窓ガラスに絵を描いてみる
洗濯機に絵を描いてものすごくやり切った感じですが、ワタシのnoteを読んでくださっている方の中には「あれ?もう一箇所はどうなった?」と思われた人がいるかもしれません。
5月の記事『木材に絵を描く』の最後で、「同時進行で他の場所にもお試し中」と洗濯機と窓ガラスに下地剤(マルチプライマー)を塗り終えたことを書いていましたけど、終わったのは洗濯機だけなんです。
そう。
窓がまだ、このまんまなんですよ。
約1ヶ月半ほどこの状態なのは、洗濯機に絵を描くので疲れちゃったからなんですけど、窓ガラスは別にいいかな…っていう、なんだかやる気が起きない感じだったわけです。
マスキングテープを貼っただけなら剥がせば済むことなんですけど、絵を描く気満々でマルチプライマーを塗っちゃったもんだから、何かしないとどうにもならないことになっているんですよ。
洗濯機の絵が終わってから、次の作業に入るべきでした。
「めんどくさいからここも塗っちゃえ〜」と横着したことを、今までにないくらい反省しています。
「ラクをしようとするな」「いいかげん改めろ」と。
塗らなきゃよかったわ〜。
といっても、ここはどうにかしないといけないわけです。
たぶん、剥離剤を使えばプライマーは剥がせるんでしょうけど、ベースがガラスなので慎重にならないといけないし、剥がすことに手間ひまかけるならこのまま描き進めよう、となりましてね。
で、当初の予定通り、柄を描き入れることにしました。
イメージは、こういう↓
モロッコの窓枠です。
モロッコに旅行に行った時に、アイアン製の窓枠があちこちにあって「超カワイイ〜」と思っていたので、これを直接窓に描いちゃおうか、と思ったわけですね。
ってことで、いろんな写真を参考にして、窓枠柄のデザインを紙に書き
トレーシングペーパーに写して
窓ガラスにトレースダウンした後、アクリル絵の具(ビッグアートカラー+リキテックス)で下絵をなぞっていきます。
洗濯機に絵を描く時に下絵で使ったスーパーチャコペーパーは水で消えることから、汗でも消えてしまうんですね。
この季節は特に、描画中は手に汗をかくので消えないように先に線だけなぞっておきます。
ひと通りなぞり終えたら
下絵の余分な部分を水で消し、線を太く描いていきます。
これが、全然進まない。
逆光だと描けないので、曇りや雨の今の時期に終わらせてしまいたいのに、今週には梅雨が明けるとか?
ここまでで4日くらいかかってるっていうのに、もうひとつ同じ絵柄があるっていう
塗らなきゃよかったわ〜〜〜〜〜。
ポスカみたいな極太ペンでスイスイ描ければこんなに苦労はしないんですけどね。
アホみたいに細い筆で徐々に太くしていく描き方なので、自分で自分の首を締めているだけで、「もっと効率よく出来ないもんか?」といつも思うんです。
歪みとか気にしないでホイホイ描いちゃえばいいじゃないか、こだわらなければたくさん描けるじゃないか、と。
でもね。
そういうのがあまり好きじゃないんだな。
「手間がかかっても美しく仕上げたい」が勝つんですよ。
もちろん、短時間で簡単に美しく描けるのがベストなんですけど、素材や画材のバランス、耐久性なんかを考えての「今の一番がコレ」なので、やるしかありません。
が、この続きは夏が終わってから描くかもしれない、描き終わるのは秋かもしれない、ってことだけお伝えしておきます。
みなさまのご支援に感謝します。