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パターンアートのワークショップ

連休明けにワークショップを行うことが決まっていまして、その準備をしています。
「絵を教えて欲しい」といろんな方から声をかけてもらうので、じゃあワークショップをやってみようかと思ったのは今から2年前。
誰でも簡単に参加できるペン画ワークショップとはどんな感じか?誰でも描ける絵は何だろう?というところからスタートしましてね。
そこで思いついたのがパターンアートでした。

パターンアートとは簡単な模様を繰り返したものです。「ゼンタングル」が有名ですから見たことがある人は多いでしょう。

ゼンタングル(Zentangle)は、zen(禅)とtangle(絡む)を組み合わせた造語で、アメリカ発祥のアートです。商標登録されている「ゼンタングル」は勝手に使えないため、ワタシはパターンアートという言葉でワークショップを行うことにしました。

見本となるパターン模様をオリジナルで作成して簡単な手本とし、身近なボールペンを使って紙製コースターに描く、という内容です。

コースターサイズは9cmほどなので、初めての方でも30分もあれば完成します。
コースターは数種類の形から好きなものを選んでもらいますが、いきなり描くのではなく、ペンの特徴や綺麗な線の描き方、描き進めるコツをお話しし練習をしてから清書します。小学校高学年くらいの子でも出来る優しい内容になっていて、「絵は躊躇するけどこれなら描ける」と大人の方にとても好評です。

参加者さんの作品はこちら

2回以上参加してくださる方もいるので、シルエット模様に仕上がるポストカードサイズも作り楽しんでいただいています。

昨年までは不定期に開催していましたが、今年からはご希望がある時だけ行っています。

ワタシがワークショップをする目的は「参加者さんがご自身で楽しめるようになること」なので、難しいものは避け “優しく楽しく” をモットーにしています。より詳しくとか、絵が描けるようになりたい方に向けては、絵の教室という別の形を設けてご案内しています。

「イラストは描けないけどこれなら描けるわ〜」とおっしゃった参加者さんの言葉が忘れられません。
絵を描くということは、目に見えたものや想像を描くことで、見えているもの(知っているもの)と似ていなければ下手クソと言われてしまいます。この “下手クソ” という属性があることで「絵を描くこと」に対するハードルが高くなり、「絵は難しい、描けない」という固定観念が生まれるわけです。
模様を描くことでその概念をくつがえすことが出来るといいなと、ワタシは思っています。

みなさまのご支援に感謝します。