほぼ千利休の代わりになる。

そのくらい、千利休と同じくらい、
すごい人なんです。

ですが、この扱われよう。
千利休ほど有名で無いし、
ゲームでは、すぐに処断される。
(私のプレイスタイルが悪い)

しかし、へうげものでは、
すごい面白い。

唯一無二感もすごい。
興味あるかたは、一度、この
古田織部さんについて、
詳しく調べて欲しい。
(いつもの説明放棄)

この、古田織部さんに、
共振できるか、共感できるか、
で、私と気が合うかどうか、
が図れる尺度のような気がします。

古田織部が嫌い。

それもいいでしょう。
私も、以前はそうでしたし。

古田織部、面白い!
興味ある!!
それも、いいでしょう。

まずは、『へうげもの』をどうぞ。

作者の意図もありますが、
史実、創作、想像含めて、
いかにもありそうだし、
そうするかも、を表現してる。

ネタバレになるのであれですが、
想像では、地名に、七本木って
名づけたのに、六本木になったとか。
『オリーブ』からの織部、とか。

史実では、瀬田の橋のギボシを、
茶会の途中に見に行った好奇心とか。
史実でもおもしろいし、
創作・想像でも面白い。

けど、最後は、おのれの信念を
貫いて、言い訳一つせずに、
潔く散ってゆく。

特に、徳川家康から疑われてからの
切腹なんで、歴史的に心証が
よくないって評価もあるような。

ホントのとこは、諸説あって、
全然わからないけど。

逸話は他にもいろいろあります。

茶道の師匠である千利休が、
豊臣秀吉の怒りをかって、
自宅謹慎をくらって、
追い出されるとき。

流れからいうと、そのあとは、
必死で命乞い・謝罪しなければ、
死罪になる。

実際、千利休は死罪になるんですが。

その、師匠が追い出される時、
見送りに堂々と行ったのが、
この古田織部と細川忠興。

その時に見送りにいくのは、
同罪とみなされてもおかしくない。
一緒に死罪にされてもおかしくない。

それをわかったうえで、
見送ったのが、古田織部。
細川忠興さんもそうなんですが。

忠興さんは、家柄も抜群にいいし、
頭も切れるし、戦闘も強い。
そのくらいの猛者。

でも、織部さんは、そうじゃない。

だけど、そういった、気概というか、
いくさではからっきしだけど、
芯の強さは、そのへんの武将よりも
強いっていうのが分かる逸話です。

『へうげ』と、『真剣』は、
表裏一体。真剣に、ふざける。
これって、すごく面白い。

真剣に、ふざける。
私も、そうありたい。
いたずらに、和を乱したり、
人に迷惑はかけないけれども。

ふざけることに、真剣なんです。

真剣、っていうのは、文字通り、
キレる刀。
勝負したら、切られたら、死ぬ。

まさに、命がけ。

だけど、へうげ、つまりふざける、
ふざけてるだけで、切られる。
私の信長の野望で、処断する、
みたいに。

一瞬で、切られる場合も普通にある。

なので、真剣に、へうげる。

命がけ、ヤケクソでふざける。
ゲラゲラ、笑う。
切られたら、そのとき。
言い訳一つ、しない。

言い訳するってことは、
へうげ、を否定することになるから。

命がけで、へうげる。

へうげのためなら、命も惜しくない。

私も、古田織部さんみたいに、
なりたい。

正直、そこまでの覚悟は無いけど。
命も惜しい。

だけど。そうありたい。
いつか、そうなりたい。

私がなりたい人。憧れの人。

それは、『古田織部』
その人に、ほかならない。

そう、思うのです。

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